「淫魔学園陸上部」



「淫魔学園陸上部」
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元金メダリストの主人公、佐藤健太は、国際大会で輝かしい記録を残した過去を持つ三十歳の男性だった。引退後、指導者として新たな道を模索していた彼に、突如として届いたのは莫大な報酬を約束する謎めいたオファー。相手は「淫魔学園」と名乗る私立機関で、陸上部のコーチ就任を懇願された。好奇心と金銭的誘惑に負け、健太は学園の門をくぐる。
学園は霧に包まれた山奥にあり、周囲を結界が守護していた。校長は妖艶な美女で、長い銀髪をなびかせながら健太を迎えた。「あなたを淫魔の姿に変身させますわ。これで部員たちと溶け込めます」。校長の指先から放たれた紫色の光が健太を包み込み、体が熱く疼いた。鏡に映る自分は、鋭い角が生え、尻尾が揺れ、肌が絹のように滑らかになった淫魔の男性像。力は増幅され、感覚は鋭敏に研ぎ澄まされたが、心は人間のままだった。
陸上部は二十人以上の部員で賑わい、全員が十八歳以上の淫魔たち。彼女たちは人間界のエネルギーを糧とする存在で、走ることで体内の力を高め、互いに影響を与え合う習性を持っていた。健太はコーチとして熱血指導を開始した。朝のグラウンドは朝露に濡れ、部員たちの息が白く立ち上る。「もっと膝を高く上げろ! フォームを崩すな!」健太の声が響き、彼女たちは汗を飛び散らせてトラックを疾走した。リレー練習ではバトンが滑らかに繋がり、跳躍では砂場に美しい弧が描かれる。健太の過去の経験が活き、部員たちのタイムは目に見えて向上した。
しかし、そんな日々の中で、一人の部員が健太の視線を捉えて離さなかった。名前は綾香。黒髪をポニーテールにまとめ、鋭い金色の瞳を持つ十九歳の淫魔。彼女は短距離のエースで、スタートダッシュの爆発力は部随一だった。練習中、綾香の視線は常に健太を追跡し、微かな笑みを浮かべていた。健太は変身の魔法を信じていたが、内心で不安を募らせた。
ある夕暮れ、練習後のグラウンドで事件は起きた。部員たちが寮に戻った後、健太は一人で器具を片付けていた。汗で濡れたユニフォームが体に張り付き、淫魔の体は人間時より敏感に反応する。そこへ綾香が現れた。「コーチ、ちょっと話があるんです」。彼女の声は低く、瞳が妖しく輝いた。健太が振り返ると、綾香は距離を詰め、指先で健太の胸を突いた。「あなた、人間ですよね。魔法の匂いがするわ」。
健太は動揺した。校長の魔法は完璧のはずだった。「何を言ってるんだ。俺は正真正銘の淫魔だ」。だが綾香は笑い、尻尾を振って近づいた。「嘘はダメ。あなたの走り方、息遣い、全部人間のそれよ。私たち淫魔は本能でわかるの」。彼女の正体見破りは鋭く、健太の変身を一瞬で見抜いていた。淫魔の彼女はエネルギーを渇望し、特に人間の活力に敏感だった。
「黙っていてあげる。でも、条件があるわ」。綾香の瞳が熱を帯び、グラウンドの芝に膝をついた。夕陽が二人の影を長く伸ばす。「コーチの濃厚なエキスを、ちょうだい。口封じの代償よ」。健太は抵抗を試みたが、淫魔の体は本能的に反応し、下腹部が熱く膨張した。綾香の手が健太のユニフォームを滑らせ、露出した部分を優しく包み込む。彼女の唇が近づき、温かな息が触れる。「これで秘密は守られるわ」。
禁断の特別指導が始まった。グラウンドの土は柔らかく、二人の体温が混じり合う。健太は綾香の肩を抱き、彼女の動きに身を委ねた。綾香の舌が巧みに絡み、健太の体から溢れる活力が彼女の喉を滑り落ちる。汗の粒が飛び、吐息が重なり、芝の香りが鼻をくすぐる。綾香の瞳は満足げに細まり、「もっと、コーチの熱を」と囁く。健太は指導者としての理性と、淫魔の本能の狭間で揺れながら、彼女の要求に応じた。活力の交換は激しく、綾香の体が震え、健太の角が微かに光る。
やがて、綾香は唇を離し、満足の笑みを浮かべた。「これで口封じ完了。明日からもっと厳しく指導してね」。彼女は立ち上がり、尻尾を振って去っていった。健太はグラウンドに座り込み、荒い息を整えた。学園の秘密は守られたが、これは始まりに過ぎなかった。
翌日から、綾香の態度は変わった。練習中、彼女は健太にだけ特別な視線を送り、タイムをさらに縮める。部員たちは気づかず、健太の指導を称賛した。だが、夜のグラウンドで二人は再び出会う。綾香は「追加の指導をお願い」と言い、健太を誘う。汗まみれの体が密着し、活力のやり取りが深まる。綾香の肌は滑らかで、健太の指が沈む感触が忘れられない。
やがて、他の部員たちも異変に気づき始める。副キャプテンの美玲、二十歳の長距離ランナーは、健太の指導中に微かな人間の香を感じ取った。「コーチ、何か隠してる?」と尋ねるが、綾香が巧みに誤魔化す。美玲も淫魔の好奇心から、健太に近づく。ある雨の日の室内練習で、美玲は健太をロッカールームに連れ込み、「私にも特別指導を」と囁く。濡れたユニフォームが剥がれ、互いの体温が交わる。美玲の長い脚が健太を絡め、活力が彼女の体を満たす。
部員たちは次々と健太の秘密に気づき、口封じの代償を求める。跳躍担当の彩花、十八歳の活発な淫魔は、砂場で健太を押し倒す。「コーチのエキスでジャンプ力アップよ」。彼女の動きは跳ねるように軽やかで、健太の体を翻弄する。リレー担当の四人組も、夜のトラックで輪になって健太を囲む。それぞれの唇と手が健太の活力を分け合い、グラウンドは吐息と汗の海となる。
健太は当初、抵抗を試みたが、淫魔の体は快楽に慣れ、指導者としての情熱が新たな形に変わる。校長は遠くから微笑み、「これが学園の伝統よ」と呟く。部員たちのタイムは飛躍的に向上し、大会では優勝を重ねる。健太の活力は彼女たちの力となり、互いの絆を深める。
物語はクライマックスへ。全国大会前夜、部員全員がグラウンドに集まる。「コーチのおかげでここまで来れた。みんなで感謝の特別指導を」。月明かりの下、二十人以上の体が絡み合う。汗の飛沫が輝き、吐息がハーモニーとなる。健太の角が最大限に光り、活力が波のように広がる。綾香が先導し、「コーチのすべてを分け合おう」と叫ぶ。夜は果てしなく続き、学園の秘密は永遠に守られる。
健太は人間に戻る日を夢見つつ、この世界に魅了されていく。淫魔学園の陸上部は、走りと活力の融合で最強のチームとなった。禁断の指導は続き、新たな部員が加わるたび、物語は広がる。

