「カースト最上位ギャルが元陰キャの幼馴染だったので教育する」
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学年カースト最上位ギャルが、実は元陰キャの幼馴染だったので教育します
プロローグ:再会は突然に、派手な姿で
都内の有名私立大学に通う桐島 陸(きりしま りく・20歳)は、自分のペースを崩さずに静かなキャンパスライフを送る、いたって真面目な文系大学生でした。
ある秋の日の放課後、陸は大学近くのカフェで、学内でも「カースト最上位」と名高い派手な美女グループの中心人物・神城 葵(かみしろ あおい・20歳)と偶然相席することになります。
鮮やかな金髪、洗練された最新トレンドのメイク、そして誰もが振り向く抜群のスタイル。周囲の学生から憧れと恐れを集める彼女でしたが、隣に座った陸の顔を覗き込むなり、その大きな瞳を丸くしました。
「……え!? もしかして……りっちゃん!?」
「え……神城さん……? 嘘だろ、あおい……!?」
なんと彼女の正体は、かつて小・中学校時代に近所に住み、目立たず大人しくて人見知りだった陸の幼馴染・「あおい」だったのです。当時のボブヘアで引っ込み思案だった面影はどこにもなく、完全な超絶美少女ギャルへと変貌を遂げた姿に、陸は絶句するしかありませんでした。
遭遇:ギャルの秘密と、「プロデュース」の開始
二人きりになると、葵は昔のような親しみやすい笑顔を見せ、変身の理由を明かしました。
「大学に入ってからデビューしたんだけどさ……実は今でも、中身は昔の『陰キャ』のまんまなの! ファッションも立ち振る舞いも、必死に勉強して作ってるだけなんだよね……」
周囲からは「完璧なカースト最上位ギャル」として扱われているものの、本当は大人数のパーテイーや派手なノリが苦手で、無理をして強がっているという葵。彼女は真面目で信頼できる陸の手を両手で握り締め、必死の面持ちで頼み込んできました。
「ねえ、りっちゃん! 私のこの『ハリボテのギャル』がバレないように、そして本当の意味で素敵な大人の女性になれるように……私を教育(プロデュース)してくれない!?」
こうして、落ち着いていて観察眼の鋭い陸が、カースト最上位ギャル・葵の「内面と立ち振る舞いを磨く専属家庭教師」を務めるという、奇妙な教育生活がスタートしました。
展開:二人だけの教育時間と、解けていく心の距離
ふたりの「教育」は、講義の合間や互いの部屋で行われました。
「あおい、言葉遣いが少し雑になってる。もっと品のある語彙を増やそう」 「うう……りっちゃん厳しい〜! でも……りっちゃんに言われるなら頑張る!」
陸は葵に、上品な立ち振る舞いや会話のキャッチボール、大人の嗜みとしての読書やマナーを優しく、時には厳しく教えていきます。一方の葵も、陸の教えを愚直なまでに吸収し、どんどん内面からも魅力を溢れさせていきました。
教え子と家庭教師という関係の中で、二人は次第に「幼馴染」以上の感情を抱くようになります。
華やかな大学の友人たちといる時には決して見せない、陸の前だけで見せる無防備な照れ顔や素直な甘え。そして、誰もが憧れる葵が、自分だけに全幅の信頼を寄せてくれる特別感。
「りっちゃんのおかげで、自分に自信が持てるようになってきたよ。……でもね、私が一番褒められたいのは、他の誰でもなく『りっちゃん』なんだよ?」
夕暮れ時の部屋で、少し赤くなった頬を隠しながら上目遣いで告げてくる葵に、陸の心臓は破裂しそうなほど激しく打ち鳴らされるのでした。
試練:華やかな世界からの誘いと、生じた誤解
しかし、二人の甘い関係に試練が訪れます。
葵の圧倒的な美貌と人気の高さから、学内でも指折りの有名男子サークルの幹部から強烈なアプローチを受けるようになったのです。華やかなパーティやイベントに頻繁に誘われる葵を見て、陸の胸に強い焦燥感と諦めが交錯します。
「あおいはもう、俺の手を借りなくても十分に魅力的な大人の女性になった。いつまでも俺みたいな地味な人間が隣にいたら、彼女の邪魔になるんじゃないか……」
自分の無力さと引け目から、陸は「教育はもう終了だ」と葵に告げ、彼女と距離を置こうとします。
しかし、陸が離れていくのを感じた葵の心は、絶望と悲しみで押し潰されそうになっていました。葵にとって「カースト最上位」になることは、昔から憧れていた陸の隣に胸を張って立つための努力だったからです。
転機:雨のキャンパスと、本当の叫び
陸が部室棟から出てきた雨の日の放課後。傘もささずに濡れた状態で待っていたのは、涙でメイクを濡らした葵でした。
「どうして避けるの、りっちゃん……! 私、何か悪いことした……!?」
「神城さん……君はもう完璧だ。俺が教えることなんて何もないし、もっと相応しい華やかな奴らと一緒にいるべきだろ」
突き放そうとする陸に対し、葵は大粒の涙をこぼしながら、胸の内に溜め込んでいた想いを叫びました。
「バカ! 全然わかってない! ギャルになったのも、自分磨きをしたのも……全部、りっちゃんに『綺麗になったね』って言われたかったからだよ! 周りの評価なんてどうでもいい! 私が好きなのは、世界で一番かっこいいりっちゃんだけなの!」
葵の悲痛な告白と涙。陸は頭を殴られたような衝撃を受けると同時に、己の臆病さを激しく恥じ入りました。陸は傘を投げ捨て、雨の中で葵の華奢な身体を強く抱きしめました。
「ごめん、あおい……! 俺が間違ってた! 俺も……ずっと前から君のことがたまらなく好きだったんだ! もう二度と離さない!」
雨音をかき消すような真摯な告白。二人は雨の中で強く抱き合い、重なる唇で互いの熱い愛を確かめ合いました。
エピローグ:特別なパートナーとして
数ヶ月後。キャンパスでは相変わらず「憧れの最上位ギャル」として輝く葵。しかし、講義が終わると彼女が向かうのは、いつも図書館の隅で待つ陸の元でした。
「りっちゃん! 今日の講義のレポート、満点だったよ! ご褒美ちょうだい?」
「よく頑張ったね、あおい」
微笑む陸が彼女の頭を優しく撫でると、葵は嬉しそうに目を細め、陸の腕にぎゅっと抱きつきます。
「昔の『元陰キャ』な私を見抜いて教育してくれたのは、世界でりっちゃんだけ。……これからも一生、私を特別に可愛がってね?」
外見は最高に華やかなギャル、内面は一途で健気な恋人。 二人だけの秘密の「教育」から始まった恋は、解けることのない強い愛の絆となって、これからも甘く幸せに続いていくのでした。
「カースト最上位ギャルが元陰キャの幼馴染だったので教育する」
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