『退魔の母、禄 リマスター総集編』
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『退魔の母』シリーズ5作品に加筆修正を加え、おまけエピソードを追加した総集編です。
全体的に腋毛,陰毛マシマシでくさそう感がさらにアップ!
これ一冊でドスケベお母さん(と、お母さんのお母さん)がたっぷり堪能できるお買い得保存版!!
あらすじ:『退魔の母、禄』
プロローグ:孤高の霊能者と、傷だらけの青年
現代の東京。陰謀と怪異が渦巻く裏社会で、人々から恐れられつつも絶大な尊敬を集める女性がいました。旧家の霊能一族を束ね、その強大な力と包容力から「退魔の母」と称される葛城 禄(かつらぎ ろく・35歳)です。
禄は凛とした和服に身を包み、どんな凄惨な怪異にも怯まぬ冷徹な決断力を持つ一方、一族や頼ってくる人々を命懸けで守る、母性にあふれた慈悲深い人物でした。
そんな彼女のもとに、ある雨の夜、ボロボロに傷ついた青年が逃げ込んできます。新興の悪徳霊感グループに能力を利用され、用済みとして処分されかけていた青年・神代 蓮(かみしろ れん・22歳)です。
「もう……誰も信じられない……。俺の力なんて、災いを生むだけだ……」
絶望し、心を閉ざす蓮に対し、禄は静かに、しかし力強くその痩せた肩を抱きしめました。
「もう大丈夫ですよ、蓮さん。この葛城の屋敷にいる限り、誰もあなたを傷つけさせません。我が子のように……いいえ、大切な存在として、私があなたを守ります」
その温かな体温と真摯な瞳に、蓮の凍てついた心は雪解けのように溶かされていきました。
遭遇:屋立での日常と、芽生える甘い情熱
葛城の屋敷で居候兼、禄の退魔助手を務めることになった蓮。
禄は凄腕の退魔師として日常の怪異を撃退する傍ら、屋敷では自ら台所に立ち、蓮のために温かい料理を振る舞うなど、甲斐甲斐しく世話を焼き始めます。
「禄さん、僕のことは助手として扱ってください。そんなに甘やかされたら……」
「ふふ、ダメですよ。傷ついた人が元気になるまで世話を焼くのが、私の生きがいですから」
最初は「頼れる庇護者」「母親のような存在」として禄を仰ぎ見ていた蓮でした。しかし、仕事中に見せる冷徹なまでの凛々しさと、二人きりの時に見せるどこかお茶目で無防備な素顔のギャップに接するうち、蓮の心の中にあった「尊敬」は、次第に「一人の女性への激しい恋心」へと変化していきます。
(彼女を『母』と呼んで諦めたくない。俺が強くなって、今度は俺がこの人を守る男になりたい……!)
展開:引き裂かれる運命と、悪霊の影
しかし、二人の穏やかな日々に暗雲が立ち込め始めます。
蓮を追う悪徳霊感グループの教祖が、古代の強力な邪神を呼び出し、葛城一族の滅亡と蓮の奪還を目論んで襲撃を仕掛けてきたのです。
街一面を黒い霧が覆い、無数の悪霊が屋敷へと押し寄せます。一族の長として、そして「退魔の母」として、結界の真ん中で一人で重圧を背負い、命を削って魔を祓う禄。
「蓮さん、あなたは奥の部屋へ隠れていなさい! ここは私が……!」
「嫌だ! 禄さんを一人で死なせたりなんて絶対にしない!」
血を吐きながらも立ち続ける禄の背中に、蓮は駆け寄ります。自分を庇って傷ついていく禄の姿を見て、蓮の中に眠っていた絶大な霊力が一気に覚醒しました。
試練:母の仮面と、男の叫び
絶体絶命の窮地の中、教祖の放った呪いの刃が禄に向かって飛来します。
「禄さん――っ!!」
蓮は身を挺して禄の前に立ちはだかり、覚醒した霊力で強力な結界を展開して刃を弾き返しました。倒れ込む蓮を、禄は悲鳴を上げて抱き起こします。
「どうして……どうして私を庇うのですか!? 私はあなたを守る『母』のような存在のはずなのに……!」
涙を流し、取り乱す禄。その頬に、蓮は震える手をそっと伸ばして触れました。
「気づいていないんですか、禄さん……。僕にとってあなたは『お母さん』なんかじゃない……! ひとりの愛おしい女性なんです! 頼むから……一人で背負わないでくれ!」
雨と黒い霧の中、蓮の魂からの叫びが響き渡ります。
長年「退魔の母」という重い仮面を被り、誰かを守るためだけに生きてきた禄の心が、激しく揺さぶられました。守られる存在だと思っていた青年が見せた、一人の男としての強い力と、自分への真っ直ぐな愛。
「蓮……さん……」
禄の目から、溢れ出る涙が止まらなくなりました。彼女もまた、一人で孤独と戦う中で、自分を救おうとしてくれる蓮に心を奪われていたことに気づいたのです。
転機:重なる霊力と、至高の退魔
「私を……信じて愛してくれて、ありがとう。もう『母』としてではなく……一人のパートナーとして、あなたと共に戦います!」
覚醒した二人の愛と信頼が、二人の霊力を一つに融合させました。
禄の洗練された退魔の術と、蓮の圧倒的な霊力が重なり合い、眩いばかりの黄金の光が夜空を貫きます。二人は手を取り合い、互いの存在を感じながら、押し寄せる邪神と悪霊の群れを一瞬にして浄化してみせたのです。
エピローグ:これからの二人
戦いが終わり、街に平和な朝焼けが差し込む頃。
ボロボロになった屋敷の縁側で、二人は並んで腰掛け、昇る朝日を眺めていました。
「……ねえ、蓮さん。『退魔の母』っていう呼び名、なんだかすごく照れくさくなっちゃったわ」
顔を真っ赤にして、恥ずかしそうに下を向く禄。かつての冷徹な長としての面影はなく、そこには一人の可憐で愛おしい恋する女性の姿がありました。
蓮は優しく笑うと、彼女の小さな手をしっかりと握り締めました。
「いいんじゃないですか? 世間がどう呼ぼうと……僕にとっては、世界で一番可愛くて大切な、僕だけの女神なんですから」
「もう、上手いこと言っちゃって……」
照れる禄を引き寄せ、そっと額を重ね合わせる二人。
過酷な宿命を乗り越え、本当の絆で結ばれた二人の新しい物語が、温かな光の中で静かに始まっていくのでした。
『退魔の母、禄 リマスター総集編』
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