「家出ギャルを拾ったらハーレムになった話4」
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家出ギャルを拾ったらハーレムになった話4
岡田は、夜の街路をぼんやりと歩いていた。足元のアスファルトが冷たく、街灯の光が長く影を伸ばしている。数日前まで、彼の家は賑やかで温かみのある場所だった。美玖、由利、咲――三人の女性たちと過ごす日々が、まるで夢のような時間だった。あの部屋は、柔らかな照明の下で笑い声が響き、互いの体温が溶け合うような親密な空気に満ちていた。彼女たちは皆、20代半ばの大人で、それぞれが複雑な過去を抱えながら岡田の元に集まっていた。美玖は明るく積極的な性格で、いつも皆を引っ張るリーダー格。由利は少しミステリアスで、甘え上手な一面があり、咲は穏やかで優しい癒し系。岡田はそんな彼女たちに囲まれ、互いの体を重ねることで心の隙間を埋め合っていた。肌と肌が触れ合う感触、息遣いが混じり合う瞬間、部屋中に広がる甘い匂い――すべてが彼の日常を彩っていた。
しかし、それが一瞬で崩れた。美玖が、由利と咲との三人での親密な時間を目撃してしまったのだ。あの夜、岡田は由利の柔らかな唇に自分のものを押し当て、咲の豊かな胸に手を這わせながら、互いの体液が混ざり合う激しい動きに没頭していた。部屋は熱気で満ち、汗の滴がシーツを濡らし、喘ぎ声が壁に反響する。美玖の視線がドアの隙間から刺さった瞬間、すべてが凍りついた。彼女の目は怒りと裏切りで輝き、岡田は言い訳の言葉すら浮かばなかった。美玖は声を震わせ、「出て行きなさい!」と叫び、ドアを激しく閉めた。岡田は荷物をまとめる間もなく、家を追い出された。
今、彼は家出おじさんと化していた。公園のベンチに座り、膝を抱えて夜風に震える。財布にはわずかな小銭しかなく、近くのコンビニで買ったおにぎりが唯一の食事。反省の念が胸を締めつける。「どうしてあんなことになったんだろう」。美玖の顔が脳裏に浮かぶ。彼女は岡田の家に最初に転がり込んだ一人で、互いの孤独を埋めるように体を重ねてきた。唇の柔らかさ、腰のくびれ、内部の熱い締めつけ――あの感覚が忘れられない。由利と咲を加えたのは、由利の誘惑的な提案からだった。「みんなで一緒に、もっと深く繋がろうよ」。由利の指が岡田の股間を優しく撫で、咲の舌が首筋を這う。あの夜の記憶が、冷たい夜に体を熱くさせる。だが、それが美玖の心を傷つけた。岡田は自分の欲深さを呪った。彼女たちを平等に愛しているつもりだったのに、結果として信頼を裏切った。
家に入れてもらえず、門前払いの日々が続いた。美玖は電話にも出ず、ドアを叩いても無視。岡田は近くのネットカフェで夜を明かすようになったが、金は底をつきかけていた。体は疲れ、胃は空っぽ。街の喧騒が遠く聞こえ、孤独が骨身に染みる。「謝らなきゃ。ちゃんと説明して、許してもらわなきゃ」。そんな思いが頭を巡る中、夜の闇が深まっていく。
そんなある夜、岡田がいつものベンチでうつらうつらしていると、足音が近づいてきた。見上げると、そこに立っていたのは由利だった。黒いコートを羽織り、長い髪を夜風に揺らしている。彼女は20代後半の大人らしい妖艶さを纏い、街灯の光がその輪郭を柔らかく照らす。由利――この騒動の元凶とも言える女性。彼女が岡田の家に現れたのは、数ヶ月前。家出同然で荷物を抱え、「泊めてくれない?」と甘い声で頼んできたのが始まりだった。あの時から、彼女の存在がすべてを変えた。由利は過去に家庭のトラブルを抱え、自由を求めてさまよっていた。岡田は彼女の魅力に抗えず、すぐに体を重ねる関係になった。彼女の唇が岡田のものを包み込む感触、内部のぬめりが絡みつく動き――由利はいつも積極的で、岡田を新たな世界へ導いた。
「岡田さん……こんなところで、何してるの?」
由利の声は柔らかく、しかしどこか遊び心を帯びている。岡田は驚いて立ち上がり、言葉を詰まらせる。「由利……どうしてここに? 美玖に怒られて、家に入れてもらえなくて……」。
