はじめに
こんにちは、エロ漫画好きの皆さん!
今回はFANZA同人でリリースされた、サークル「こっとん堂」の最新作「まひると沼田〜罠にハメられた彼女〜2」をレビューしていきます。前作がリリースされてから約1年、待望の続編が2025年4月4日に登場しました。フルカラーで69ページというボリュームで描かれるこの寝取られ(NTR)漫画は、前作の衝撃的な展開を引き継ぎ、さらに深みのあるストーリーと感情の揺れを届けてくれます。さっそく、その魅力をたっぷりとお伝えしていきましょう!
前作のおさらいと続編への期待
まず、前作「まひると沼田〜罠にハメられた彼女〜」を簡単に振り返っておきましょう。舞台は地方のとある町。地元の弱小サッカー部が県大会で優勝し、その立役者であるエース・中村良介と、学校一の美少女・朝比奈まひるは誰もが羨むカップルでした。まひるは良介のサッカーへの情熱に心から惹かれ、彼の夢を全力で応援していました。しかし、そんな幸せな二人に目を付けたのが、生活指導担当の教師・沼田静夫。沼田は下卑た欲望を抑えきれず、まひるを自分のものにするために狡猾な計画を進めます。
沼田はまひるの恋人・良介と、彼女の親友であり沼田の恋人でもある橙子を利用し、二人を破滅させるような脅しの材料を握ります。そしてその材料を盾に、まひるに一夜の関係を強要。苦悩の末に条件を飲んだまひるでしたが、「その日限りで終わる」という約束を沼田が守るはずもなく、物語は不穏な空気を残して幕を閉じました。前作のラストで読者は「これからどうなるのか?」と悶々とした気持ちを抱えたままだったわけです。
そんな背景を持つ続編「まひると沼田〜罠にハメられた彼女〜2」は、前作のその後を描く第二弾。前作の99ページから少し減って69ページとなっていますが、フルカラーのデジタルコミックとしてのクオリティは健在です。果たして、まひると沼田の関係はどう進展するのか?良介との愛は守られるのか?さっそく中身を見ていきましょう。
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あらすじ:沼田の執念とまひるの葛藤
物語は、前作のラストからすぐ後の時間軸で始まります。まひるは沼田との一夜を「これで終わり」と信じていましたが、当然ながら沼田はその約束を反故にします。姑息な手段で手に入れた脅しの材料をさらに活用し、まひるを精神的に追い詰めていくのです。良介が全国大会に向けて日夜練習に励む中、まひるは沼田の要求に応じざるを得ない状況に陥り、二人の関係はさらに深い闇へと進んでいきます。
一方で、良介はサッカーへの情熱を燃やしながらも、まひるとの時間が減っていることに寂しさを感じています。彼はまひるの異変に気付きつつも、その真相にたどり着くことはできません。そして、まひるの親友・橙子もまた、沼田との関係を通じて物語に複雑な影を落とします。橙子自身が沼田に操られているのか、それとも何か別の意図があるのか、その点も読者を引きつけるポイントです。
前作では「一夜の関係」で終わったはずの出来事が、続編では沼田の執拗な欲望によって長期的な支配関係へと発展。まひるの心の葛藤と、それでも良介への愛を失いたくないという思いが、ページをめくるたびに痛々しく伝わってきます。
キャラクターの魅力と変化
この作品の魅力の一つは、キャラクターたちの心理描写が丁寧に描かれている点です。まずはヒロイン・朝比奈まひる。彼女は外見だけでなく、内面の強さと脆さが共存するキャラクターとして描かれています。前作では良介への愛を貫くために一度だけ我慢すればいいと決断したものの、続編ではその決断がどれほど脆いものだったかを思い知らされます。沼田の策略に抗おうとする姿は健気で、読者としては「なんとか逃げてほしい」と願わずにはいられません。
