はじめに
2025年3月28日に発売された赤セイリュウ先生の初単行本「まずはセフレから、どう？」（ワニマガジン社）が、アダルトコミックファンの間で話題沸騰中です！
『COMIC快楽天』『WEEKLY快楽天』『COMIC X-EROS』といった雑誌で活躍してきた赤セイリュウ先生が、満を持して放つこの一冊。
圧倒的な「実用性」と「無慈悲なハードプレイ」を謳う本作は、読者の期待を裏切らない濃厚な内容で、エロスを追求する全ての人に捧げられた珠玉の作品集です。
今回は、160ページにわたる7編の収録作品を徹底レビュー！ 赤セイリュウ先生の魅力と本作の読みどころを、たっぷりとお届けします。
赤セイリュウとは？ パワー系エロスの新星
赤セイリュウ先生は、ワニマガジン社の雑誌を中心に活躍する新進気鋭の作家です。デビューから約5年、独自の「パワー系エロス」を武器に、読者を虜にしてきました。
本作のあとがきで先生自身が語るように、収録作品はジャンルや雰囲気が多彩で統一感はないものの、それが逆に赤セイリュウ先生の幅広い表現力と挑戦心を物語っています。
その作風は、情緒的な恋愛やソフトなエロスとは一線を画す、ダイナミックで直球な性描写が特徴。キャラクターたちの「襲われたい」「ダメだとわかっていてもしたい」という背徳的な願望を、躊躇なく描き切る姿勢が、読者に強烈なインパクトを与えます。
本作は、そんな赤セイリュウ先生の集大成ともいえる一冊。初単行本ながら、すでに完成されたエロスの世界観を感じさせます。
.
.
本作のコンセプト：過激で実用的なエロスの極致
「まずはセフレから、どう？」の最大の魅力は、公式が掲げる「圧倒的実用性保証」という言葉に集約されています。
この単行本は、読者が求める刺激的なシーンを一切妥協せず提供することを目的としており、どの作品も「ヌきたい人」に向けた実用性を徹底追求。
収録作品は、処女アナルのパパ活、弱みを握られた優等生のセフレ関係、シングルマザーのAV復帰など、多様なシチュエーションで展開されますが、共通するのは「ハードプレイ」の精神。
過激なプレイが連続する一方で、キャラクターたちの感情や葛藤も丁寧に描かれており、単なる肉体的な描写に留まらない深みがあります。では、さっそく各作品の魅力を紐解いていきましょう！
収録作品レビュー：7つの物語が織りなすエロスの万華鏡
『初売り』
パパ活女子が主人公のこの作品は、不感症を自覚する彼女が「処女アナル」を売ることで新たな快感に目覚める物語。過激なテーマながら、赤セイリュウ先生の描くヒロインの心の揺れがリアルで、快楽に溺れていく過程が丁寧に描かれています。アナタも「普段のセックスには戻れない！」というヒロインの叫びに共感してしまうかも？ ハードな描写の中にも、どこか人間味を感じさせる一作です。
『変態同士』
優等生美少女が弱みを握られ、「セフレになって欲しい」と懇願するシチュエーションは、背徳感の塊！ 「本当の私はド変態です」と告白するヒロインのギャップがたまらなく、読者を興奮の渦に巻き込みます。赤セイリュウ先生の得意とする「変態性」を全開にした作品で、心理的な駆け引きと肉体的な激しさが絶妙に融合しています。
『熟成ラブ』
ポリネシアンセックスを通じて愛と身体を育んできたヒロインが、横取りを企む男に翻弄される物語。愛と裏切り、快楽と葛藤が交錯する展開は、本作の中でも特にドラマチック。赤セイリュウ先生の描く熟女の色気が炸裂し、読者を濃密な世界に引き込みます。
『かたくな兄妹』
ナマイキな妹をチ●ポで「性敗」する兄の物語は、禁断の関係を描いた過激な一作。怒りとムラムラが交錯する兄の心情描写が秀逸で、妹の生意気な態度が徐々に崩れていく過程は、まさに赤セイリュウ節全開。タブーを破るスリルと快感が存分に味わえます。