由利はくすりと笑い、ベンチに腰を下ろした。彼女の香水の匂いが、夜の空気に混じる。甘く、誘うような香り。「私が元凶だって、わかってるんでしょ? 美玖ちゃんがあんなに怒るなんて、予想外だったわ。でも、岡田さんが悪いわけじゃないわよ。私が誘ったんだもの」。
岡田は隣に座り、ため息をつく。「いや、俺にも責任がある。由利の提案に乗っちゃったし、咲も巻き込んで……。三人で、あんなに激しく体を重ねてるところを見られたんだ。美玖の気持ちを考えてなかった」。
由利の目が細められ、岡田の肩に手を置く。その指先は温かく、ゆっくりと撫でるように動く。「ふふ、反省してる顔、可愛いわね。あの夜のこと、思い出してる? 私の口が岡田さんのものを深く咥えて、咲ちゃんの胸に顔を埋めて……みんなで繋がって、汗と体液が混ざり合う感覚。美玖ちゃんも、きっと本当は参加したかったんじゃない?」。
岡田の頰が熱くなる。由利の言葉が、鮮やかな記憶を呼び起こす。あの夜、由利の舌が岡田の先端を舐め回し、咲の内部に指を挿入しながら、互いの動きが同期する。部屋は熱く湿り、絶頂の波が何度も訪れた。「でも、美玖は傷ついたよ。俺、どうやって謝ればいいんだろう」。
由利は少し身を寄せ、耳元で囁く。息が熱い。「私が手伝ってあげる。美玖ちゃんは、私のせいだって思ってるはずよ。だから、私が謝りに行って、岡田さんを連れて帰るの。みんなでまた、前のように……いや、もっと深く、みんなの体を重ねて仲直りしましょう」。
岡田は戸惑う。由利の提案は魅力的だが、また同じ過ちを繰り返すのではないか。「本当に、それでいいのか? 咲はどうしてる?」。
「咲ちゃんは美玖ちゃんの味方よ。でも、私がいれば説得できるわ。さあ、行ってみましょう。夜はまだ長いわよ」。
由利は岡田の手を引いて立ち上がる。二人は夜の街を歩き始める。岡田の心は複雑に揺れる。反省と期待、罪悪感と欲望が交錯する。由利の横顔は美しく、彼女の存在が再びすべてを変えようとしている。家に帰ったら、何が待っているのか。美玖の怒りが溶けるのか、それとも新たな親密さが生まれるのか。
家に近づくと、窓から柔らかな光が漏れている。美玖がいるはずだ。由利はドアをノックし、岡田を後ろに隠すように立つ。「美玖ちゃん、開けて。私よ。由利」。
ドアが少し開き、美玖の顔が覗く。目は腫れ、疲れた表情。「何しに来たの? 岡田さんも連れてきたの?」。
由利は微笑み、ドアを押し開く。「話があるの。みんなで、ちゃんと話し合おうよ」。
中に入ると、咲もいた。リビングは静かで、緊張が張りつめる。岡田は頭を下げ、「ごめん、美玖。俺が悪かった。由利と咲と……あの時、君の気持ちを考えなくて」。
美玖は黙って座る。由利が間に入り、「私のせいよ。私がみんなを誘ったの。岡田さんを責めないで」。
咲が優しく口を挟む。「私も、楽しかったけど……美玖ちゃんが傷ついたなら、謝るわ」。
部屋の空気が少し和らぐ。美玖の目に涙が浮かぶ。「私も、みんなと一緒にいたかった。でも、見ちゃった時、嫉妬しちゃって……」。
由利は皆の手を取り、「じゃあ、今ここで仲直りしましょう。体で、気持ちを確かめ合って」。
岡田の心臓が高鳴る。由利の指が美玖の頰を撫で、ゆっくりと唇を重ねる。美玖は最初抵抗するが、徐々に体を預ける。咲が岡田に近づき、首に腕を回す。「岡田さん、私たちみんな大人よ。ちゃんと向き合おう」。
部屋は再び熱を帯び始める。由利の舌が美玖の口内を探り、岡田は咲の胸を優しく揉みしだく。服が脱がされ、肌が露わになる。汗の匂いが広がり、互いの手が敏感な部分を探る。由利の内部に岡田のものが滑り込み、ぬめりと熱い締めつけが彼を包む。美玖の唇が咲の胸を吸い、喘ぎ声が部屋に満ちる。動きは激しくなり、体液が飛び散る。絶頂の波が四人を同時に襲い、互いの体が震える。
夜は深まり、ハーレムは新たな形で蘇った。岡田は皆の体温を感じ、反省を胸に誓う。だが、由利の微笑みが、また新たな騒動を予感させるのだった。

