待って。マジで待って。
いや、ちょっと待ってくれ。息ができない。
視聴終了から既に1時間が経過してるんだけど、手の震えが止まらんのよ。
画面の前で**「は?」「うそでしょ?」「やめてくれ」**ってリアルに声が出た。近所迷惑とか知らん。それどころじゃない。
今週の『仮面ライダーゼッツ』第11話「腐る」。
タイトルを見た時から嫌な予感はしてたんだ。「腐る」って何だよ、不穏すぎるだろって。
でもさ、ここまでの地獄をお出しされるなんて誰が予想できた?
脚本家の血は何色だ? ドチャクソ鮮やかな緑色(猛毒)か何かか?
まだ気持ちの整理なんて全然ついてないけど、この行き場のない感情を吐き出さないと、俺のメンタルが先に腐り落ちそうだから、勢いのままに書く。
マジで閲覧注意。 これから見る人は覚悟を決めてから見てくれ。
Aパートの「最後の晩餐」がエグすぎる
冒頭。カイト、レン、そしてソウマさんの3人で鍋を囲むシーンから始まったじゃん?
あそこ、今思い返すと完全に「遺言」のやり取りだったじゃねーか!
カイトが「平和になったら何したい?」って聞いた時の、ソウマさんのあの優しい笑顔。
「俺は…そうだな。錆びついた自転車を修理して、また海を見に行きたいかな」
って言ったあのセリフ。
あれ、死亡フラグ以外の何物でもなかったんだな…。
俺、あそこで「うわ〜ソウマさんマジお兄ちゃんポジ〜尊い〜!」とか思ってニヤニヤしてたんだよ。数分前の俺を殴りに行きたい。
あの時のレンの表情、覚えてる? ちょっと俯いてたじゃん。
レンは気づいてたんだよな。 ソウマさんの身体が既に限界を迎えてることに。
この「日常」を見せてからの「落差」を作る演出、ガチで性格悪い(褒め言葉)。
視聴者を一度安心させて、油断した腹に全力でボディブローかましてくるスタイル。ほんまに勘弁してくれ。
特にカイトが**「約束ですよ!」って指切りしようとした瞬間の、ソウマさんの一瞬の躊躇い**。
あそこの演技、佐藤さんの表情管理が神がかってた。 目元のピクリとした動きだけで「自分の未来がないこと」を悟ってる哀愁を表現するとか、役者魂が凄すぎて引くレベル。
ソウマさんの「腐敗」が物理的すぎてヤバい
そして事件は起きる。
Bパート、敵の幹部・ラスト将軍が現れた時のこと。
いつもなら冷静に作戦を立てるソウマさんが、いきなり単独突撃したじゃん。
「俺の命なんて、くれてやる!」 って叫びながら。
あそこの変身シーン、演出がエグすぎてトラウマ確定だろ。
普段の「カシャン!キーン!」っていう爽快な金属音じゃないんだよ。
「グチュ…ギチギチ…」っていう、錆と粘液が混ざったようなSE。
音響スタッフさん、仕事が丁寧すぎて殺意すら覚えるわ。
変身後の仮面ライダーアロイ(ソウマさん)の姿。
いつもの銀色の輝きが全くない。
全身の装甲が赤茶色に錆びついて、関節からオイルみたいな黒い液体が垂れ流されてるデザイン。
スーツアクターさんの動きも、片足を引きずるような、見ていて痛々しくなる挙動で。
「ヒーローの変身」じゃなくて、「怪人への堕落」を見せられてる気分だった。
何が辛いって、意識はまだソウマさんのままだってことだよ。
「カイト!レン!俺に構うな!俺ごと撃て!」
って叫ぶ声が、ノイズ混じりの音声で響くんだよ。
そんなことできるわけないだろ!!!
俺たち視聴者も、カイトも、誰もそんな覚悟できてないんだよ!!
「腐る」の意味がダブルミーニングだった件
俺、タイトルの「腐る」って、単にソウマさんの身体が「金属腐食(ラスト)」に侵されることだと思ってたんだ。
でも違った。
本当に腐っていたのは、「組織」の方だったっていうオチ。
ラスト将軍の口から語られた衝撃の真実。
「アロイシステムそのものが、装着者を錆びさせてエネルギー源にする欠陥品」 だったって話。
しかもそれを開発したのが、カイトたちが信頼していた司令官だったという事実。
は????????
マジで言ってる????
つまりソウマさんは、最初から「使い捨ての電池」として採用されてたってこと?
あんなに正義感が強くて、弟たちの面倒見が良くて、一番ライダーとしての誇りを持ってたソウマさんが?
ただ錆びて死ぬためだけに戦わされてたの?
この脚本、人の心とかないんか?
