『顔と身体はイイ女 ギャンカス×金欠×巨乳の先輩に色々絞り取られる話』
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隣の部屋に住む先輩、常和寧々さんはもう二十五歳で、顔も身体も本当に整ってる。街で歩いてたら絶対二度見されるレベルだ。黒髪のロングがさらっと肩にかかって、目がちょっと吊り気味で色っぽい。胸も大きくて、いつもゆったりしたニットとか着てるけど、それが逆に目立っちゃって困る。でも、そんな見た目とは裏腹に、生活はめちゃくちゃだった。
パチンコにハマりすぎて給料のほとんどを突っ込んでるらしい。家賃滞納は当たり前で、電気やガスが止まるのも月イチペース。そしたら決まって僕の部屋にチャイムも鳴らさず鍵を開けて入ってくる。スペアキー、勝手に合鍵作ってたんだよね。「ねえ、ちょっと停電しちゃってさ〜」って、甘えた声で言ってくるから、断りづらい。僕、二十二歳の普通の会社員で、特に強い性格でもないし。
最初は「一晩だけ」とか言ってたのに、いつの間にか定番になってた。ソファで寝袋みたいに丸まって寝てたり、朝起きたら勝手にシャワー浴びてたり。冷蔵庫開けて「これまだ食べられる?」って聞いてくるのも日常茶飯事。僕の作ったカレーとか、残り物全部平らげて「うまーい!やっぱ男の料理って違うね」なんて笑うんだから、もう完全に居候状態。
正直、図々しいと思う。でも憎めないんだよな。あの笑顔のせいだ。疲れてるときに「肩揉んでよ〜」って背中から抱きついてくるから、ドキッとするし。胸が当たる感触がすごくて、理性保つの大変だったりする。
ある日、とうとう限界がきた。
寧々さんがまた電気代払えなくて、真夜中にやってきて「泊めて〜」って。いつもの流れで受け入れちゃったけど、翌朝、財布見たら五万円札が一枚なくなってた。いや、絶対彼女だよ。他に誰がいるってんだ。
「先輩、それ僕のお金ですよね?」
朝ごはん食いながら聞いたら、寧々さん、箸止めて「えー、借りただけだよ?来週返せるって!」ってへらへら笑う。でも来週どころか、結局三ヶ月経っても返ってこない。それどころか、追加で「もうちょっと貸して〜」攻撃が始まった。パチンコで大負けしたとかで、十万、十五万って単位が増えていく。
さすがにキレた。
「もう貸しません。全部返してください。今すぐ」
真顔で言ったら、寧々さん、珍しく黙った。数秒間、見つめ合って……そしたら急に目を潤ませて、
「ごめん……本当にごめんね。でも、今、本当にピンチで……」
って、僕の膝に座ってきた。重みと温もりと、いい匂いがして、頭真っ白。拒否するタイミング逃した。
「返せないなら……代わりに、ね?」
耳元でささやかれて、ゾクッとした。意味、分かるよね。分かっちゃったけど、言葉にできなくて。
それから、関係は一気に変わった。
最初は「一回でチャラにしてあげる」って言われたけど、そんなわけないじゃん。寧々さん、僕の弱み握ったつもりでいるみたいで、借金は増える一方。返済のたびに部屋に呼び出されて、甘えるように身体を預けてくる。拒否しようとすると「冷たいなあ……好きでやってるんじゃないの?」って、泣きそうな顔するから、もうダメなんだよ。
でも、正直……嫌いじゃない。
寧々さんの身体、触れるたびに理性飛ぶ。柔らかくて熱くて、僕なんかに勿体ないくらい綺麗で。終わったあと、汗だくで抱きついてきて「大好きだよ……」なんて言われたら、借金のこととか全部どうでもよくなっちゃう瞬間がある。
もちろん、後で後悔するけどね。
今じゃもう、百五十万くらい貸してる計算だ。返ってくる気配ゼロ。それでも、寧々さんが「今日も疲れた〜」って部屋に来るたび、僕は結局受け入れちゃう。ドア開けた瞬間、甘い声で「ただいま」って言われたら、もう終わりなんだ。
顔も身体も最高の、ダメな先輩に、どっぷりハマって抜け出せない。
これが僕らの、ぐちゃぐちゃした日常。

