「母の実家で再会した少し怖い従姉が親に隠れてエッチな遊びを教えてくれた」
「母の実家で再会した少し怖い従姉が親に隠れてエッチな遊びを教えてくれた」
========================
お盆休みの陽射しが、田舎の古い家屋を優しく照らす頃。高校二年生の颯太は、母の実家を訪れていた。毎年恒例の帰省だが、今年は少し心がざわついていた。幼い頃の記憶に残る、優しくてお菓子を分けてくれるお姉さん――従姉のサキ。もう何年も会っていなかった彼女は、今どんな風に変わっているのだろうか。車窓から見える田んぼの緑が、懐かしい夏の匂いを運んでくる中、颯太は密かに期待を膨らませていた。
実家に到着すると、母の明るい声が迎えてくれた。「颯太、久しぶり! サキも来てるよ。一緒に遊んであげてね」。縁側で座っていたサキは、ゆっくりと顔を上げた。その瞬間、颯太の息が止まった。記憶の中のふんわりした少女は、すっかり別人になっていた。二十歳を過ぎたばかりの彼女は、黒髪を肩まで伸ばし、シャープな目元に大人の色気が漂う。白いブラウスが、しなやかな体躯を際立たせていた。優しい笑顔の代わりに、どこか冷ややかな視線が颯太を射抜く。「あら、颯太くん。大きくなったわね」。その声は低く、響くように甘い。怖い――そう思わずにはいられなかった。まるで、近寄りがたい大人の女性が、そこにいたのだ。
夕食の支度を手伝う間も、颯太の視線は自然とサキに引き寄せられた。彼女の動きは優雅で、台所で野菜を切る手つきさえも洗練されている。性格の変化以上に、身体の成長が颯太を戸惑わせた。ブラウス越しに覗く豊かな胸元は、柔らかく揺れ、颯太の心をざわつかせた。幼い頃はただの「お姉さん」だったのに、今は違う。つい、視線がそこに吸い寄せられる。サキの存在は、夏の蒸し暑さ以上に、颯太の体温を上げていた。
夜が更け、家族が寝静まった頃。親の部屋から少し離れた離れの小屋で、颯太は一人本を読んでいた。すると、静かな足音が近づいてくる。扉が開き、サキが立っていた。月明かりが彼女のシルエットを浮かび上がらせ、まるで妖精のように神秘的だ。「颯太くん、寝ないの?」。いたずらっぽい微笑みが、昼間の怖さを少し和らげた。颯太は慌てて頷くが、サキは部屋に入り、扉を閉めた。「ねえ、親に内緒で、楽しい遊びを教えてあげようか。昔みたいに、二人だけの秘密よ」。
サキの提案に、颯太の心臓が激しく鳴った。彼女は颯太の隣に座り、そっと耳元で囁く。「ただし、約束よ。最後は絶対に外で、いい?」。その言葉の意味を、颯太はぼんやりと理解した。サキの手が、優しく颯太の肩に触れる。怖いはずの従姉が、こんなに近くにいる。彼女の息遣いが、甘い香りと共に颯太を包む。サキはゆっくりと自分のブラウスを緩め、颯太の視線を誘導した。柔らかな曲線が露わになり、颯太は息を飲んだ。「触ってみて。優しくね」。
遊びは、徐々に深みを増した。サキの指先が颯太の背中をなぞり、互いの体温が溶け合うように重なる。彼女の指導は的確で、颯太の未熟な動きを優しく導いた。暗闇の中で、二人は言葉少なに探り合う。サキの肌は絹のように滑らかで、触れるたびに電流のような心地よさが走る。颯太の体は熱くなり、理性が溶けていく。「サキ姉…これ、すごい…」。サキはくすりと笑い、「もっと気持ちよくしてあげる」と囁く。彼女の動きはリズミカルで、颯太を未知の快楽の世界へ連れていく。幼い頃の記憶が、甘く塗り替えられていく。
しかし、頂点が近づくにつれ、颯太の制御は効かなくなった。サキの約束――「中に出さない」――が頭をよぎるのに、体は本能に支配される。サキの温もりがあまりにも心地よく、彼女の吐息が耳をくすぐる。夢中になった颯太は、全力でその衝動に身を委ねてしまった。熱い波が二人を包み、約束は無惨に破られる。事後、サキの目には一瞬の驚きが浮かんだが、すぐに優しい微笑みに変わった。「まあ、仕方ないわね。男の子だもの」。
翌朝、颯太は気まずさに苛まれていた。朝食の席でサキと目が合うたび、昨夜の記憶が蘇る。親たちは何も知らず、笑顔で盆の行事の話を進める。サキは変わらず大人びた様子で、時折颯太にだけわかる視線を送る。あの怖い従姉は、今や秘密を共有する共犯者だ。昼間は家族で川辺を散策し、夕方は提灯を灯す準備。颯太の心は、罪悪感と興奮の狭間で揺れる。サキの胸元が風に揺れるのを見ると、また視線が奪われ、昨夜の余韻が甦る。
お盆休みの最終日。二人はまた、親に隠れて離れの小屋に忍び込んだ。サキは颯太を抱き寄せ、「約束破っちゃった罰よ。でも、もっと教えてあげる」。今度はサキが主導権を握り、颯太を優しく翻弄する。彼女の指が颯太の胸を這い、唇が耳朶に触れる。遊びは前回より大胆で、互いの体を隅々まで探求した。サキの息が乱れ、普段の怖さが溶けていく。「颯太くん、いい子ね…」。颯太は再び夢中になり、約束など忘れて全力で応じる。熱い頂点で、二人は一つになった。
休みが終わりを迎えようとする中、颯太の胸には複雑な感情が渦巻いていた。気まずさは残るが、それ以上にサキへの想いが芽生えていた。怖い従姉は、颯太に大人の扉を開いた導き手。帰りの車中で、母が「サキと仲良くできてよかったね」と言う。颯太は頷きながら、心の中で呟く。「うん、最高の夏だった」。
しかし、別れの挨拶でサキが耳打ちした言葉が、颯太をさらにざわつかせた。「次は正月に、もっと深い遊びをしようね。約束よ、今度は守って」。その微笑みは、怖くも魅力的。颯太の高校生活は、これから変わるだろう。田舎の夏は、甘く危険な記憶を刻み込んだ。