お疲れ様です。俺です。
ちょっと待ってくれ。マジで息ができない。
今、日曜の朝9時59分なんですけど、テレビの前で放心状態になってる。
いや、これブログ書いてる場合じゃないかもしれないけど、このドチャクソ熱いパッションをどこかに吐き出さないと、俺の心臓がオーバーヒートして爆発しそうだから書く。書かせてくれ。
今週の「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」、第39話「燃える密着!見せてやるんだ指輪のパワー!」。
タイトルを見たときは、「ああ、はいはい、戦隊名物の**『手錠で繋がれちゃうギャグ回』**ねw」なんて余裕ぶっこいてた自分を、タイムマシンに乗ってぶん殴りに行きたい。
ガチで神回だった。
間違いなく、戦隊史に残る伝説のエピソードになったと思う。
というか、残り10話ちょっとのこのタイミングで、こんなエグい爆弾を投下してくるとか、脚本の黒田先生は人の心がないんですか!?(褒め言葉)
前半:予想通りのドタバタ、からの……
冒頭、敵幹部のギラス将軍が繰り出した新怪人**「ジシャクンデス」**の能力で、ゴジュウレッドことカケルと、ゴジュウブルーことサイトが、強力な磁力で背中合わせにくっつけられちゃったシーン。
ここまでは想定内。
**「お前もっと右だよ!」「うるさい、お前こそ足引っ張んな!」っていう、いつもの凸凹コンビの喧嘩も、実家のような安心感があった。
正直、ここで「あー今週は箸休め回か~」**なんて思いながらコーヒー啜ってたわけよ。
だがしかし。
中盤、敵の猛攻を受けて変身解除まで追い込まれた二人が、洞窟に逃げ込んでからの展開。あれはヤバい。
普段はクールで計算高いサイトが、「俺は……本当はお前が羨ましかったんだ!」って本音を吐露するシーン。
あのBGMの入り方、反則だろ!!!
今まで38話かけて積み重ねてきた二人の関係性があるからこそ、このセリフの重みがハンパない。
サイトはずっと、カケルの**「根拠のない自信」と「圧倒的なカリスマ性」に劣等感を抱いてたんだな……。
それを聞いたカケルが、一切茶化さずに「バカ野郎!」って一喝するシーン。
あそこで俺の涙腺は崩壊した。**
「俺はお前が後ろにいるから、前だけ見て突っ走れるんだよ!」
「お前が背中を守ってくれてるって信じてるから、俺はナンバーワンを目指せるんだ!」
……尊すぎるだろおおおおおおおおおお!!!!!
背中合わせで動けない状況を、「背中を預けられる信頼」という文脈に変換する脚本力。
これ、天才の所業以外の何物でもないわ。マジで鳥肌が止まらなかった。
後半:サブタイトルの「指輪」の意味が深すぎる
で、今回のサブタイトルにある**「指輪のパワー」**。
俺はてっきり、新しい強化アイテムのリングが出てくるんだと思ってた。
もしくは、ジシャクンデスの磁力を中和する装置的な何かなのかな、と。
全然違った。
その発想はなかった。
二人が子供の頃、「いつか二人で世界一になろう」って誓い合ったときに使った、駄菓子屋のオモチャの指輪のことだったなんて……!!
回想シーンで幼少期の二人が映った瞬間、「嘘だろ!?」って声出たわ。
まさか第1話の冒頭でチラッと映ったあのガラクタに、こんなエグい伏線が張られてたなんて誰が予想できた?
「あの日の約束、忘れたわけじゃねえだろ!」
カケルが胸ポケットから、ボロボロになったあの指輪を取り出したとき、俺の情緒は完全に死んだ。
サイトも持ってたんかい!!!
お揃いの指輪を大人になっても持ち歩いてる男二人。
普通に考えたらちょっとアレだけど、ゴジュウジャーならそれが熱いんだよ!!
そして、その指輪の「金属」が触媒になって、二人のゴジュウスピリットが共鳴し、磁力の拘束をパワーでねじ切る展開。
理屈じゃねえんだよ! 気合なんだよ!!
この**「細かい理屈はいいから熱量で押し切る」**スタイル、ほんまに大好き。
バトルシーンの作画とスーツアクターの演技が神
拘束が解けてからの変身バンク。
いつもは別々の画面分割なのに、今回は一つの画面で二人が並んで変身!!
