はじめに
こんにちは、漫画好きの皆さん!今回は、2024年12月に発売されたアダルトコミック単行本『魅悪ちる先生の誘惑』(著:雲呑めお)をたっぷりレビューしていきます。ワニマガジン社から刊行されたこの作品、表紙を見た瞬間に「これはヤバい(良い意味で)」と直感したんですが、読んでみたら期待を遥かに超える面白さでした!全210ページの大ボリュームに、表題作『魅悪ちる先生の暴走』を軸にしたシリーズや多彩な短編が詰まっていて、雲呑めお先生の魅力が炸裂しています。それでは、早速レビューに突入しましょう!
まずは概要から:どんな作品?
『魅悪ちる先生の誘惑』は、雲呑めお先生の3冊目の単行本で、『COMIC快楽天』に掲載された人気作を大幅加筆修正して収録したもの。表題作の「魅悪ちる先生シリーズ」を中心に、全8編が収められています。公式の紹介文には「こんな地雷なら踏んでみたい」「ヤバい女なのに応援しちゃう」「好(ハオ)」なんて読者の声が並んでいて、期待値が上がりますよね。デジタル版には初期設定資料集のおまけも付いているので、ファンにはたまらない仕様です。
主人公の魅悪(みあく)ちる先生は、地雷系ファッションとぴえん系メンタルの新人エロ漫画家。でも、「チョロくないしユルくもない」とあるように、彼女の一途な恋心と行動力は読者を惹きつけて離しません。今回は、その魅力をシリーズごとに掘り下げつつ、他の短編も紹介していきます!
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表題作『魅悪ちる先生の暴走』:一途すぎる地雷系ヒロインの攻勢
まずメインとなる『魅悪ちる先生の暴走』。新人エロ漫画家の魅悪ちる先生が、担当編集の南(みなみ)さんに猛アタックをかける物語です。南さんは仕事相手には絶対手を出さない堅物タイプで、ちる先生の誘惑にも頑なに耐えるんですが…そのガードの固さが逆に彼女の暴走を加速させちゃうんですよね。
「私の一途さ…ナメないでください…」という名言(?)を引っ提げて、ちる先生はあの手この手で南さんを落とそうとします。クライマックスでは、「取材」という名目でラブホに連れ込む大胆な行動に出るんですが、このシーンのドキドキ感とコミカルさが絶妙!雲呑めお先生の描くキャラは可愛いだけじゃなく、行動がぶっ飛んでるから目が離せません。地雷系ファッションに身を包んだちる先生が、南さんの前で乙女心を炸裂させる姿は、応援したくなること間違いなしです。
エロシーンもさすが『COMIC快楽天』クオリティ。ちる先生の積極性が際立つ構図や表情がたまらなく、読んでて「南さん、落ちちゃえよ!」って心の中で叫んでました(笑)。でも、南さんのプロ意識との葛藤がしっかり描かれているから、単なるエロ漫画じゃなくて恋愛ドラマとしても楽しめます。
続編『魅悪ちる先生の逆境』:ライバル登場で大ピンチ!
シリーズ2作目の『魅悪ちる先生の逆境』では、ちる先生に新たな試練が訪れます。南さんの職場で出会ったのは、美人で仕事ができて巨乳の編集者・瀬名(せな)さん。彼女の大人っぽさと南さんとの距離感に、ちる先生は嫉妬と焦りを隠せません。「なんだかエロいし…オトナだし…南さんと距離近いし!!」って、ちる先生の心の叫びが聞こえてくるよう。
ここでのちる先生のぴえん系メンタルが全開で、読んでて「わかるよその気持ち!」って共感しちゃいました。瀬名さんの存在がちる先生を追い詰める一方で、彼女の一途さがさらに際立つ展開に。ライバル登場で物語に緊張感が生まれつつも、ちる先生の可愛さがブレないのが素晴らしい。雲呑めお先生のキャラ造形の上手さが光りますね。
スピンオフ『瀬名さんは満たされたい』:大人の女性の恋模様
そして、瀬名さんが主役の『瀬名さんは満たされたい』。編集長としてバリバリ働く瀬名さんですが、仕事も趣味も何か物足りない。そんな彼女が、地元の後輩から告白されて一夜を共にするお話です。ちる先生とは対照的な大人の女性の視点が新鮮で、シリーズに深みを加えています。
瀬名さんの「まんざらでもない」気持ちや、後輩との甘いやりとりが丁寧に描かれていて、エロさだけでなく情感もたっぷり。雲呑めお先生って、こういう大人の恋愛もさらっと描けちゃうんだなと感心しました。ちる先生ファンとしては「瀬名さん、敵じゃないかも?」なんて気持ちにもなっちゃいますね。
その他の短編:多彩なシチュエーションが楽しすぎる!
『魅悪ちる先生の誘惑』はシリーズだけじゃなく、短編も充実しています。ここからは収録作をざっと紹介していきます。
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『星乃エリはギリギリ』
超お嬢様学校に通う普通の女の子、星乃エリが抱える秘密とは?貧乏ながら頑張る彼女の健気さに心打たれつつ、エロい展開にもドキッとさせられます。 -
『おともだち』
好きな人に告白したら、セフレの幼なじみを紹介される衝撃展開!三角関係のドロドロ感とエロさが混ざり合って、読後感がクセになります。 -
『アトリエ』
学生のヤリ部屋と化したアトリエで、真面目な二人が変な空気に飲まれていくお話。日常から非日常への転換がスリリングで、エロシーンも濃厚です。 -
『火照り合い』
浴衣姿のカノジョとお祭りデート中、野外乱交現場を目撃しちゃうカップルのお話。ちょっと異常なシチュエーションがスパイスになってて、雲呑めお先生の遊び心を感じます。 -
『秘湯』
人生に疲れた男が山奥で出会ったのは、エロすぎる美少女精霊!ファンタジー要素が加わった短編で、読んでて現実逃避したくなりました(笑)。
どの短編も個性があって、雲呑めお先生の引き出しの多さに驚かされます。エロ漫画としての満足度はもちろん、ストーリーやキャラの魅力がしっかりしてるから、読み終わった後に余韻が残るんですよね。
雲呑めお先生の魅力って?
この単行本を読んで改めて思ったのは、雲呑めお先生の描くキャラの可愛さと個性の強さ。地雷系ヒロインのちる先生も、クールな瀬名さんも、短編の女の子たちも、みんな生き生きしてるんです。そして、エロシーンは大胆だけど下品にならない絶妙なバランスが最高。絵柄も柔らかくて見やすいから、エロ漫画初心者でも楽しめると思います。
後書きで先生が「初めての続編やファンタジーものに挑戦した」と書かれていて、確かに本作はバラエティ豊か。『COMIC快楽天』の表紙を飾る夢が叶ったというエピソードも素敵で、応援したくなっちゃいますね。
総評:地雷系も堅物も愛おしい傑作!
『魅悪ちる先生の誘惑』は、エロ漫画として抜群の満足度を誇りつつ、恋愛や人間ドラマとしても楽しめる一冊です。ちる先生の暴走っぷりに笑い、南さんの頑固さにヤキモキし、瀬名さんの大人な魅力にうっとり…。短編もそれぞれ独自の味があって、何度も読み返したくなる作品集に仕上がっています。
個人的には、ちる先生の一途さと行動力が大好きで、「こんな地雷なら踏んでみたい」という読者の声に全力で同意!デジタル版のおまけ資料集もファンには嬉しいポイントなので、迷ってるならぜひ手に取ってみてください。雲呑めお先生の次回作も楽しみで仕方ないです!
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