「クール系人妻OLネトラレ日記」
「クール系人妻OLネトラレ日記」
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美咲は、都心の広告代理店で働く32歳のOLだ。黒髪をきっちりとまとめ、シャープなスーツに身を包んだ彼女は、職場ではまさに「高嶺の花」と呼ばれる存在だった。知的でクールな美貌に、控えめながらも洗練された振る舞い。男性社員たちの視線を集めつつも、彼女はいつも一線を画し、誰とも深入りしない。プライベートでは、5年前に結婚した夫・浩一と穏やかな日々を送っていた。浩一は真面目なサラリーマンで、優しくて家庭的。だが、ベッドの上では話が別だった。結婚当初はそれなりに情熱的だったセックスも、いつしかルーチンワークのようになり、美咲は一度も本当の絶頂を迎えたことがない。夫の優しい愛撫は心地よいものの、いつもどこか物足りない。夜ごと、夫が眠りについた後、彼女は一人で体を慰めるのが習慣になっていた。シーツに埋もれ、指を這わせながら、頭の中ではぼんやりとした幻影が浮かぶ。現実の欲求不満を、密かな自慰で紛らわせる日々。それが、彼女の秘密のルーチンだった。
ある金曜の夜、オフィスで残業を終えた美咲は、誰もいない休憩室に寄った。疲れた体を休めようと、ソファに腰を下ろし、つい魔が差した。スマホのエロティックな小説を読みながら、そっとスカートの中に手を滑り込ませる。息を潜め、目を閉じて想像に浸る。夫の顔など浮かばない。ただ、荒々しく、激しく、己を支配するような男の影。体が熱くなり、吐息が漏れる。絶頂の寸前で、ようやく体が震えたその時──。
「へえ、意外だなあ。君みたいな人が、こんなことしてるなんて」
低い声が響き、美咲は飛び上がるように目を見開いた。休憩室の隅、暗がりに同僚の拓也が立っていた。30代半ばの営業マンで、いつも軽薄な笑みを浮かべる男。社内ではプレイボーイの噂が絶えないが、美咲は距離を置いていた。どうしてここに? 彼の手にはスマホが握られ、画面がぼんやり光っている。美咲の心臓が激しく鳴った。まさか……。拓也はにやりと笑い、スマホを振ってみせた。「全部、撮っちゃったよ。君の可愛いおまんこ、指でぐちゅぐちゅやってる姿。社内にばらまかれたくなかったら、言うこと聞けよ」
弱みを握られた瞬間、美咲の世界は崩れ落ちた。翌週の月曜日、拓也は昼休みに彼女を空き会議室に連れ込んだ。ドアをロックし、ゆっくりと近づく。「嫌だ、触らないで……」美咲は抵抗したが、拓也の目は冷たく輝いていた。「動画、送っちゃうよ? 旦那さんに見せてあげようか」脅しに屈し、彼女は震える手でブラウスのボタンを外した。拓也の視線が肌を這う。夫の優しいキスとは違う、獣のような熱気が迫る。彼は美咲をテーブルに押し倒し、乱暴にスカートをまくり上げた。「おいおい、こんなに濡れてんじゃん。オナニーで満足できないんだろ?」言葉が胸を抉る。美咲は涙を浮かべ、首を振ったが、体は正直だった。拓也の太い指が秘部を割り、奥を掻き回す。夫の細い指とは比べ物にならない、荒々しい刺激。体が勝手に反応し、声が漏れる。「あっ……いや……」
拓也は笑いながらズボンを下ろし、硬く張りつめたものを美咲に押しつけた。夫のものよりずっと大きく、熱い。挿入の瞬間、美咲は悲鳴のような喘ぎを上げた。痛みと快楽が混じり、頭が真っ白になる。拓也の腰が激しく動き、彼女の体を貫くたび、未知の波が押し寄せる。「ほら、感じてるだろ? 旦那じゃこんなにイカせられないよな」彼の言葉が耳に刺さる。美咲は必死に否定しようとしたが、体は裏切った。一度目の絶頂が、夫との5年間で味わったことのない爆発的なものだった。体が痙攣し、視界が揺れる。「あぁっ……イく……!」二度目、三度目と、拓也の動きに合わせて波が繰り返す。夫のセックスはいつも途中で終わっていたのに、ここでは果てしない。汗まみれの体を重ね、拓也の息が耳元で荒く響く中、美咲は自分自身を失っていった。終わった後、床に崩れ落ちる彼女に、拓也は満足げに囁いた。「次はもっと楽しもうぜ。君、俺のものだ」
あの夜以来、美咲の心は乱れた。このままではいけない。夫を愛しているはずだ。拓也の快楽は、ただの事故。取り戻さなければ。週末、美咲は久しぶりに夫を誘惑した。キャンドルを灯し、セクシーなランジェリーをまとい、浩一の首に腕を回す。「今夜は、もっと深く……」浩一は喜んで応じ、優しくキスを重ねた。ベッドで体を重ねる。夫の指が優しく愛撫し、挿入の瞬間、懐かしい温かさが広がる。だが、それだけだった。動きは穏やかで、心地よいのに、頂点に届かない。美咲は必死に腰を動かし、声を上げてみた。夫の精器は、拓也のそれに比べて頼りなく、ただのぬくもりでしかなかった。絶頂の気配すら訪れず、浩一が満足げに果てる頃、美咲の体は冷え切っていた。「ごめん、疲れてるのかな……」夫の謝罪が、余計に胸を痛めた。
月曜日、再び拓也の視線が美咲を捕らえる。抵抗する気力は、もう残っていなかった。空き会議室で、彼の腕に抱かれながら、美咲は自ら足を開いた。拓也のものが体を満たすと、即座に快楽の渦が巻き起こる。一度、二度、三度……何度目かの絶頂で、彼女は声を抑えきれず叫んだ。「もっと……あぁ、壊して……!」夫の愛は優しくて美しい。でも、拓也のそれは、獣のように貪欲で、魂を抉る。オフィスの片隅で繰り返される不倫の儀式。最初は脅しだったものが、今は渇望に変わっていた。美咲は鏡に映る自分の顔を見る。頰は上気し、目は潤んでいる。高嶺の花だったはずの自分が、こんなにも淫らに変わっていく。もう、戻れない。夫のベッドでさえ、物足りなさが募るだけだ。拓也の熱い息が肌を焦がすたび、彼女は深く沈んでいく。禁断の快感に溺れ、日常の仮面を被ったまま、二重生活を続ける。いつかすべてが露見する日が来るかもしれない。それでも、今はただ、この渇望を満たすことしか考えられない。美咲の心は、静かに、しかし確実に、闇に染まっていった。