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▶【新刊】「ほろ宵いと夏のせい 〜sunset〜」ケレンメ

リゾートバイト(キャバ)で島に来た光空(ひかり)と、島に住む青年・海斗(かいと)。夜の海で落っこちてずぶ濡れになるドタバタな出逢いから、ひと夏の淡い関係はスタート。島のおすすめスポットを案内するという健全なカンケーは、野外えっちで一気に発展♪

「ほろ宵いと夏のせい 〜sunset〜」

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「ほろ宵いと夏のせい 〜sunset〜」

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リゾートバイトで南国離島にやってきた大学生の光空(ひかり)は、都会の喧騒を逃れ、夏の開放感を求めてキャバクラのアルバイトに挑戦中。日中はビーチで客を呼び込み、夜はネオンに照らされた店内で笑顔を振りまく日々を送っていた。そんな彼女の前に現れたのが、島で漁師を手伝う青年・海斗(かいと)。日焼けした逞しい体躯と、穏やかな笑顔が印象的な地元っ子で、島の風土に溶け込んだような存在だ。

二人の出会いは、まるでコメディ映画のようなドタバタ劇だった。バイト帰りの夜、光空は酔った勢いで波打ち際を歩き、足を滑らせて海にドボン。冷たい波に飲み込まれ、慌てふためく彼女を、海斗が漁の帰りに見つけ、素早く引き上げてくれた。ずぶ濡れのブラウスが肌に張り付き、恥ずかしさのあまり真っ赤になる光空。海斗はタオルを差し出しながら、「島の夜は油断できないよ」と優しく笑う。その瞬間から、互いの視線が絡みつき、淡い予感が芽生えた。

翌日から、海斗は「島の魅力を知ってもらおう」と、光空を連れ回すことに。青く輝くビーチ、隠れた滝壺、椰子の木陰の秘密の洞窟――健全なガイドのはずが、熱帯の湿気と夏の陽射しが二人の距離を急速に縮めていく。ある夕暮れ、波音が響く岩場で、海斗の指先が光空の腰に触れた瞬間、抑えきれない衝動が爆発。野外での情熱的な一夜が、二人の関係を一気に加速させた。月明かりの下、砂浜に転がる波のように、互いの体を貪り合う。そこからはもう、ヤリたい放題の快楽の渦。朝の漁港の物陰で、昼間の森の奥で、夜のキャバの裏手でさえ、二人は我を忘れて絡みつくのが日常茶飯事。光空の都会的な大胆さと、海斗の島育ちの野性味が、絶妙に噛み合い、毎回の逢瀬は新鮮な興奮に満ちていた。汗と潮の香りが混じり、息も絶え絶えの囁きが、夏の記憶を鮮やかに刻み込む。

だが、そんな甘美な時間に、終わりが近づいているのも二人ともわかっていた。光空の滞在は、夏休みのわずか二ヶ月だけ。バイトが終われば、東京の大学生活に戻り、二度とこの島に足を踏み入れる機会はないだろう。海斗は、そんな儚さを胸に秘めながらも、彼女に彼氏の有無を尋ねる勇気が出なかった。光空の笑顔の裏に、都会の男たちの影がちらつく気がして、ただ黙って体を重ねるしかなかった。

そして、最終日の夜。出会いのあの波打ち際で、二人は待ち合わせをする。満天の星空の下、静かな波音が寄せては返す中、光空は海斗の手を握り、声を震わせて告げた。「もうすぐ、帰っちゃうの。東京で、普通の日常が待ってる。でも、ここであなたと過ごした時間は、絶対に忘れない」。海斗の瞳に、抑えていた想いが溢れ出す。別れのキスは、いつもより切なく、激しく、二人は再び体を重ねるが、そこには今までとは違う、儚い熱が宿っていた。砂浜に崩れ落ちる光空の吐息が、夏の終わりを惜しむように長く響く。ふたりは、この夜を最後の記憶として、どんな言葉を交わすのか――。