対する沼田静夫は、前作以上に狡猾で執念深い悪役として存在感を発揮しています。彼の行動は単なる欲望だけでなく、まひるを精神的に支配することに喜びを見出しているように感じられ、その歪んだ心理がNTRというジャンルの背徳感を一層際立たせています。沼田のキャラクター造形は、読者が嫌悪感を抱きつつも目が離せない、そんな魅力を持っています。
そして、良介と橙子の存在も見逃せません。良介は純粋でひたむきな少年であり、まひるとの愛を信じていますが、その無垢さが逆に彼を物語の悲劇的なポジションに置いています。一方、橙子は前作で沼田と恋人関係にあることが明かされていましたが、続編では彼女の内面や行動の動機がさらに掘り下げられ、物語に新たな深みを加えています。
作画と演出:フルカラーの臨場感
「こっとん堂」の特徴であるフルカラー作画は、本作でも健在です。69ページというボリュームながら、どのページも色彩豊かで情感が溢れています。特に、まひるの表情や仕草に込められた感情が、細やかなタッチで描かれている点が印象的。彼女の涙や戸惑い、そして沼田に抗えない瞬間が、読者の心に深く刺さります。
また、エロティックなシーンもNTR作品らしい背徳感を強調する演出が光ります。沼田との関係を強いられたまひるの身体的な反応と、それに相反する心の叫びが、断面図や汗の描写を通じてリアルに表現されています。フルカラーならではの鮮やかさが、こうしたシーンのインパクトをさらに高めていると言えるでしょう。
ただし、前作と比べるとページ数が減った分、一部のシーンがやや駆け足に感じられる部分も。例えば、まひると良介の日常的なやり取りがもう少し描かれていれば、二人の絆がより強調され、NTRの悲劇性が強まったかもしれません。それでも、全体のバランスとしては十分に満足できるクオリティです。
NTRとしての完成度と感情への訴求力
この作品の最大の魅力は、NTRというジャンルが持つ感情の揺さぶりを見事に描き切っている点です。まひるが沼田に屈する過程は、単なる肉体的な関係を超えて、彼女の心が少しずつ蝕まれていく様子が克明に描かれています。読者はまひるの視点で苦悩を感じ、良介の視点で無力感を味わい、沼田の視点で歪んだ満足感を垣間見る――そんな多層的な感情体験が可能です。
特に、沼田が「その日限り」と約束したはずの関係を反故にし、まひるをさらに追い詰める展開は、NTR好きにとってはたまらないポイントでしょう。まひるが良介への愛を守りたいと願いつつも、沼田の策略に抗えない状況は、読者の胸を締め付けるものがあります。この「どうにもならない感」が、NTRというジャンルの本質をしっかりと捉えているのです。
総評:続編として期待を裏切らない一作
「まひると沼田〜罠にハメられた彼女〜2」は、前作の衝撃的な展開を引き継ぎつつ、さらに深い感情の渦へと読者を誘う作品に仕上がっています。フルカラー69ページというボリュームで描かれる物語は、まひると沼田の関係が単なる一夜の過ちでは終わらないことを示し、今後の展開への期待を膨らませます。キャラクターの心理描写、作画の美しさ、そしてNTRとしての背徳感――どれを取っても高い完成度を誇る一作です。
ただ、個人的にはもう少し良介の視点や橙子の動向が掘り下げられると、さらに物語に厚みが出たかなと感じました。それでも、この作品がNTRファンにとって満足度の高いものであることは間違いありません。価格は880円(FANZA専売)と手頃で、寝取られというジャンルが好きな方ならぜひ手に取ってほしいですね。
さて、次回作はあるのか?沼田の策略はどこまで続くのか?まひると良介の愛は取り戻せるのか?続きが気になる終わり方だったので、こっとん堂さんの次回作にも大いに期待したいと思います。皆さんもぜひ読んで、この感情のジェットコースターを体験してみてください!
以上、「まひると沼田〜罠にハメられた彼女〜2」のレビューでした。それでは、また次のエロ漫画レビューでお会いしましょう!