「真理子さんと僕〜バイト先の人妻との不倫関係〜3」



「真理子さんと僕〜バイト先の人妻との不倫関係〜3」
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真理子と大輝は、付き合って半年を迎えた記念に、初めての一泊旅行に出かけた。目的地は山間の静かな温泉宿。木々の間を縫うように流れる川のせせらぎと、色づき始めた紅葉が二人を迎え入れた。宿に着くと、部屋付きの露天風呂が目に飛び込む。湯けむりが立ち上るその光景に、真理子は「素敵…!」と目を輝かせ、大輝もその笑顔に心を奪われた。
二人とも普段は忙しく、こうしてゆったりとした時間を共有するのは初めてだった。チェックインを済ませ、浴衣に着替えた二人は、早速温泉へ向かった。露天風呂の縁に並んで腰かけ、温かな湯に浸かりながら、真理子は大輝の手をそっと握った。「こんな時間がずっと欲しかった」と呟く真理子に、大輝は少し照れながら「俺も」と答えた。湯の中で指を絡め合い、静かな幸福感に包まれる二人。山の空気が心地よく、日常の喧騒を忘れさせるようだった。
夕食の時間になると、宿自慢の会席料理が運ばれてきた。地元の野菜や川魚を使った料理は彩り豊かで、真理子は「こんな美味しいもの、初めて!」と笑顔で箸を進めた。大輝はそんな彼女を見つめ、心の中でこの瞬間を永遠に刻みたいと思った。食事を終え、部屋に戻ると、窓の外には星空が広がっていた。二人だけの空間に、ほのかな緊張と期待が漂う。
真理子は少し頬を染めながら、そっと大輝に寄り添った。「ねえ、大輝…今日、特別な日にしたいな」と囁く。彼女の言葉に、大輝の心臓は高鳴った。これまで二人はお互いを大切に思いながらも、どこか慎重だった。でもこの夜、真理子は自分の気持ちを素直に伝えようと心に決めていた。彼女が事前に準備してきたのは、二人にとって初めての、より深い結びつきを築くための決意だった。
二人は向き合い、ゆっくりと互いの距離を縮めた。初めての瞬間は、緊張と愛おしさでいっぱいだった。隔てるものが何もない、ただ純粋に相手を感じ合う時間。真理子の手が大輝の頬に触れ、大輝は彼女の瞳を見つめた。「大輝、好きだよ」と真理子が言うと、大輝も「俺も、真理子が大好きだ」と答えた。言葉と触れ合いを通じて、二人の心はこれまで以上に強く結ばれた。
夜が更けるにつれ、二人は何度も互いを求め合った。温泉の湯けむりの中で、客室の柔らかな灯りの下で、時間を忘れて愛を確かめ合った。それはただの情熱ではなく、互いを深く理解し、受け入れるための時間だった。朝が近づく頃、真理子は大輝の胸に頭を預け、「こんな幸せ、初めて」と呟いた。大輝は彼女の髪を優しく撫で、「これからもずっとこうやって一緒にいよう」と約束した。
翌朝、朝日が部屋に差し込む中、二人は手を繋いで再び露天風呂に浸かった。昨日よりもっと近くに感じる相手の存在に、二人とも穏やかな笑みを浮かべていた。この旅行は、単なる一泊の旅ではなく、二人の関係を新たな段階へと導く大切な一歩となった。互いの気持ちを確かめ合い、これからも共に歩んでいくことを心に誓った。
こうして、真理子と大輝の純愛は、温泉宿の温かな記憶とともに、また一つ深みを増したのだった。