「腐る」ってのは、ソウマさんの肉体のことだけじゃなくて、この世界の大人たちの腐りきった倫理観のことだったんだよ。
ぶっちゃけ、吐き気がした。 怒りでテレビのリモコン握り潰すかと思ったわ。
カイトの絶叫と、レンの静かなる激昂
この絶望的な状況での、主役2人の対比がまたドチャクソ熱くて、そして悲しかった。
真実を知って、戦意喪失して泣き崩れるカイト。
「嘘だ…嘘だと言ってくれよソウマさん!!」
この時のカイトの演技、ガチ泣きだったよね? 鼻水も涎も垂れ流して、なりふり構わず叫ぶ姿。
これまでの「熱血バカ」なカイトが、初めて「無力な子供」に戻った瞬間だった。
見てて胸が締め付けられるなんてレベルじゃない。心臓を直接握りつぶされてる感覚。
対して、レン。
普段はクールで皮肉屋な彼が、一切言葉を発さずに銃を構えたシーン。
でも、その手が微かに震えてるの。
バイザー越しで見えないはずの瞳が、絶対に燃えているのが分かる演出。
レンが放った一発。それは敵であるラスト将軍じゃなくて、暴走するソウマさんのベルト(ドライバー)を狙った一撃だった。
「楽にしてやるよ…おっさん」
震える声で呟いたこのセリフ。
これ、レンなりの精一杯の愛情表現じゃん…。
自分が汚れ役になってでも、尊敬する先輩を「人間のまま」終わらせてあげたいっていう。
関係性が!エモすぎて!過剰摂取で死ぬ!!
でもさ、その銃弾すらも弾かれるんだよ。
完全に錆びついた装甲は、仲間の救済すら受け付けないほど硬化してた。
絶望の重ねがけがエグい。 どんだけ追い詰めれば気が済むんだよスタッフは。
ラストシーン:雨と錆と慟哭
戦闘が終わり、ラスト将軍が撤退した後。
廃工場に降り注ぐ雨。
変身が解けたソウマさんは、もう立つこともできなくて。
その顔の半分が、黒い錆のようなアザで覆われてた。
「カイト、レン。……まだ、俺は……人間か?」
最期にそう問いかけたソウマさんに対して、カイトが言葉に詰まる中、レンが
「ああ。アンタは最高に面倒くさい、人間だよ」
って答えるシーン。
ここで涙腺崩壊しない奴いんの???
俺はもう、画面が見えないくらいボロ泣きした。ティッシュ箱空になったわ。
そして、エンディングテーマが流れるタイミングよ。
いつもなら「戦え!ゼッツ!」みたいな勇ましいイントロなのに、今回はピアノアレンジのバラード調。
特殊EDとか聞いてない!!!!
背景に流れるのが、これまでの3人の楽しかった日常の回想シーン(セピア色)。
おでん食べてるシーン、喧嘩してるシーン、並んで変身するシーン。
全部が「もう戻らない過去」として提示される残酷さ。
ソウマさんは死んではいない。まだ息はある。
でも、ラストのカットで映った心電図モニターの波形が、限りなくフラットに近かった。
そして画面が暗転して、「To be continued…」の文字が赤錆色で表示されるという徹底ぶり。
後味の悪さが特級呪物レベル。
来週までこのテンションで過ごせって言うの? 無理ゲーすぎるだろ。
今後の展開予想(という名の現実逃避)
正直、ここからどうやって逆転するのか全く見えない。
司令官が黒幕だった以上、ゼッツたちの組織(基地)にはもう帰れないってことだろ?
次回予告見たら、カイトとレンが路上で寝泊まりしてるっぽい描写があったし、完全に逃亡劇が始まるパターンじゃん。
でも、俺は信じてる。
ソウマさんは絶対に帰ってくる。
あの「アロイシステム」の錆を逆手にとって、「錆すらも力に変える」強化フォームが登場することを!!
もしこれでソウマさんが本当に退場したら、俺は東映の方向に向かって一生呪いの言葉を吐き続ける亡霊になる。
あと、気になったのがレンのドライバーの光り方。
ソウマさんが倒れた時、レンのベルトが一瞬、紫じゃなくて金色に発光してたように見えたんだよな。
もしかして、ソウマさんの意志(データ)の一部がレンのベルトに移行したとか?
だとしたら、2号ライダーのパワーアップイベントとして激熱なんだけど…。
今はまだ、そんな希望的観測をする余裕がない。
まとめ:第11話は「特撮史に残る鬱回」認定です
とにかく、今回の第11話「腐る」は、『仮面ライダーゼッツ』という作品の評価を決定づける神回だったことは間違いない。
(地獄という意味で)
- 日常パートの尊さと残酷さのコントラスト
- ソウマ役・佐藤さんの憑依レベルの演技
- スーツアクターさんの「痛み」を表現する身体表現
- 「信頼」と「裏切り」を同時に叩き込む脚本
すべてが高次元で噛み合って、視聴者の心を粉々に砕きにきた。
制作陣の**「お前らの情緒を絶対に殺す」という強い意志**を感じたね。
とりあえず、今は温かいココアでも飲んで震えを止めたい。
来週の放送が怖い。でも見ずにはいられない。
これが「特撮沼」ってやつか…。 完全にハマっちまったよ。
みんな、生きてるか?
もしこのブログ読んでる人で、メンタルやられた人がいたら、コメント欄で一緒に傷を舐め合おうぜ。
一人で抱え込むには、この衝撃はデカすぎる。
頼むから、ソウマさんを救ってくれ、カイト……!!
お前が本当の「ゼッツ(絶望を終わらせる者)」だってことを証明してくれよ!!!
(追記)
次回予告のタイトルが**「孤立」**だったんだけど。
救いなさすぎない?????
来週もまた、俺たちのライフはゼロになりそうです。
対戦ありがとうございました。
俺たちができること:
とりあえず今週は、ソウマさんの好きだった「おでん」を食べて、彼の無事を祈るしかない。
みんな、大根としらたきを用意しろ。
そして、X(旧Twitter)で公式に**「ソウマさんを殺さないで」って嘆願書を送る勢いで感想を呟こう。**
俺たちの声(ノイズ)で、この腐ったシナリオを書き換えるんだよ!!!
