『婚約者の妹は顔SSR、性格最悪地獄のエロダンス女。2』
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あらすじ
プロローグ:完璧な婚約と、最悪の降臨
都内の大手IT企業でウェブディレクターとして働く佐倉 翔太(さくら しょうた・26歳)は、誰もが羨む幸せの絶頂にいました。おしとやかで温厚、完璧な良妻賢母タイプであるお嬢様・白川 詩織(しらかわ しおり・25歳)との婚約が決まり、結婚に向けた準備を進めていたからです。
しかし、両家への挨拶を目前に控えたある日、詩織から「海外留学から帰国した妹を紹介したい」と言われます。
指定された都内の高級レストランで翔太を待っていたのは、息をのむほどの絶世の美女でした。まさにソーシャルゲームなら「SSR」確定と言える奇跡のビジュアルを持つ彼女の名は、白川 舞(しらかわ まい・21歳)。
ですが、翔太の感動は一瞬で打ち砕かれます。舞はストリートダンスの世界大会で優勝した経歴を持つプロダンサーであり、超が付くほどの自信家、そして口を開けば毒舌と挑発ばかりの「性格最悪な女」だったのです。
「ふーん、お姉ちゃんの婚約者ってアンタ? 地味だしセンスなさそう。……まあ、お姉ちゃんが良いなら『地味男』でも歓迎してあげるけど?」
翔太の目の前でニヤリと不敵に笑い、イヤホンで激しいダンスビートを流しながら体を揺らす舞。翔太の穏やかだった人生に、とんでもない嵐が吹き荒れ始めました。
遭遇:地獄のレッスンと、見え隠れする素顔
結婚式の余興として「新郎新婦と親族でダンスを披露したい」という詩織の提案により、翔太は舞から直々にダンスの指導を受けることになります。
「ちょっと地味男! 軸がブレブレ! その体幹で結婚生活を守れると思ってんの!?」
舞のスパルタ指導はまさに「地獄」。ダンススタジオで毎日汗だくになりながら、容赦ない罵倒を浴びせられる翔太。しかし、連日の厳しいレッスンの合間、翔太は舞の「別の顔」に気づき始めます。
舞は誰よりも早くスタジオに入り、足が血豆だらけになるまでストイックに練習を重ねていました。そして、何より姉である詩織の幸せを誰よりも心から願い、陰で必死に結婚式の準備を支えていたのです。
「私、言葉がキツいから勘違いされるの。でも、お姉ちゃんは世界で一番幸せにならなきゃいけないの。だからアンタが生半可な男だったら、ぶっ飛ばそうと思ってただけ」
強がりな毒舌の裏に隠された、不器用で真っ直ぐな情熱。汗に濡れた髪を拭いながら見せた舞の素顔に、翔太の胸はドクンと激しく高鳴ってしまいました。
展開:真夜中のセッションと、狂い出すテンポ
式の準備が進むにつれ、翔太と舞が二人きりで過ごす時間が増えていきました。
深夜の練習帰り、誰もいない公園で缶コーヒーを飲みながら語り合うふたり。舞のリズムに合わせて、不器用ながらも一緒に踊る時間。
「地味男、最初の頃よりだいぶマシな顔するようになったじゃん。……ちょっとだけ、カッコいいかもね」
舞がふと見せた、悪戯っぽくも可憐な笑顔。至近距離で見つめ合う二人の間に、甘く危険な火花が散ります。
翔太は「婚約者の妹」に対して抱いてはいけない情熱に苛まれ、舞もまた「姉の婚約者」を好きになってしまったという罪悪感に苛まれていました。完璧なはずだった結婚という名のステップが、二人の中で大きく狂い始めていたのです。
試練:暴かれた本心と、決断のステージ
結婚式を一週間後に控えた夜、アクシデントが起きます。
詩織が偶然、舞の部屋で「翔太への溢れる愛と葛藤」が綴られた日記と、二人で練習していた動画を見つけてしまったのです。
詩織は三人での話し合いの場を設け、静かに言いました。
「翔太さん……舞を見つめるあなたの目は、私といる時よりずっと輝いてる。舞も、こんなに誰かを必死に好きになっている姿、初めて見たわ」
詩織は二人の本当の気持ちを尊重し、婚約を解消することを告げます。
しかし、舞は涙を流しながら叫びました。
「嫌だよ! お姉ちゃんの幸せを奪うなんてできない! 私なんて……ただの性格最悪なダンス女なんだから、忘れてよ!」
舞は翔太の前から走り去り、雨の降る街へと姿を消してしまいました。
転機:雨のダンスフロアと、魂の告白
舞が向かったのは、彼女が昔通っていた屋外のストリートステージでした。
激しい雨が降り注ぐ中、濡れたステージの上で、舞は涙を拭うようにがむしゃらに踊り続けていました。自分の感情をすべて打ち消すかのように。
「舞ーーっ!!」
息を切らせて駆け込んできたのは、翔太でした。翔太は雨に打たれながらステレオの音量を最大にし、舞の激しいダンスの渦の中へと飛び込みました。
「地味男……!? 来ないでよ! 私たち、もう会っちゃいけないの!」
「嫌だ! 逃げるな舞! 君が教えてくれたんだろ、自分の軸をブレさせるなって!」
翔太は舞のステップに合わせ、全身全霊で踊りながら叫びました。
「僕は詩織さんを傷つけた最低な男だ! でも、自分の気持ちに嘘はつけない! 毒舌でも、性格最悪でも、情熱的でまっすぐな君が……舞のことが好きなんだ!」
雨のステージの上で、翔太は舞の華奢な身体を力強く抱きしめました。
「僕の人生のパートナーとして、僕と一緒に踊ってくれ!」
魂からの叫びと告白。舞の瞳から大粒の涙が溢れ出し、彼女は翔太の首に強く腕を回しました。
「バカ地味男……っ! 遅いんだよ……っ! 私だって……アンタじゃなきゃ、もう満足できない体(リズム)になってるんだから……っ!」
二人は激しい雨とビートの中で、これまでの葛藤を吹き飛ばすように、深く熱い誓いのキスを重ね合わせました。
エピローグ:最高の「SSR」な日常
数ヶ月後。
それぞれの道を歩み直し、友人として応援してくれるようになった詩織に見守られながら、翔太と舞は新しい恋人としてのステップを踏み出していました。
休日の朝、新居のリビングで爆音の音楽とともに踊る舞。
「ほら地味男! 朝のストレッチ! 遅れたら朝ごはん抜きね!」
「ちょっと舞、早朝からそのテンションはキツいって……!」
相変わらずの毒舌とスパルタぶりに苦笑しながらも、翔太は最高の笑顔で彼女の手を取り、踊り出します。
顔はSSR、性格最悪(?)、けれど世界で一番愛おしい地獄のダンス女との甘く激しい恋のストーリーは、これからも最高のステップとともに続いていくのです。
『婚約者の妹は顔SSR、性格最悪地獄のエロダンス女。2』
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