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▶【新刊】「オタギャルカノジョができた理由-陽の章-」焼肉帝国

「オタギャルカノジョができた理由-陽の章-」

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ライブ会場の熱気がまだ体に残る中、ステージの余韻に浸りながら出口に向かっていた私。ふと隣に並んだ女の子が、握りしめたペンライトの色に目が止まった。あれ? あのキラキラしたデザイン……まさか、るかちゃの公式グッズ? 思わず振り返ると、そこにいたのは見覚えのある顔。クラスメイトの陽菜だった。

「え、陽菜? 同じクラスの……?」

彼女は一瞬キョトンとしてから、ニッコリ笑って手を振ってきた。「あー! あんたか! るかちゃ推し? 同担じゃん! 運命感じるわ~!」

陽菜は学校じゃ典型的な陽キャ女子。明るい茶髪をポニーテールにまとめ、いつも友達に囲まれて笑い声が絶えないタイプ。授業中もノートを取るよりスマホをチラチラ見てるし、私みたいな地味オタクとは正反対の存在だと思ってた。なのに、推しのるかちゃのライブでバッタリ。しかも、同じ「同担」として熱く語り合っちゃうなんて、夢みたいだった。

あの夜から、私たちの関係は少しずつ変わっていった。学校の廊下で目が合えば、こっそり「昨日の配信見た? るかちゃの新曲ヤバくね?」って囁き合う。休み時間に弁当を並べて、推しトークに花を咲かせる。陽菜の意外な一面――るかちゃのダンスを完璧に真似したり、限定グッズの収集術をプロ級に語ったり――に、どんどん引き込まれていく。彼女の陽気さが、私の内気な日常を少しずつ明るく染めていった。

そんなある放課後、陽菜が私の席に寄ってきて、いつもの笑顔で言った。

「ねえ、前に貸してくれたあのゲーム、クリアしちゃったよ。超面白かった! 返したいんだけど……今日、きみんち行ってもいい? ついでに、るかちゃの新PV一緒に観て語ろーよ!」

心臓がドキッと鳴った。家に? 陽菜みたいなキラキラ女子が、私の散らかった部屋に? 推し活の延長線上とはいえ、これは友達以上の何か……? 頰が熱くなるのを抑えながら、慌てて頷く私。きっと、これが新しいステージの始まりだ。

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