こんちゃす! アニメ語り大好きマンの俺です。
いや、ちょっと待って。マジで待って。
今週の『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』第8話「強敵が現われた時仮面ライダーはどうする?」、観ましたか?
いや観てないとは言わせない。 全人類観てなきゃ嘘でしょこれ。
放送終了から1時間経ってるけど、俺の震えが止まらない。
ガチで感情がぐちゃぐちゃにされた。
今まで「シュールなギャグアニメかな?」って油断してた層を、背後から鈍器で殴りつけるような衝撃回だった。
今回は、ドチャクソに長文で感想を語らせてほしい。興奮しすぎて語彙力が死んでるけど、この熱量だけは伝えたいんよ。
1. 冒頭から漂う「不穏な空気」がヤバい
今回のサブタイ、「強敵が現われた時仮面ライダーはどうする?」。
これ、昭和ライダー世代ならタイトルだけで白飯3杯いけるくらい激アツな問いかけなんだけど、本作においては**「現実の暴力」**という最悪の形での問いかけなんだよね。
Aパートの入りはいつもの平和な(?)日常。
丹三郎たちが、いい歳こいて河川敷で「ライダーごっこ」に興じるシーンから始まるんだけど、ここの作画コストのかけ方がまず頭おかしい(褒め言葉)。
夕陽の差し込み方とか、草木の揺れとか、背景美術が劇場版レベルなんよ。
あえて「美しい日常」を強調することで、この後に来る**「エグい展開」との落差**を作ってるのが演出としてニクい。
「嵐の前の静けさ」ってやつを、映像だけで分からせてくる制作陣、本気出しすぎでしょ。
で、そこに現れるわけですよ。**「本物の悪意」**を持った連中が。
今までの敵(?)って、どこかコミカルだったり、話が通じる相手だったりしたじゃん?
でも今回の敵は違う。マジで目が笑ってない。
声優さんの演技も相まって、**「あ、これギャグ補正効かないやつだ」**っていう絶望感が半端なかった。
2. 丹三郎の「変身」が、もはや概念を超えた
今回のハイライトは、なんと言っても中盤の戦闘(一方的な暴力)シーン。
相手は武器を持ったガチのチンピラ集団。
対する丹三郎は、ただの40歳無職のおっさん。
普通なら逃げる。ぶっちゃけ土下座して逃げるのが正解。
でもさ、丹三郎は逃げないんだよ!!
なぜなら彼は**「仮面ライダーになりたい」から。
いや、彼の脳内ではもう「仮面ライダーになっている」**から。
ボッコボコに殴られて、鼻血出して、泥だらけになって。
絵面としては完全に「痛々しい中年男性」なんよ。 見てるこっちが「もうやめてくれ!」って叫びたくなるくらい、リアリティのある暴力描写が続く。
でもね、ここでBGMが仕事をしすぎる。
昭和特撮リスペクト全開の、あのトランペットが鳴り響く激渋サントラが、静かに、でも力強くフェードインしてくる演出。
鳥肌が止まらんかった。マジで。
丹三郎がふらつきながら立ち上がり、敵に向かって放つ一言。
「ライダーは、敵を前にして背中を見せない」
カッコよすぎだろオイいいいいい!!!!
おっさんなのに! 無職なのに! 生身なのに!
その魂だけは、間違いなく本郷猛であり一文字隼人だった。
このシーン、作画も神がかってた。
丹三郎の背後に、一瞬だけ**「仮面ライダー1号」の幻影がオーバーラップする演出。**
あれズルくない? あんなん泣くに決まってるやん。
「変身ベルト」なんて巻いてないのに、俺にはハッキリと「風車が回る音」が聴こえたね。
これこそが、アニメーションならではの表現の勝利だと思う。
3. 「強敵が現れた時」の答え合わせ
サブタイトルの回収も見事すぎた。
「強敵が現われた時仮面ライダーはどうする?」
これに対する丹三郎の答えは、必殺技で倒すことでも、スマートに勝つことでもない。
「何度倒されても、理不尽な暴力に屈せず立ち向かい続けること」。
これぞ「怪人」に立ち向かう「改造人間」の悲哀と覚悟そのものじゃん…。
原作者先生、そしてアニメスタッフ、ライダー愛が深すぎてドン引きするレベル(最高)。
特に、ボロボロになりながらも**「とうっ!」**ってジャンプ(全然飛べてない)するシーン。
笑うところじゃない。あそこは、全視聴者が正座して敬礼すべきシーンだ。
「滑稽であること」と「高潔であること」は矛盾しない。
それを、この第8話は証明してしまった。
マジでこのアニメ、ギャグの皮を被った「人間賛歌」だよ。
4. 声優陣の演技が限界突破してる
丹三郎役の声優さん、喉どうなってんの?
普段の気の抜けたおっさん声から、戦闘時のドスの効いた昭和スター風の発声への切り替えがプロの犯行すぎる。
特に殴られた時の**「グワァッ!」**っていう昭和特撮特有のリアクションボイス。
あれ完全に再現してるの、芸が細かすぎて笑うしかない。
あと、脇を固める仲間たちの**「ドン引きしつつも、丹三郎の熱意にほだされていく」演技も絶妙。
ショッカー役(ごっこ遊びの相手)をやらされてる人たちの、「あれ? こいつマジじゃね?」**って空気が変わる瞬間の息遣いとか、リアルすぎて怖いくらいだった。
5. 演出:現実と妄想の境界線
このアニメがドチャクソ優れているのは、「丹三郎視点のカッコいいライダー映像」と「傍から見た痛いおっさんの映像」を、シームレスに切り替える演出だと思う。
第8話では、その切り替えが今まで以上に残酷で、かつ感動的だった。
必殺のライダーキック(ただの飛び蹴り)が決まった瞬間、一瞬だけ画面が特撮風の爆発エフェクトに包まれるんだけど、次のカットではただチンピラに足掴まれて地面に叩きつけられてるんだよね。
この「落差」が、丹三郎の狂気と、それ以上の「純粋さ」を際立たせてる。
現実の厳しさを突きつけられれば突きつけられるほど、丹三郎の中にある**「ライダー魂」の輝きが増す**という構造。
エグい。ほんまにエグい脚本だよ。
まとめ:次回も絶対に見逃すな
というわけで、第8話は文句なしの神回でした。
笑って、引いて、ハラハラして、最後はガチ泣きさせられる。
感情のジェットコースターかよ。
ラストシーン、ボロボロの丹三郎が夕陽に向かってマフラー(タオル)をなびかせる背中。
あれはもう、完全にヒーローの背中でした。
俺も明日から、辛いことがあっても「とうっ!」って心の中で叫ぼうと思う。
次回予告も見た?
なんか新しいヤバそうなキャラ出てきてなかった?
これ、さらに物語が加速する予感しかしない。
まだ観てない人は、今すぐ配信サイトにダッシュして観てくれ!
そして俺とこのクソデカ感情を共有してくれ!
東島丹三郎、アンタ最高に狂ってて、最高にカッコいいよ!!
それじゃ、来週の放送まで全裸待機!
したっけ!
