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▶【新刊】「だらしないギャルにお金を貸してヤらせてもらう生活2」manymanyrain

「だらしないギャルにお金を貸してヤらせてもらう生活2」

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釘本ミナは、僕の隣に住む22歳の女性だ。彼女は一言で言うなら「だらしないギャル」。派手な金髪に、いつも少し崩れたメイク、だぼっとした服を着ていて、どこか自由奔放な雰囲気を漂わせている。ミナの生活は、酒、たばこ、ギャンブルに彩られている。夜な夜な缶ビールを片手にベランダで電話をする声や、パチンコ店の袋を提げて帰宅する姿をよく見かける。彼女のアパートの部屋は、僕の部屋の隣にあり、薄い壁越しに時折聞こえる笑い声や音楽が、彼女の存在をいつも感じさせた。

僕とミナの関係は、ちょっと普通じゃない。きっかけは、半年前のある夜だった。ミナが突然僕の部屋のインターホンを鳴らし、困ったような顔で立っていた。「ねえ、ちょっとお金貸してくんない? 今月、ちょっとピンチでさ…」彼女の声は少し震えていて、いつも強気なギャルっぽさが影を潜めていた。話を聞くと、パチンコで負けが込んで家賃が払えないのだという。僕は少し迷ったが、彼女の切羽詰まった表情に負けて、5万円を貸した。

その日から、ミナは何かと理由をつけては僕の部屋を訪れるようになった。「次の給料日には返すから!」と笑顔で約束するけど、結局返済は滞りがちだった。代わりに、ミナは妙な提案をしてきた。「お金の代わりに、さ…一緒に楽しい時間過ごさない?」彼女の提案は、最初は冗談かと思った。でも、彼女の真剣な目を見て、これは本気だと悟った。こうして、僕とミナの奇妙な関係が始まった。お金を貸す代わりに、彼女は僕と特別な時間を共有する。それが僕たちの暗黙のルールになった。

ミナはだらしないけど、どこか憎めない魅力がある。彼女の部屋に遊びに行くと、散らかった床には空のビール缶やファッション雑誌が転がっていて、テーブルにはタバコの灰が少しこぼれている。それでも、彼女が淹れてくれるインスタントコーヒーは妙に美味しく感じる。ミナはよく自分の夢を語る。「いつかでっかい一発当てて、豪華なマンションに住むんだ!」と、目をキラキラさせながら言うけど、その計画はいつもパチンコや競馬に消えていく。そんな彼女を見ていると、呆れ半分、応援したくなる気持ちが半分だ。

ある日、ミナがいつものようにお金を借りに来た。「ねえ、今回だけ! マジで! 競馬で絶対勝てる情報があるの!」彼女の言葉に、僕は苦笑しながら財布を取り出した。でも、この日は少し違った。ミナは借りたお金の代わりに、僕を近くの公園に連れ出した。夜の公園は静かで、街灯の光がミナの金髪を優しく照らしていた。「いつも借りっぱなしで悪いなって思ってるんだよ」と、彼女は少し照れくさそうに言った。そして、ポケットから小さなキーホルダーを取り出し、僕に渡した。「これ、前にパチンコで勝った時に買ったやつ。返す約束の代わりに、受け取ってよ」そのキーホルダーは、ミナらしい派手なデザインだったけど、なんだか彼女の気持ちが詰まっている気がした。

僕とミナの関係は、お金と時間の交換から始まったけど、最近はそれ以上の何かを感じる瞬間が増えてきた。彼女のだらしない生活や、時折見せる無防備な笑顔が、僕の日常に彩りを加えている。ミナは相変わらずパチンコに夢中で、借金の返済は遅れがちだけど、彼女と過ごす時間は、僕にとって特別なものになりつつある。この先、僕たちの関係がどうなるのかはわからない。でも、ミナの笑顔を見ていると、なんだかそれも悪くないと思えてくるのだ。