『妻達は今、海外にいます 後編』




『妻達は今、海外にいます 後編』
海外にて卑劣な権力者達の罠にはまり、弄ばれる日本人妻達を描いた フルカラーCGコミックの後編
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幸せな家庭をそれぞれ持つ二人の人妻
柴田真咲(しばたまさき)(33)と世良園花(せらそのか)(35)
所属するNPO団体の活動のため日本から遠く離れたズボオッホ自治区を訪れた
二人を待っていたのは権力者達の卑劣な罠だった。
苛烈な調教によって記憶を改変され、権力者達に奉仕する従順な女達として
その豊満に熟れた身体を弄ばれていた二人だったが
真咲だけはその状況に疑問を感じ始め・・・・
正気に戻り始めた彼女達をさらなる責め苦が襲う
あらすじ:『妻達は今、海外にいます』
プロローグ:がらんとした大邸宅と、二人の夫
都内の歴史ある建築設計事務所でアトリエを構える建築家の成瀬 宗一郎(なるせ そういちろう・34歳)と、インテリアデザイナーの橘 航平(たちばな こうへい・31歳)。
二人はそれぞれの妻が姉妹である義理の兄弟(義兄と義弟)であり、共同でデザイン事務所を経営するビジネスパートナーでもありました。
そんな二人の生活が一変したのは、それぞれの妻――宗一郎の妻で国際弁護士の静香(35歳)と、航平の妻で舞台衣装デザイナーの玲奈(32歳)が、偶然にも同じタイミングで大規模な海外プロジェクトのため、半年間の渡欧を決めたことでした。
「妻達は今、海外にいます」
広すぎる都内のシェアアトリエ兼大邸宅に二人取り残された男たち。寂しさを紛らわせるように始まった二人の共同生活は、至って静かで、規則正しく、平和なものになるはずでした。
遭遇:すれ違う夫妻と、共有される孤独
妻たちが渡航して1ヶ月。時差と多忙さに阻まれ、遠い異国からの連絡は日に日に減っていきました。
画面越しに見る静香と玲奈は、海外の第一線で自分の夢を追いかけ、まぶしく輝いています。一方で、取り残された自分たちは、ただ彼女たちの活躍を日本から応援することしかできない。
ある嵐の夜、国際電話でのちょっとした言葉のすれ違いから、妻と気まずい空気のまま連絡が途絶えてしまった航平は、リビングのソファで一人頭を抱えていました。
「僕たち……本当に必要とされているのかな」
落ち込む航平に、宗一郎は温かいハーブティーを淹れて差し出します。
「大丈夫だ、航平。君の支えがあるからこそ、彼女は向こうで戦えている。……寂しいのは、お互い様だがね」
宗一郎の低く落ち着いた声と、包み込むような温かな眼差し。自分を誰よりも理解し、優しく寄り添ってくれる義兄の存在に、航平の心は大きく揺さぶられました。
展開:二人だけの創作と、揺らぐ境界線
その夜を境に、二人の距離は急速に縮まっていきます。
昼は仕事のパートナーとして互いの才能を触発し合い、夜は落ち着いたリビングで酒を酌み交わしながら本音を語り合う日常。静香と玲奈という「妻」たちの存在を尊重しつつも、二人の間には、言葉にできない甘く切ない熱量が漂い始めます。
仕事で徹夜が続いたある日、作業デスクで眠りこけてしまった航平に、宗一郎はそっとブランケットをかけました。その際、ふと触れ合った指先。
「宗一郎さん……」
目を覚ました航平の真っ直ぐな瞳。宗一郎は静かに息をのむと、自分の抑え込んでいた感情の深さに恐怖すら覚えます。
妻を愛しているはずなのに、今、この手で抱きしめたいのは目の前にいる航平だということに。
試練:海外からの朗報と、忍び寄る終点
二人が手掛けた歴史的建造物のリノベーション事業が見事に賞を受賞し、事務所は大きな成功を収めます。
しかし、そのお祝いの最中、海外の静香から1本のビデオ通話が入ります。
『二人とも、受賞おめでとう! 実は朗報があるの。私の現地での契約が評価されて、永住権の申請が通りそうなの! 玲奈も現地でブランドを立ち上げるみたい。二人も、今度はヨーロッパに拠点を移さない?』
画面の向こうで満面の笑みを浮かべる妻たち。それは、現在の「日本での二人だけの生活」が強制的に引き裂かれることを意味していました。
通話が切れた後、静まり返るアトリエ。
「宗一郎さん……僕、向こうへは行きたくありません。僕は……ここで、あなたと建築を作っていたい……!」
航平の目から、溢れ出る涙が頬を伝い落ちました。
転機:月光の下の告白と、選んだ絆
宗一郎は逃げることをやめ、泣きじゃくる航平の華奢な肩を強く引き寄せ、抱きしめました。
「航平……私もだ。君と離れることなんて、もう考えられない」
「でも……僕たちは……!」
「分かっている。これは決して許されることではないかもしれない。だが、私にとって君は……もう単なる義弟でも、パートナーでもない。人生で最も愛おしい一人の人間なんだ」
大きな窓から月光が差し込むアトリエで、二人は初めて己の真実の感情を告白し合いました。
妻たちを裏切るのではなく、誠実に向き合うために。二人は「渡欧して妻たちの陰に生きていく道」ではなく、日本に残り、自分たちの足で二人で歩んでいく決意を固めたのです。
エピローグ:自分たちの足で立つ未来
数ヶ月後。二人は渡欧した妻たちと何度も真摯な話し合いを重ねました。お互いが自分の人生の新しいステージへ進むことを認め合い、円満な形でそれぞれの夫婦関係に区切りをつけ、新しい応援の形を選択したのです。
初夏の爽やかな風が吹き抜けるアトリエ。
「宗一郎さん、新しい図面、上がりました」
「ありがとう、航平。……うん、素晴らしい出来だ」
並んで図面を覗き込み、自然と手が触れ合う二人。
「妻達は今、海外にいます」――その言葉はもう、二人の寂しさや逃避の理由ではありませんでした。それぞれの場所で輝く元妻たちへの敬意と、自分たちの手で掴み取った真実の愛への誇りを込めた、新しい人生の始まりの合図だったのです。
二人は微笑み合い、しっかりと手を取り合いながら、二人だけの新しい未来へと歩み出していくのでした。
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『妻達は今、海外にいます 後編』
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