「燃えるナンバーワン! ゴジュウレッド!」「静かなるナンバーワン! ゴジュウブルー!」
この名乗り、過去一カッコよかった。マジで。
そっからのバトルシーンのアクション設計も神がかってた。
いつもは個別に戦うことが多い二人が、今回は完全にシンクロしてる。
レッドが殴った敵をブルーが蹴り上げ、ブルーが撃ち漏らした敵をレッドが斬る。
**「阿吽の呼吸」**ってのは、まさにこのことだわ。
特に注目してほしいのが、スーツアクターさんの演技の細かさ。
レッド(高岩さんリスペクトな動き)の荒々しいパンチと、ブルーのスタイリッシュな回し蹴り。
この対比が鮮やかで、でもお互いの距離感がこれまでより明らかに近くなってるのが分かる。
背中合わせで敵を撃つシーンの、あの一瞬の背中の預け方!!
「信頼」がスーツ越しに伝わってくる演技力、マジでエグい。
特撮ファンやってて良かったって、心底思った瞬間だった。
止めは、二人だけの合体技**「ダブル・ナンバーワン・インパクト」**!
これ、第10話くらいで一回やって失敗した技じゃん!!
それをここで完成させるとか……構成が上手すぎて怖い。
エフェクトも、赤と青の炎が螺旋状に絡み合って、**作画枚数どうなってんの?**ってレベルの美しさだった。
予算、大丈夫そ? ここで使い果たしてない?
ロボ戦、そしてラストシーンへ
等身大戦で最高潮に盛り上がったあとの巨大ロボ戦。
ここでも、レッドとブルーの操縦席のカットインが多めで嬉しかった。
いつもなら5人合体の**「ゴジュウキング」で圧倒するところを、今回はあえてレッドとブルーのメカだけで構成する「ゴジュウストライカー」**で挑んだのもポイント高い。
「二人なら、どんな巨大な敵にも負ける気がしねぇ!」
このセリフ、完全に死亡フラグかと思ったけど、見事に勝利してくれてホッとしたわ。
ぶっちゃけ、この脚本なら相打ちエンドもあり得ると思ってたから、心臓に悪い。
そして、夕陽をバックにしたラストシーン。
戦いが終わって、土手に座り込む二人。
サイトがボソッと**「……悪かったな」って謝るのに対し、カケルがニカっと笑ってグータッチ**を求める。
言葉はいらない。
拳と拳を合わせるだけで通じ合う。
THE・男の友情。
ベタだけど、ベタだからこそ、ここまで積み重ねた39話分の重みがあるからこそ、最高に響くんだよ!!!
最後に、サイトが独り言のように**「……ナンバーワン、か。悪くない響きだ」って呟いて終わる演出。
完璧かよ。
この瞬間に、サイトの中で「カケルへの嫉妬」が「共に歩む意志」**へと完全に昇華されたんだなって……。
エモすぎて吐きそう。
総評:ゴジュウジャーは今からでも見ろ
今回の第39話は、間違いなく**シリーズ屈指の「神回」**だった。
物語の縦軸(謎解きとか)はそこまで進んでないけど、キャラクターの横軸(関係性)の深掘りとしては、これ以上ない満点回答だったと思う。
これからの最終決戦に向けて、チームの結束が完全に固まった重要な回。
ここから先、どんな辛い展開が待っていようと、この二人の絆があれば絶対に大丈夫だって思わせてくれた。
逆に言うと、ここまで絆を強調したってことは、今後誰かが欠けるような展開が来たら俺は立ち直れない。
頼むから全員生きて帰ってくれよ……マジで……。
「ゴジュウジャー」、まだ見てない人は人生の半分損してるから、今すぐ全話配信で追いついてくれ。
特に今回の39話を見るためだけに、1話から見る価値はある。断言する。
来週の予告で、なんかピンク(マイ)が泣いてたのも気になるし、追加戦士のゴールドが不穏な動きしてたのもガチで怖いんだけど……。
とりあえず今は、この最高のバディ回の余韻に浸っていたい。
ありがとうゴジュウジャー。
ありがとう特撮。
俺は明日からも、この熱さを胸に生きていくよ。
とりあえず、もう一回見直してくるわ。
今度はティッシュ箱抱えてな。
それじゃ。
