「先パイにちゃんと好きって言えばよかった話3」



「先パイにちゃんと好きって言えばよかった話3」
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先パイにちゃんと好きって言えばよかった話3
あかりとけんたの話は、もう何年も前から続いてるんだよな。大学入ってすぐ出会って、最初はただのサークル仲間だったのに、いつの間にか毎週のように一緒にいるようになってた。あかりは背が高くて、胸がふっくらしてる先輩で、けんたは後輩の普通の男。2人とももう23歳過ぎてるし、社会人になってからも付き合いは切れなかった。
この巻の始まりは、夏の終わりの夜。けんたの狭いアパートで、ビール片手に映画見てたんだ。エアコン壊れてて、部屋がむっと暑い。汗が首筋を伝うあかりのシャツが、だんだん体に張り付いてきて、けんたの目が自然とそっちに行く。あかりは気づいてるのか気づいてないのか、笑いながら「暑いねぇ」って言いながら、シャツのボタン外しちゃう。白い肌が少しずつ見えて、けんたの心臓がバクバク鳴る。
「けんた、なんか顔赤いよ? 熱中症?」ってあかりがからかうみたいに近づいてくる。息が酒臭くて甘い。けんたは慌てて「いや、別に」って誤魔化すけど、手が勝手に伸びて、あかりの肩に触れる。柔らかい。そこから、なんか空気が変わった。2人は黙って見つめ合って、けんたがようやく「好きだよ、あかり先輩」って呟くんだ。遅すぎる告白。でもあかりは微笑んで、「今さら?」って言いながら、けんたの唇に自分のを重ねる。
キスは最初優しくて、でもすぐに熱くなる。舌が絡まって、息が混ざる。あかりの手がけんたの背中を撫でて、シャツを脱がせる。けんたもあかりの服を剥ぎ取って、ベッドに倒れ込む。汗で滑る肌が密着して、胸の膨らみがけんたの胸板に押しつけられる感触がたまらない。あかりの吐息が耳元で熱い。「もっと触って」って囁かれて、けんたは震える手でその柔らかさを揉む。指が沈む感じ、温かさ、全部が頭おかしくなりそう。
夜は長くて、2人は何度も体を重ねる。あかりが上になって、腰をゆっくり動かす。けんたの視界が揺れて、彼女の髪が顔にかかる。汗の匂い、肌の摩擦、息づかいが部屋に満ちる。けんたは下から突き上げて、あかりの声が甘く漏れるのを聞く。痛いくらいの快感が波のように来て、2人は同時に頂点に達する。体が震えて、抱き合ったまま息を整える。
朝になって、目覚めたらあかりが隣で寝てる。けんたは後悔じゃなくて、ようやく言えた安堵を感じる。でもあかりは起きて、ちょっと照れくさそうに「昨日は本気?」って聞く。けんたが頷くと、彼女は笑ってまたキスしてくる。そこからまた始まるんだよな、朝の光の中で。
でも話はそこで終わらない。実はあかりには昔の男の影があって、けんたはそれを知ってる。大学時代に付き合ってた奴が、最近連絡してきてるらしい。あかりは「もう過去」って言うけど、けんたの心はざわつく。嫉妬が募って、仕事中も集中できない。
そんな中、2人で旅行に行くことに。温泉旅館、秋の紅葉の季節。部屋に入ってすぐ、浴衣姿のあかりが可愛くて、けんたは我慢できずに抱きつく。畳の上で転がって、浴衣が乱れる。露天風呂でも、湯船の中で体を寄せ合って、湯気が肌を濡らす。夜は布団で何度も愛し合う。あかりの体が湯上がりの熱さで火照って、けんたの指が滑るように動く。彼女の腰がくねって、声が抑えきれなくなる。
旅行から帰って、けんたはちゃんと向き合う決意をする。昔の男があかりに会いに来てるって知って、直接対決。カフェで3人で話すけど、けんたは冷静に「俺があかりを幸せにする」って宣言。あかりは涙目でけんたの手を握る。男は諦めて去る。
それから2人は同棲始めて、日常がエロく甘くなる。朝のキッチンで後ろから抱きついて、胸を優しく包む。夜のシャワーで体を洗い合って、泡だらけで滑る。ベッドではあかりが大胆になって、けんたをリードする。腰を振るリズムが速くなって、2人の息が同期する。汗と体液が混ざって、シーツがぐちゃぐちゃ。
クライマックスは冬のクリスマス。けんたがプロポーズの指輪用意して、サプライズ。あかりが泣きながら「はい」って答えて、その夜は特別。暖炉の前で体を温め合って、ゆっくり愛撫。けんたの唇があかりの首筋を這って、下へ下へ。彼女の体が反応して、足が絡まる。挿入の瞬間、2人は目を合わせて「愛してる」って囁き合う。動きは激しくて、でも優しい。頂点で抱きしめて、余韻に浸る。
でも後日談で、ちょっとしたトラブル。あかりの体調悪くて、妊娠かも? って話になる。けんたはパニックだけど、嬉しくて。検査したら陽性。2人は抱き合って喜ぶ。エピローグは、お腹が少し膨らんだあかりと、けんたが手を繋いで歩く姿。
この話、結局「好き」って言葉をちゃんと伝える大切さなんだよな。遅くても、言えば変わる。体が絡むシーンがいっぱいだけど、それ以上に心のつながりが描かれてる。けんたの後悔が、3巻でようやく解消される感じ。

