「高身長バレー部の清楚系彼女が先輩のモノになってしまう一部始終2」



「高身長バレー部の清楚系彼女が先輩のモノになってしまう一部始終2」
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福山克也は、大学で出会った同級生からの突然の告白に、戸惑いながらも心を動かされた。相手は、女子バレーボール部に所属する長身の奈良橋美樹。身長182cmの彼女は、コート上で颯爽と活躍する姿が印象的で、克也も入学当初からその存在に惹かれていた。付き合い始めて数ヶ月、克也は美樹の明るい笑顔と情熱的な性格にすっかり魅了され、二人は自然とキャンパス内の人気カップルとなった。週末には一緒に街を散策し、互いの夢を語り合う穏やかな日々が続いていた。
しかし、交際が深まるにつれ、克也は美樹の変化に気づき始めた。最初はささいなことだった。デート中の彼女の視線が、時折熱を帯び、克也の手を強く握るようになる。やがて、彼女の要求はより親密な接触を求めるものへと移行した。克也は愛情ゆえの情熱だと信じ、応じていたが、次第にその頻度と強さが尋常ではないことに戸惑いを覚えるようになった。「最近の奈良橋、なんか様子がおかしい……」克也は一人、大学のベンチに座りながら、そんな独り言を漏らす日が増えていた。
美樹の求めは、日に日に激しさを増していった。最初はプライベートな空間だけだったが、ついには大学の空き教室や人目の少ない廊下、さらには図書館の奥まった書架の陰でさえ、彼女は克也に親密な関係を迫るようになった。克也は周囲の視線を気にして抵抗を試みたが、美樹の瞳に宿る切実な輝きに、いつも折れてしまう。まるで自分が彼女の日常的な支え役であるかのように扱われ、克也の心には疲労と疑問が積もっていった。授業の合間に、美樹が克也の腕を引いて人気のない階段室へ連れ込み、息を弾ませながら身体を寄せてくる。克也はそんな彼女の熱意に、愛されている実感を覚えつつも、どこかで違和感を拭いきれなかった。美樹はバレーの練習で鍛えられたしなやかな肢体を、克也に委ねるように預けてくるが、その表情には時折、説明のつかない影が差すのだ。
そんなある日の夕暮れ、いつものように美樹と別れた克也は、肩を落としてアパートへの帰路を歩いていた。今日も大学の部室裏で、美樹の強い求めに応じたばかり。克也の胸中は複雑だった。「俺は彼女にとって、何なんだろう……」夕陽がキャンパスを赤く染める中、彼はため息をつき、スマホをチェックする。美樹からのメッセージはいつも通り、甘いお礼の言葉だけ。だが、克也の知らぬ間に、美樹の足取りは全く別の方向へ向かっていた。
彼女は迷いなく、大学から少し離れた閑静な住宅街へと車を走らせた。目的地は、先輩である佐藤悠真のマンション。悠真はバレーボール部のOBで、卒業後も美樹の練習に顔を出したり、アドバイスをしたりする頼れる存在だった。二人の関係は、克也が知る以前から続いていた。美樹はバッグから取り出した合鍵を、慣れた手つきで鍵穴に差し込む。カチリと音が響き、ドアが静かに開いた。部屋の中は薄暗く、悠真の好みのジャズが低く流れている。克也との時間を終えたばかりの身体をそのままに、美樹は部屋に入ると、軽く舌打ちをしながらコートを脱ぎ捨てた。「まったく、今日のあいつ、持久力ないんだから。あなたこそ、早く来てよ、先輩」彼女の声には、苛立ちと甘えが混じり合っていた。
悠真はソファに腰掛け、グラスを傾けながら微笑んだ。30歳手前の彼は、落ち着いた大人の魅力に満ち、部時代から美樹を特別視していた。「お疲れさん、美樹。いつものように、俺のところに来てくれて嬉しいよ」美樹は悪態をつきながらも、当たり前のように悠真の膝元に近づき、身体を差し出すように寄りかかった。何度も重ねてきたこの歪な関係──美樹にとって、克也は日常の穏やかなパートナーであり、悠真は抑えきれない情熱を解放する相手だった。克也の優しさは心地よいが、物足りなさを感じさせる。一方、悠真の経験豊かな手つきは、彼女の内なる渇望を的確に満たしてくれるのだ。二人は言葉少なに、互いの熱を確かめ合うように動き始めた。美樹の長い手足が悠真に絡みつき、部屋に静かな吐息が満ちる。
だが、今日はいつもと何かが違った。悠真の視線に、普段より深い影が宿っていた。彼は美樹の肩を抱きながら、ぽつりと呟いた。「美樹、そろそろ決着をつけようか。あの男の子じゃ、君を満足させられないだろ?」美樹の動きが一瞬止まる。彼女の心に、初めての動揺が走った。これまで曖昧に保たれてきた三角関係が、ついに崩れ始める予感。外では夜の帳が下り、克也はベッドで眠りについていたが、美樹の夜はまだ終わっていなかった。この選択が、二人の運命をどう変えるのか──それは、誰も知らない。

