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上京した彼女、都会の男のセフレに堕ちる──

「上京した彼女、都会の男のセフレに堕ちる──」NEPUKA

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上京した彼女、都会の男のセフレに堕ちる──

春の陽気がまだ肌寒い頃、悠里は地元を離れる日を指折り数えて待っていた。大学進学のため、東京へ──。夢と希望が胸いっぱいに広がる一方で、恋人の伸二は複雑な顔をしていた。伸二は地元で就職が決まり、遠距離恋愛になる。高校時代から付き合ってきた二人は、離れ離れになることに伸二が特に不満げだった。「毎日会えなくなるなんて、俺耐えられるかな」って、電話越しにぼやく伸二の声が、悠里の心を少し重くした。でも、悠里は前向きだった。「伸二、信じてるよ。私たちなら大丈夫」って、笑顔で返事して。

上京してすぐ、入学式が終わった。新しい生活にワクワクしながら、悠里はサークルの歓迎会に参加した。文学サークルで、みんな優しそうで、すぐに打ち解けられそうだった。会場は大学の近くの居酒屋で、賑やかな声が飛び交う。悠里はビールを少し飲んで、隣の席の人と話していたら、ふと一人の男が近づいてきた。名前は拓也、先輩だって。サークルに顔を出してるけど、実は本気で文学やってるわけじゃなくて、ただの遊び半分らしい。背が高くて、笑顔が爽やかで、なんか都会っぽい雰囲気。悠里は地元じゃこんなタイプの男、見たことなかった。

拓也は自然に会話に入ってきて、「新入生? 緊張してる?」って声をかけた。悠里は頷いて、出身地のこととか話した。伸二のことだって、少し触れたよ。「彼氏、地元にいるんだ」って。拓也は「へえ、遠距離か。大変だね」って、興味深そうに聞いてきた。そしたら、突然グラスを差し出して、「これ、飲んでみ。特別なカクテルだよ」って。悠里は断ろうとしたけど、みんなが飲んでるし、断るのも悪いかなって、口つけた。甘くて、なんか変な味がしたけど、気にせず飲み干した。

数十分後、頭がぼんやりしてきて、視界が揺れた。歓迎会が終わって、みんなと別れたはずなのに、気づいたら拓也の部屋にいた。裸で、ベッドに横たわってる。体が熱くて、意識が朦朧としてる中、拓也の顔が近づいてくる。スマートフォンが鳴ってる、伸二からだ。着信音が部屋に響くのに、悠里は動けなかった。拓也の手が、悠里の肌に触れて、ゆっくりと這っていく。あの瞬間、悠里の心は真っ白だった。

翌朝、目が覚めたら、隣に拓也が寝てる。裸のままで。悠里は飛び起きて、シーツを掴んだ。心臓がばくばくして、昨日の記憶が断片的に蘇る。歓迎会、飲み物、そして……。慌てて服を探して着て、拓也に一言も言わずに部屋を飛び出した。外の空気が冷たくて、涙がにじんだ。家に帰って、シャワーを浴びまくった。あれは夢だ、なかったことにしようって、自分に言い聞かせた。

それから数日後、伸二といつものように電話してた。「悠里、元気? 東京どう?」って、伸二の声が優しい。悠里は「うん、楽しいよ」って無理に明るく返した。でも、その時、スマホにメッセージが届いた。知らない番号から。『これその時の動画な』って。添付ファイル付き。悠里の指が震えた。伸二に聞こえないよう、電話を切って、動画を開いた。

画面に映ったのは、自分自身。獣みたいに声を上げて、拓也の体に絡みついてる姿。嬉々として、抵抗なんてしてない。数分間の動画なのに、悠里の目は釘付けになった。あの夜のうっすらした記憶が、鮮やかによみがえる。体が熱くなって、震えが止まらなかった。信じられない。どうしてあんな風に……。動画を消したけど、頭から離れない。

それから拓也からの連絡はぱったり止まった。悠里は誰にも言えず、罪悪感を抱えて過ごした。伸二との電話で、笑顔作るのが辛くなった。夜、ベッドであの動画のシーンがフラッシュバックする。削除したはずなのに、脳裏に焼き付いてる。耐えきれなくなって、とうとう拓也に連絡した。「動画、消して。お願い」って。

返事はすぐ来た。『消してほしければ、家に来いよ。あの部屋で』。悠里は迷った。でも、あの動画が漏れたら、伸二に知られたら、全部終わりだ。仕方なく、指定されたアパートへ向かった。あの夜と同じ場所。ドアを開けた拓也は、ニヤリと笑って、「よく来たね」って。部屋は散らかってて、ビールの匂いがした。

「動画、消して」って、悠里は震える声で言った。拓也はスマホを弄りながら、「簡単だよ。条件がある」って。悠里の心がざンッと鳴った。「どんな……?」。「俺とまた、楽しもうぜ。一回でいいから」って。悠里は目を逸らした。あの夜の記憶が、体を熱くする。拒否すれば動画が広がるかも。伸二の顔が浮かんで、胸が痛い。でも、動画の自分が、どこかで喜んでるみたいで、怖くなった。

結局、悠里は頷いた。拓也の手に導かれて、ベッドへ。服が脱がされていく感触が、あの夜と同じ。体が勝手に反応して、声が漏れた。拓也は優しく、でも強引に体を重ねてくる。悠里の心は混乱してた。伸二、ごめん。でも、こんなに気持ちいいなんて……。終わった後、拓也は本当に動画を消した。スマホを見せて、「ほら、なくなったよ」って。

悠里は服を着て、部屋を出た。外は夕暮れで、街の喧騒が遠く聞こえる。罪悪感が胸を刺すのに、体は満足感で満ちてた。あれで終わり、と思った。でも、数日後、またメッセージが来た。『次はいつ? 動画、バックアップ取っといたよ』。嘘だってわかってるのに、悠里の指は返信を打ってた。「いつ?」って。

それから、悠里の生活が変わった。伸二との電話は減って、拓也の部屋へ通うようになった。最初は動画のせいだって自分に言い訳してた。でも、だんだんそれだけじゃなくなった。拓也の触れ方が、都会の男の余裕が、悠里を虜にする。体が求めちゃうんだ。伸二に嘘つくのが慣れてきて、「サークル忙しい」って適当に誤魔化す。

ある夜、拓也の部屋でまた体を重ねてる時、悠里はふと思った。伸二の優しい声より、拓也の荒々しい息遣いが心地いい。動画なんて、もう関係ない。ただ、会いたいから来てる。拓也は悠里の髪を撫でて、「お前、俺のものだろ」って囁く。悠里は頷いて、キスを返した。

伸二はまだ知らない。悠里が上京して、こんな風に変わったこと。遠距離の隙間を、拓也が埋めてる。悠里は時々、罪悪感で泣くけど、それさえ拓也に抱かれて溶けていく。都会の夜は長くて、悠里の心はもう、地元に戻れないところまで来ちゃったみたいだ。