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【感想】「金田は何も悪くないVol.3」はるはる堂のBSS新章、栞ねえちゃんの物語が心を抉る。BSSの極みを味わいたいなら必読!

金田は何も悪くないVol.3金田は何も悪くないVol.3

はじめに

サークル「はるはる堂」の最新作、「金田は何も悪くないVol.3」がFANZA同人で登場しました。
このシリーズは、BSS(僕が先に好きだったのに)というニッチなジャンルを軸に、読者の心を揺さぶるストーリー展開と濃厚なエロスで話題を集めています。
今回は、主人公が愛してやまない「栞ねえちゃん」が金田に奪われるVol.3を徹底レビュー。100ページにわたる本作の魅力を、じっくりと掘り下げていきます。さあ、栞ねえちゃんの物語に飛び込んでみましょう!

シリーズの概要とVol.3の立ち位置

「金田は何も悪くない」は、主人公・高橋タカフミの視点で描かれるBSS物語。
Vol.1ではクラス委員長の西田香織が、Vol.2ではその香織が金田に堕ちる過程が描かれ、読者の心に深い爪痕を残しました。
そしてVol.3では、主人公にとって「神聖な存在」である年上の栞ねえちゃんが金田の手に落ちる展開がメイン。
このシリーズは全4部作を予定していますが、注3にあるように「それ以上になる可能性」も示唆されており、物語の広がりに期待が高まります。

本作は完全和姦もので、ブレザー制服を着たヒロインたちの「着エロ」が特徴。
サイズは1190×1683、ファイル形式はJPGとPDFで、100ページ(表紙含む)のボリュームです。体験版として18ページが公開されており、初めての方でも栞ねえちゃんの魅力に触れられます。
ただし、注2で「主人公の心情にリンクしすぎる方は要注意」とあるように、BSSの心の痛みがダイレクトに響く作品です。
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栞ねえちゃんのキャラ設定と前置きの丁寧さ

Vol.3の最大の特徴は、ヒロイン・栞ねえちゃんのキャラ設定に多くのページを割いている点です。
物語の前半は、彼女の清楚で優しい性格や、主人公にとっての「聖域」としての存在感を丁寧に描き出します。
栞ねえちゃんは主人公より4歳年上で、慈愛に満ちた年上の女性像が魅力。彼女の微笑みやさりげない仕草に、主人公だけでなく読者も心を奪われます。

特に注目したいのは、読者からの要望に応えた「なんで年下低身長ブサイクを選んでしまったのか」の理由付け。
これまでのシリーズでは、金田がなぜ女性を惹きつけるのか、その背景がやや曖昧でした。
しかし本作では、金田の行動力や独特な魅力が栞ねえちゃんの心を掴む過程が丁寧に描かれています。この前置きに費やされたページ数は、物語の後半で彼女が金田に身を委ねる展開をより説得力のあるものにしています。

ストーリー展開:BSSの痛みとエロスの融合

物語は、主人公が栞ねえちゃんとの穏やかな日常を過ごすシーンから始まります。
しかし、金田の登場によってその平穏は徐々に崩れていきます。金田はVol.1やVol.2でみせた「行動力だけはピチイチ」のキャラクター性を存分に発揮。
栞ねえちゃんに対して大胆にアプローチをかけ、主人公の目の前で関係を深めていくのです。

BSSの醍醐味は、主人公の「先に好きだったのに」という無力感。
本作では、栞ねえちゃんが金田に惹かれていく様子を、主人公の視点で克明に描写。彼女の心が少しずつ金田に傾く瞬間や、主人公に向けていた優しい笑顔が金田に向けられるシーンは、胸を締め付けるような切なさに満ちています。
特に、栞ねえちゃんが金田と初めて言葉を交わすシーンでは、主人公の不安と嫉妬がリアルに伝わり、読者もその感情に引き込まれます。

