FANZA同人にて配信中の「童貞大好き女学生ちゃん、絶倫童貞に敗北する―Second Memory―」(以下、「Second Memory」)は、前作「童貞大好き女学生ちゃん、絶倫童貞に敗北する―OneMore!―」の続編にあたる作品です。著者は「まかろんシュガー」さんで、エロティックかつコミカルな展開が魅力の人気作家です。本作は、前作未読でも楽しめるようあらすじが用意されている一方で、前作で描かれた「出会いと敗北」の経緯を知ることで、より深く物語に没入できる設計になっています。今回は、この「Second Memory」を徹底レビューし、その魅力や見どころを掘り下げていきます。
作品概要とあらすじ
「Second Memory」は、童貞キラーとして名を馳せた女学生・春里ミユリと、彼女を逆に完膚なきまでに「分からせた」絶倫巨根童貞くんが織りなす、新婚生活の物語です。前作でミユリは、童貞を「食べる」ことが生きがいだったにもかかわらず、想定外の絶倫っぷりに敗北し、彼なしでは性欲を満たせない体にされてしまいます。その結果、濃厚なセックスライフの末に妊娠し、幸せな毎日を送る二人。しかし、新婚生活が順調に進む中、ある日ミユリは夫が「見知らぬ女」と密会している場面を目撃してしまいます。浮気を疑ったミユリは、彼を再び自分に惚れ直させるべく奮起し、誘惑と挑発を繰り広げることに。物語は、そんなすれ違いと情熱的な種付けセックスが交錯する、イチャラブとエロス満載の展開へと突き進みます。
本作のページ数はモノクロ本文55ページ、表紙カラー1ページ、告知イラスト他5ページの合計61ページで、PDFも同梱されています。プレイ内容はイチャラブ、フェラ、パイズリ、中出し、ポルチオ責め、アナル、コスプレ、妊娠、淫語喘ぎ、ハート喘ぎ、連続絶頂と多岐にわたり、エロ漫画ファンなら誰もが満足できるバラエティ豊かなメニューが揃っています。
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物語の魅力:すれ違いから生まれる情熱とエロス
本作の最大の魅力は、ミユリと夫の「すれ違い」が物語に深みを与えている点です。ミユリは夫の浮気を疑い、彼を挑発してその気にさせようと試みます。一方、夫は実はミユリを気遣ってセックスを控えようとしていただけで、浮気などしていなかったことが後で判明します。このすれ違いが、コミカルでありながらも二人の情熱的な関係性を際立たせています。
特に印象的なのは、ミユリが「浮気ち○ぽで気持ちよくなって来ちゃおっかなぁ〜」と挑発するシーン。彼女の強気な性格と、彼への独占欲が垣間見えるこの場面は、読者に笑いと興奮を同時に与えます。そして、それに耐えきれなくなった夫が「プツン」とスイッチを入れて襲いかかる瞬間は、まさに本作のクライマックス。ミユリの「調子乗っへごめんなひゃいいいっ!」という絶叫とともに繰り広げられる激しいセックスシーンは、エロさとユーモアが絶妙に融合した名場面と言えるでしょう。
このように、「Second Memory」は単なるエロ漫画に留まらず、二人の愛情や信頼関係が試される人間ドラマとしても楽しめる作品です。妊娠という要素を織り交ぜつつ、新婚夫婦のリアルな葛藤と快楽を描いたストーリーテリングは、前作からさらに進化していると感じます。
キャラクターの魅力:ミユリと夫の掛け合い
主人公・春里ミユリは、童貞キラーとしての自信満々な性格と、夫への一途な愛情が同居した魅力的なキャラクターです。彼女の「こんなにえっちで可愛いのに!?」という自負心は、読者に共感と笑いを誘います。一方で、夫への嫉妬や不安を隠さない姿は、彼女の人間らしい一面を見せ、感情移入しやすい存在にしています。
