『お隣の黒人夫に抱かれて啼き悶える最愛の妻。その引き換えに味わう黒人妻の肌。 〜Rebirth〜』



『お隣の黒人夫に抱かれて啼き悶える最愛の妻。その引き換えに味わう黒人妻の肌。 〜Rebirth〜』
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お隣の黒人夫に抱かれて啼き悶える最愛の妻。その引き換えに味わう黒人妻の肌。 〜Rebirth〜
あれは、いつもの金曜の夜だった。会社の付き合いで遅くなった俺は、帰りにジェイソンと一緒に近所の居酒屋に寄った。ジェイソンは隣に引っ越してきたアメリカ人の黒人夫で、奥さんのタニアはジャマイカ出身の明るい女性だ。俺たち夫婦と彼ら夫婦は、引っ越してきたその日から妙に気が合って、週末はよくバーベキューしたり、酒を酌み交わしたりしていた。
その夜も、ビールが何本も空いて、話はだんだん下世話な方向へ。最初はただの冗談だった。
「なぁ、正直に言ってみろよ。お前の嫁のあのお尻、一回でいいから触ってみたいと思わないか?」
俺が酔った勢いで言ったら、ジェイソンがニヤリと笑ってグラスを置いた。
「ハハ、言っとくけど俺もだぞ。お前の奥さんのあの細い腰、抱いたらどんな声出すんだろうなって、毎朝挨拶するたびに想像してる」
冗談のはずだった。本当に、ただの悪酔いの軽口のはずだった。
でも、笑いが収まったあとの沈黙が、妙に重かった。二人とも、もう酔いが醒めてる時間帯だった。それなのに、頭の奥が熱くて、胸の奥がざわざわして、どうしようもなかった。
「……本気で言ってるのか?」
俺が小声で訊いたら、ジェイソンは一瞬だけ真顔になって、それからゆっくり頷いた。
「もし、お前が本気なら……俺も本気でいい」
その一言で、何かが決まった。
家に帰って、妻の彩花に何も言わなかった。言えるわけがない。俺たちは普通の夫婦だ。大学から付き合って、結婚して八年。彩花は優しくて、ちょっと天然で、俺のことを本当に大切にしてくれる。それなのに、俺はその夜、布団に入っても眠れなくて、隣で穏やかに寝息を立てる彩花の横顔を見ながら、頭の中はぐちゃぐちゃだった。
次の週末。子供たちを実家に預けて、四人でうちで飲むことになった。いつもと変わらない顔ぶれ。でも、あの夜は違った。最初から、空気が違う。
タニアがキッチンで彩花と一緒に料理してる姿を見ながら、俺は喉が渇いて仕方なかった。タニアの褐色の肩が、キャミソールの肩紐から覗いてる。笑うたびに揺れる胸の谷間。普段はただの隣の奥さんだったのに、今はもう、ただの女に見えた。
ジェイソンは、俺の隣で同じように彩花を見つめていた。彩花は白いワンピースを着ていて、細い首筋が露わになってる。俺がいつもキスする場所だ。あの場所に、ジェイソンの厚い唇が触れるのを想像して、俺はグラスを握りしめた。
「……どうする?」
タニアが小声で囁いた。いつの間にか、俺たちの間に座っていた。
「本当に、やるの?」
彩花は顔を真っ赤にして俯いた。でも、逃げようとはしなかった。それが、すべてを物語っていた。
俺たちは、暗いリビングの明かりだけを残して、ソファに座り直した。四人とも、もう言葉はいらなかった。
ジェイソンがゆっくり立ち上がって、彩花の前に跪いた。彩花は震えていた。でも、目を逸らさない。ジェイソンの大きな手が、彩花の膝にそっと触れる。俺は息を呑んだ。嫉妬で胸が張り裂けそうだった。でも、同時に、下腹の奥が熱くてたまらなかった。
「……いいんだな?」
俺がタニアに訊いた。タニアは微笑んで、俺の首に腕を回してきた。
「あなたがいいって言うなら、私も……いいわ」
その瞬間、すべてが動き始めた。
ジェイソンが彩花を抱き上げて、寝室へ連れて行く。彩花は小さく「だめ……」と呟いたけど、その声は震えてて、拒絶じゃなかった。俺はタニアの手を引いて、隣の和室へ。畳の匂いがした。タニアの体温が、すぐそばにあった。
和室の障子越しに、隣の部屋の気配が伝わってくる。最初は静かだった。でも、すぐに、彩花の掠れた声が漏れてきた。
「あ……っ、だめ、そこ……」
俺はタニアを抱きしめながら、耳を澄ませた。ジェイソンの低い笑い声。そして、布が擦れる音。ベッドが軋む音。それから、彩花の、聞いたことのないような高い声。
「や……んっ、待って、そんなに……あぁっ!」
俺はタニアの首筋に顔を埋めた。タニアの肌は熱くて、甘い匂いがした。俺は夢中でタニアの体に触れた。褐色の肌は滑らかで、触れるたびに震える。タニアも俺の背中に爪を立てて、熱い吐息を漏らした。
隣の部屋では、彩花が啼いていた。本当に、啼いていた。今まで俺にしか見せたことのない顔を、声を、きっと今、あの男に全部見せてしまっている。
それが、たまらなく興奮した。
俺はタニアを畳に押し倒した。タニアは笑いながら脚を開いて、俺を迎え入れてくれた。その瞬間、隣の部屋で彩花が絶頂に達したような叫び声が響いた。
「あぁぁっ! い、いく……っ!」
俺も、もう限界だった。タニアの中で果てながら、頭の中は真っ白になった。
その夜は、何度も繰り返した。場所を変えて、順番を変えて、まるで飢えた獣のようだった。
朝が来て、四人で顔を合わせたとき、誰も何も言わなかった。ただ、彩花が俺の手をぎゅっと握って、俯いた。タニアはコーヒーを淹れながら、いつもの明るい笑顔で「おはよう」とだけ言った。
でも、みんな知っていた。
これが、一度きりじゃ終わらないってことを。
あの夜から、俺たちの関係は変わった。表向きは何も変わらない。挨拶して、笑って、普通の隣人夫婦。でも、夜になると、時々、目が合って、頷き合う。
次は、いつにしようか。
そんなやり取りが、LINEのグループで交わされるようになった。
彩花は、俺に抱かれながら、時々「あの人の……」と呟く。俺はタニアに会うたびに、彩花のあの夜の声を思い出して、興奮する。
俺たちは、もう戻れないところまで来てしまった。
でも、誰も後悔してない。
むしろ、これが本当の「夫婦」なのかもしれないって、最近は思う。
だって、彩花が俺を見つめる目が、前よりずっと熱いから。
俺も、彩花を抱くたびに、あの夜のジェイソンのことを思い出して、もっと強く抱きしめてしまうから。
これが、俺たちの新しい日常。
秘密の、甘く、熱い、禁断の日常。
──Rebirth。
俺たちは、確かに生まれ変わったんだ。