『あこがれの先輩』
後輩男子からの愛の告白を受けつつ、教師との関係を断ち切れない先輩女子の物語。純粋な恋愛と肉欲の間で揺れるヒロインの心情が、赤セイリュウ先生の繊細な筆致で描かれます。過激なシーンの中にも切なさが漂い、読後には複雑な余韻が残ります。
『リターン・ママ』『リグレット・ママ』
シングルマザーが息子のためにAV復帰する連作は、本作の白眉。仕事がどんどんハードになっていく中での母親の葛藤と覚悟が、読者の心を強く打ちます。赤セイリュウ先生は、過激なプレイだけでなく、キャラクターの人間ドラマにも力を入れており、この2作はその集大成といえるでしょう。
赤セイリュウの作画力：エロスと感情の融合
赤セイリュウ先生の魅力は、ストーリーやシチュエーションだけでなく、圧倒的な作画力にもあります。
キャラクターの肉感的な身体、汗や体液の質感、表情の変化――どれもがエロスを最大限に引き立てる要素として機能しています。
特に、ヒロインたちの「快楽に溺れる瞬間」の表情は、読者の心を鷲づかみに。過激なシーンでも品の良さを失わないのは、先生の丁寧な描き込みによるものでしょう。
また、背景や小物の描写にもこだわりが見られ、物語の世界観をしっかりと構築。たとえば『熟成ラブ』の濃密な雰囲気や『リターン・ママ』のAV撮影現場のリアリティは、細部の作り込みがあってこそ。エロスとストーリー、両方を高いレベルで両立させる赤セイリュウ先生の力量に脱帽です。
本作のターゲットとおすすめポイント
「まずはセフレから、どう？」は、ハードなエロスを求める読者に最適な一冊です。
特に、背徳感やタブーをテーマにした作品が好きな方、濃厚なプレイ描写に実用性を求める方にはたまらない内容でしょう。
一方で、キャラクターの心理描写やドラマチックな展開にも重きを置いているため、単なるエロ漫画を超えた読み応えがあります。
おすすめポイントをまとめると：
-
多彩なシチュエーション：パパ活、セフレ、兄妹、熟女、AVなど、幅広いテーマで飽きさせない。
-
実用性抜群のハードプレイ：過激な描写が連続し、読者の期待に応える。
-
人間ドラマの深み：キャラクターの葛藤や成長が物語に厚みを与える。
-
赤セイリュウの作画力：肉感と感情を融合させた圧巻のビジュアル。
気になる点と総評
強いて気になる点を挙げるとすれば、赤セイリュウ先生自身があとがきで触れている「作品の統一感のなさ」が、読者によっては好みを分けるかもしれません。各作品が異なるジャンルやトーンで描かれているため、特定のシチュエーションに特化した単行本を求める方には、少し散漫に感じられる可能性も。ただし、これを「多彩さ」と捉えれば、むしろ本作の大きな魅力となります。
総評として、「まずはセフレから、どう？」は、赤セイリュウ先生の初単行本にふさわしい、圧倒的なエネルギーとエロスに満ちた作品集です。ハードなプレイと人間ドラマが見事に融合し、読者を興奮と感動の両方で満たしてくれます。アダルトコミックとしての「実用性」はもちろん、物語としての読み応えも保証済み。赤セイリュウ先生の今後の活躍を予感させる、記念碑的な一冊です。
購入情報と最後に
本作は、ワニマガジン社の公式ストアやとらのあな、FANZAブックスなどで購入可能。価格は1,320円（税込）で、電子版は5月上旬に配信予定です。 アダルトコミック初心者からベテランまで、すべてのエロス愛好者に自信を持っておすすめします！
赤セイリュウ先生の「パワー系エロス」に心を奪われた方は、ぜひ本作を手に取って、その新境地を体験してください。あなたのお気に入りの一作が、きっと見つかるはずです！
