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「ズボラ姉(配信者)が誤爆エロバズしたから開き直って姉弟でエロ配信する枠」

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撮高レイ(本名:高戸玲、22歳)は、配信者として活動を始めて2年目の若者だ。雑談やゲーム配信を中心に、視聴者との気軽なやり取りを楽しみながら活動しているが、思うように人気は伸びない。コメント欄には心無い言葉が並び、時には鋭い批判が胸に刺さる。「もっと面白いことしろよ」「こんな配信、誰も見ないよ」――そんな言葉に、玲は内心イライラを募らせていた。配信を終えるたびに、疲れと苛立ちが心に重くのしかかる日々が続いていた。

玲の唯一のストレス発散法は、弟の翔(18歳)と過ごす特別な時間だった。両親を早くに亡くし、姉弟で支え合ってきた二人。玲は大学を中退し、配信業で生計を立てながら、翔の生活を支えている。翔は姉に感謝しつつも、経済的に依存している立場から、玲の提案を断れない状況にあった。二人の関係は、世間一般の姉弟の枠を超え、互いの心の隙間を埋めるような親密な時間を共有していた。玲にとって、この時間は日々のストレスを忘れ、心の平穏を取り戻す大切なひとときだった。

玲にはもう一つの趣味があった。それは、日常の何気ない瞬間をカメラに収めること。風景や街並み、そして時には翔との特別な時間を記録していた。彼女はこれらの映像をプライベートなコレクションとして保存し、ひとりで振り返っては心の安らぎを得ていた。映像を編集しながら、彼女は自分だけの世界に浸るのが好きだった。

しかし、ある日の出来事が玲の人生を大きく変えた。ズボラな性格が災いし、配信ソフトの設定を誤ったまま、翔との親密な時間をうっかり生配信してしまったのだ。画面には二人の姿が映し出され、視聴者数が急上昇。コメント欄は驚きと興奮の声で埋め尽くされた。玲は画面を見つめ、顔が真っ赤になるのを感じた。恥ずかしさと後悔でパニックに陥り、配信を止めようと焦ったが、指が震えて思うように動かない。

ところが、事態は予想外の方向に進んだ。誤爆配信は瞬く間に拡散され、過去にないほどの視聴者数を記録。玲の配信チャンネルは一夜にして「バズった」。コメント欄には称賛や驚きの声が溢れ、彼女の承認欲求が満たされていくのを感じた。恥ずかしさは薄れ、代わりに湧き上がってきたのは、これまでにない高揚感だった。「こんなに注目されるなんて…」と、玲の心は熱を帯び、理性よりも感情が先行した。

その勢いのまま、玲は大胆な決断を下した。翔をそばに呼び、再びカメラの前に立った。二人は視聴者の前で親密な時間を共有し、玲は開き直った。「これが私のスタイル」と腹をくくり、視聴者の反応を楽しみながら配信を続けた。コメント欄はさらに盛り上がり、視聴者数は過去最高を更新。玲の心は、初めて味わう「認められる」喜びに満たされた。

しかし、配信を終えた後、玲の心には複雑な感情が残った。視聴者の称賛は心地よかったが、翔との関係を公に晒したことへの後ろめたさもあった。翔は黙って姉の決断を受け入れていたが、その表情にはどこか戸惑いが垣間見えた。玲は自分に問いかけた。「これで本当にいいのか? 私は何を求めているんだろう?」

それでも、玲は配信を続けることを選んだ。視聴者の声に応えることで、自分を肯定できると感じていたからだ。彼女は新たなスタイルを確立し、親密な時間を軸にしたライブ配信に注力し始めた。視聴者数は増え続け、玲のチャンネルは一躍人気となった。しかし、心の奥底では、翔との関係や自分の選択に対する葛藤が消えることはなかった。玲はカメラを通じて世界と繋がりながら、自分自身と向き合う旅を始めたのだった。