『ポイズンアソート』
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2026年4月にワニマガジン社から発売されたケレンメ先生の初単行本『ポイズンアソート』。
デビュー早々から異彩を放つ作風で注目を集めていた鬼才の、待望の1stタンク本です。
タイトル通り、「きれいなメスには…毒がある」というコンセプトのもと、端正な顔立ちのヒロインたちが倫理や常識をかなぐり捨て、快楽に溺れ堕ちていくアブない痴態が全6編+描き下ろしで収録されています。
この作品の最大の魅力は、独特の“堕ち感”と中毒性。
ただのエロ漫画ではなく、心理描写の深さと視覚的なインパクトが融合した、読後感の強い一冊です。
R-18版藤本タツキとも称される画風は、荒々しくも洗練された線でキャラクターの狂気を表現。チェンソーマン的なダイナミックさと、成人向けならではの生々しさが共存しています。
収録作品のハイライトと徹底考察
『カルト』/『タルト』
閉鎖的な町を舞台にした連作。思春期の男女が社会的な抑圧の中で交わり合う様子が描かれ、インモラルな青姦シーンが強烈。
家族や環境の呪縛が性欲を増幅させる展開は、読む者に息苦しさと興奮を同時に与えます。タルトの乙女ギャルヒロインのチョロさと純粋さが、徐々に毒に染まっていく過程が秀逸。
『黒染めの百合』
美人女教師マキノに憧れる女学生サクマの物語。百合要素を基調にしつつ、NTRや集団プレイへ発展する過激さ。
「あと何回くらいセックスしたらオソロになるかなあ…」というセリフが象徴するように、愛情と嫉妬、欲望が混沌とする心理描写が深い。サクマの葛藤と決断が、ヒロインの“毒”を体現しています。
『THIS IS MY SHIT』
美人で巨乳のヤリマン女子アキラが主人公。男を見下しつつ女の子に興味を持つバイセクシャル設定が新鮮。
後輩女子のNTR趣味が絡む展開は、快楽優先の奔放さと内面的な虚無感を巧みに描き出します。百合ビッチ要素が強い一編。
『刺激の向こう』/『刺激の向こう -アフターピル-』
女教師マキノの過去と現在を繋ぐ話。初体験から肉便器化への堕ちっぷりが生々しく、教育者としての立場を捨てる快楽の連鎖がテーマ。
続編的なアフターピル編では、現実的な代償とさらなる没入が描かれ、単なるエロを超えたリアリティがあります。
『異食症』
漫画家アシスタントの視点から語られる、巨乳チグサさんのコスプレ浮気シーンが衝撃的。
目撃する側の嫉妬と興奮が交錯し、読者自身を物語に引き込む構成。ペーペー漫画家の日常とエロスのギャップが絶妙です。
さらに単行本限定エピソードとデジタル版描き下ろしイラストが豪華。紙書籍と電子書籍で少し内容が異なる点もファンサービス満載です。
『ポイズンアソート』
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ケレンメ先生の作風を深掘り
ケレンメ先生の強みは、美麗なキャラクター造形と破壊的なエロスのコントラスト。整った顔立ちのヒロインがアヘ顔や乱れ果てるギャップが中毒性抜群です。画風は藤本タツキを思わせる独特の歪みと迫力があり、表情のデフォルメや構図のダイナミズムが感情を増幅。性行為シーンは肉感的で詳細ですが、ただ下品ではなく、物語性と融合しています。
テーマ的には「毒」がキーワード。社会の抑圧、秘密、欲望の連鎖が人々を蝕む様子を、セックスを通じて描く。NTR、百合、集団、浮気、堕落…多様なプレイを織り交ぜつつ、どの話もヒロインの内面的変化に焦点を当てているのが秀逸。倫理観を揺さぶる内容ですが、それがこの作品の“毒”の効き目です。
読者感想からも「打点が高い」「エロと漫画としての完成度が高い」「久しぶりにすごい作家に出会えた」といった声が多数。X(旧Twitter)では発売直後から話題沸騰、書店でも安定した売れ行きを見せています。
誰におすすめか? 読む際の注意点
- エロ漫画上級者:ただの抜き本ではなく、心理描写重視の人に刺さる。
- 堕ち系・NTR・百合好き:全編に渡るテーマ。
- 画風重視:藤本タツキや独特のタッチが好きな人。
注意点として、過激な性描写とダークな心理描写が多いので、ライトなエロを求める人には刺激が強すぎる可能性あり。18歳未満は絶対NGです。
総評:2026年注目のエロ漫画遺産
『ポイズンアソート』は、ケレンメ先生の才能が爆発した一冊。
「毒」を孕んだヒロインたちのアブない痴態は、読んだ後も脳裏に残ります。
エロの質、ストーリーの深み、ビジュアルのインパクト、全てが高水準。初単行本とは思えない完成度で、今後の活躍が非常に楽しみです。
デビュー作からここまで尖った作品を出せる作者は稀。「きれいなメスには毒がある」というキャッチコピーが、まさにこの本の全てを物語っています。
紙書籍で特典を楽しむもよし、デジタルでおまけイラストを堪能するもよし。エロ漫画ファンなら必読の一冊です。
この作品は快楽の毒にまみれながら、人間の弱さと欲望をえぐる傑作。
あなたもその毒に侵されてみてはいかがでしょうか? ただし、抜きすぎ注意です…
『ポイズンアソート』
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