対する夫は、ムキムキで絶倫、巨根という「完璧すぎる童貞」像を体現したキャラクター。前作でミユリを完堕ちさせた彼ですが、本作では彼女への深い愛情と気遣いが強調されています。特に、ミユリの性欲に無理やり付き合うのではなく「休む時間も必要」と考える優しさは、彼の内面の成長を示しています。しかし、ミユリの挑発に我慢できず「明日が休みで良かった」と言い放ち、欲望を爆発させる姿は、彼の野生的な魅力も健在であることを証明しています。
この二人の掛け合いは、時にコミカルで、時に情熱的。ミユリの挑発が夫のスイッチを押し、結果として二人が快楽に溺れる展開は、読者を飽きさせません。
エロシーンのクオリティ:多彩で濃厚なプレイ内容
「Second Memory」のエロシーンは、その量と質において圧倒的です。55ページの本文の大半がセックスシーンに費やされており、読者は最初から最後まで濃厚なエロスに浸ることができます。特に注目すべきは、プレイ内容の多彩さ。イチャラブから始まり、フェラ、パイズリ、中出し、ポルチオ責め、アナル、コスプレと、次々に繰り出されるプレイはどれも丁寧に描かれています。
例えば、ミユリが夫を挑発した後に始まるセックスシーンでは、彼女の「淫語喘ぎ」や「ハート喘ぎ」が炸裂。妊娠中の体でありながら、夫の激しいピストンに連続絶頂する姿は、エロ漫画ならではの誇張された快楽表現が光ります。効果音の「パンパンパンパン!グポンッ!グポンッ!」も、臨場感を高める重要な要素。これにより、読者はまるでその場にいるかのような興奮を味わえます。
また、妊娠というテーマを活かした描写も秀逸です。ミユリの妊娠後期の体型がリアルに描かれつつ、それがエロティックな魅力に変換されている点は、作者の画力とセンスの高さを物語っています。コスプレ要素も取り入れられており、夫婦の絆を深めるスパイスとして機能しています。
ビジュアルと構成:読みやすさと満足感
本作のビジュアルは、モノクロながらもキャラクターの表情や体の動きが非常に生き生きと描かれています。ミユリの挑発的な表情や、夫のスイッチが入った瞬間の鋭い目つきなど、細かな感情表現が読者の心をつかみます。セックスシーンでは、体のラインや動きが滑らかで、特にポルチオ責めやアナルの場面では、アングルの工夫が光ります。
61ページというボリュームも、ストーリーとエロのバランスが取れており、満足感が高いです。表紙のカラーイラストはミユリの魅力が詰まっており、告知イラストも含めて作品全体の雰囲気を補完しています。PDF同梱なので、デバイスを選ばず楽しめるのも嬉しいポイントです。
前作との比較と読者へのおすすめポイント
前作「OneMore!」では、ミユリと夫の出会いと「敗北」の過程が描かれ、純粋なエロスとパワーバランスの逆転劇が楽しめました。一方、「Second Memory」は新婚生活と妊娠という新たなフェーズに焦点を当て、二人の関係性の進化を描いています。前作が「征服」の物語だったのに対し、本作は「愛と快楽の共存」をテーマにしており、より深い感情が感じられる作品に仕上がっています。
前作未読でも楽しめる設計ですが、出会いの経緯やミユリが夫に堕ちる瞬間を知りたい読者には、前作を先に読むことをおすすめします。そうすることで、「Second Memory」のすれ違いや情熱がより一層際立つでしょう。
総評:エロと愛情の絶妙なブレンド
「童貞大好き女学生ちゃん、絶倫童貞に敗北する―Second Memory―」は、エロ漫画としての濃厚さと、夫婦の愛情を描いたストーリー性を兼ね備えた傑作です。ミユリと夫のすれ違いから生まれるコミカルな展開と、それを解消する激しいセックスシーンは、読者を最後まで引き込みます。多彩なプレイ内容と高い画力も相まって、エロ漫画ファンはもちろん、イチャラブ好きにもおすすめできる一冊です。
妊娠というテーマを扱いつつ、決して重くなりすぎず、軽快なタッチで描き切った「まかろんシュガー」さんの手腕に脱帽です。夫婦の絆と快楽を求める全ての人に、この作品をぜひ手に取ってほしいと思います。
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