エロシーンの構成と魅力

本作のエロシーンは、初キス(57ページから)、スマタ(62ページから)、そして交接シーン(71〜93ページ)と、段階的に盛り上がる構成。
はるはる堂の特徴である「完全和姦」を軸に、栞ねえちゃんの心と体の変化が丁寧に描かれています。
初キス(57ページ〜)
初キスシーンは、栞ねえちゃんの葛藤と金田の大胆さが交錯する瞬間。彼女の清楚なイメージとのギャップが、読者の興奮を誘います。
ブレザー制服の着エロ描写も秀逸で、制服のシワやスカートの乱れが細かく描かれ、視覚的な魅力が際立ちます。

スマタ(62ページ〜)
スマタシーンでは、栞ねえちゃんの羞恥心と快感の間で揺れる表情がポイント。金田のリードによって彼女が徐々に受け入れていく様子は、BSSの切なさとエロスが見事に融合した場面です。
はるはる堂のフルカラー作画が、彼女の肌の質感や汗の滴までリアルに表現しています。

交接シーン(71〜93ページ)
本作のクライマックスともいえる交接シーンは、22ページにわたる濃厚な描写。栞ねえちゃんが金田に身を委ね、あられもない姿で快楽に溺れる姿は、シリーズのテーマである「堕ちる」瞬間を象徴しています。
特に、彼女が自ら積極的に動くシーンは、読者に強烈なインパクトを与えます。ブレザー制服が乱れる様子や、金田との対比が、視覚的にも物語的にも強烈な印象を残します。

作画と演出のクオリティ

はるはる堂の作画は、フルカラー100ページのボリュームを活かし、細部までこだわり抜かれています。
栞ねえちゃんの髪の流れや瞳の輝き、ブレザー制服の質感は、シリーズを通して一貫した高クオリティ。
特に、感情の機微を表現する表情の描き分けは秀逸で、栞ねえちゃんの葛藤や快楽に溺れる瞬間がリアルに伝わります。

演出面では、BSSの心情を強調するコマ割りや視点の切り替えが効果的。主人公の視線を通じて栞ねえちゃんを見せるシーンでは、読者も主人公と同じ無力感を味わいます。
一方、金田と栞ねえちゃんのシーンでは、彼女の変化をクローズアップし、エロスと切なさを同時に引き立てています。

BSSとしての完成度と読後の余韻

「金田は何も悪くないVol.3」は、BSSとしての完成度が非常に高い作品です。
栞ねえちゃんの「堕ちる」過程は、読者の心を抉りながらも、完全和姦ならではの甘美なエロスを提供。主人公の心情に寄り添うことで、切なさと興奮が共存する独特の読後感が生まれます。

注1にあるように、体験版(18ページ)で栞ねえちゃんの魅力に触れられるので、まずはそこから試してみるのもおすすめ。
ただし、Vol.1やVol.2を読んでシリーズの流れを掴んでおくと、栞ねえちゃんの物語がより深く響きます。
注3の「4部作以上になる可能性」も気になるポイントで、次巻では彼女のさらなる「下品な交尾」が描かれる予定。シリーズの完結に向けて、どんな展開が待っているのか、期待が膨らみます。

総評:BSSの極みを味わいたいなら必読

「金田は何も悪くないVol.3」は、はるはる堂のBSSシリーズの集大成ともいえる一作。
栞ねえちゃんの清楚な魅力と金田による「奪われる」展開は、読者の心を強く揺さぶります。
100ページのフルカラー、ブレザー制服の着エロ、完全和姦の濃厚なエロス、そしてBSSならではの切なさ――これらが融合した本作は、ジャンルファンにとって必読の作品です。

ただし、注2の警告通り、主人公の心情に深く共感する方は心の準備が必要。栞ねえちゃんへの愛が強ければ強いほど、金田に奪われる痛みは鮮烈です。

それでも、その痛みを乗り越えてエロスと物語に浸りたいなら、ぜひ手に取ってみてください。はるはる堂の次回作にも期待が高まる、2025年を代表する同人作品の一つです!