「密かに好きだった男友達みたいな巨乳幼馴染が他の男と付き合いそうになったので慌ててチンポで告白した」
==========================
密かに好きだった男友達みたいな巨乳幼馴染が他の男と付き合いそうになったので慌てて身体で告白した
七瀬楓は、俺が物心ついた頃からずっと隣にいた。同じ団地で育って、幼稚園から小学校、中学までずっと一緒だった。見た目はすごく可愛いのに、本人はそれをまるで武器にしない。髪はいつもポニーテールで、服も動きやすいジャージかTシャツばっかり。化粧なんてしたことないし、恋バナにも興味なさそうにしてた。だから俺たちは、完全に男友達みたいな距離感だった。
一緒にゲームしたり、コンビニで変な味のアイス買い占めたり、夜中に公園のブランコでだべったり。そういう時間が当たり前すぎて、俺は楓のことを「特別」だなんて意識しないようにしてた。でも、気づけばもう何年も、楓の横顔を見るたびに胸がざわついてた。笑うときのえくぼとか、ちょっと拗ねたときの下唇とか、走ると揺れる胸のラインとか……全部、俺だけがちゃんと見てきたと思ってた。
だから、いつか絶対に俺から言うんだって決めてた。ちゃんと気持ちを整理して、楓がびっくりしないように、でも絶対に伝わるように。
……そう思ってたのに。
「ねえ、聞いてよ」
昼休み、いつもの屋上のフェンス際で、楓が唐突に切り出した。
「サッカー部の梶原先輩に、告られたんだよね」
一瞬、頭が真っ白になった。
梶原って、あの三年のイケメンエースだろ。女の子にモテまくってるって噂の。しかも周りの友達が「絶対付き合った方がいいよ!」って煽ってるらしい。楓は少し照れくさそうに笑いながら、「どうしようかなぁ」なんて言ってる。
冗談じゃない。
楓の全部、俺が一番知ってる。朝が苦手で目やにだらけの顔も、寝ぼけて変な声出すところも、好きなアイスの味も、泣いたあとの鼻の赤さも。全部、俺だけが知ってるはずだったのに。
他の男なんかに、絶対渡さない。
放課後、楓を家の近くの公園に呼び出した。もう我慢できなかった。夕暮れのオレンジ色の空の下、ブランコがギィギィって音を立ててる。楓はいつもの無防備な格好で来て、首を傾げた。
「どしたの急に?」
言葉が詰まった。頭の中で何度も練習した告白なんて、全部吹っ飛んだ。
代わりに、俺は楓の手を掴んで、公園の奥の物置小屋みたいなところに連れ込んだ。鍵はかかってなかった。薄暗くて、ちょっと埃っぽい。でももう、どうでもよかった。
「え、ちょっと……」
楓の声が震えた。でも逃げようとはしなかった。
俺は楓の肩を壁に押し付けて、顔を近づけた。息が熱い。楓の瞳が潤んでる。怖がってるんじゃない。びっくりしてるだけだって、わかる。
「……俺、ずっと好きだった」
やっと言えた。声が掠れてた。
「男友達みたいに思ってた? 違うよ。俺はずっと、お前が好きで、誰にも渡したくなくて……」
楓の目が大きく見開かれた。次の瞬間、俺はもう我慢できなくて、楓を抱きしめた。柔らかい身体が震えてる。胸が当たって、熱くて、頭が変になりそうだった。
「梶原先輩なんかに、絶対やだ……」
俺は楓の首筋に顔を埋めて、震える声で繰り返した。
「お前は俺の、俺だけの……」
楓の手が、ゆっくりと俺の背中に回ってきた。ぎこちなくて、でも確かに、抱きしめ返してくれた。
「……バカ。急に何」
小声で呟いた楓の声が、泣きそうだった。
「言ってくれなきゃ、わかんなかったじゃん……」
それで、全部が決まった。
俺たちは物置の中で、夕暮れが夜に変わるまで、ずっと抱き合ってた。言葉より先に、身体で気持ちを確かめ合った。楓の温もりが、震える息が、全部俺のものだって、やっとわかった。
次の日、楓は梶原先輩にちゃんと断りを入れたって聞いた。
理由は聞かなくても、わかってる。
俺たち、もう離れないから。

