PR

▶【新刊】「母子ふたり暮らし 第二章『思春』」ふわとろおぱんちゅケーキ

「母子ふたり暮らし 第二章『思春』」

▶ 無料サンプルはこちら

 

 

 

 

「母子ふたり暮らし 第二章『思春』」

▶ 続きはこちら

 

 

 

 

 

==================================

母子ふたり暮らし 第二章『思春』

第一章で父の死別後、母・美咲と息子・悠斗のふたり暮らしが始まった。美咲は三十八歳、穏やかな笑顔と柔らかな曲線を湛えた肢体を持つ。悠斗は十九歳、大学に入学したばかりの青年。父の不在は静かに家を包み、ふたりは互いを支え合う日々を送っていた。第二章は、そんな日常に芽生える微妙な揺らぎを描くフルカラー三十三ページの長編である。

物語は春の朝から始まる。美咲が台所で朝食を整える姿を、悠斗は廊下の陰から見つめる。白いブラウスが朝陽に透け、肩の線が浮かび上がる。悠斗は胸の奥に熱い疼きを覚え、慌てて視線を逸らす。大学へ向かう電車の中で、彼は昨夜見た夢を思い出す。母の温もりが体を包み、甘い吐息が耳元をくすぐる夢。現実との境が曖昧になり、悠斗は自分の変化に戸惑う。

帰宅した悠斗は、美咲が風呂上がりの薄い寝衣姿でソファに座っているのを見る。濡れた髪から滴る水滴が鎖骨を伝い、布地が肌に張り付く。美咲は「今日は暑いわね」と笑い、扇風機の風を浴びる。風に揺れる布が一瞬だけ胸の輪郭を露わにし、悠斗は息を呑む。夕食の支度を手伝うふりをしながら、彼は母の背中に触れそうになる手を握りしめる。

夜、悠斗は自室で勉強に集中できない。母の部屋から漏れる灯りが気になり、そっとドアを開ける。美咲はベッドでうたた寝しており、シーツが腰までずり下がっている。月明かりに照らされた肩から背中への曲線が、悠斗の視線を釘付けにする。彼は一歩踏み出し、母の髪に指を触れさせる。柔らかな感触に心臓が高鳴る。美咲が小さく身じろぎし、悠斗は慌てて部屋に戻る。

翌朝、美咲は「最近、夢見が悪いのかしら」と悠斗に声をかける。彼女もまた、息子の視線に気づき始めていた。洗濯物を畳む美咲の手が止まり、悠斗のシャツから漂う若々しい匂いに頬が熱くなる。夕方、突然の雨に降られ、ふたりは軒下で雨宿りする。濡れた服が体に張り付き、美咲の胸のふくらみが透ける。悠斗は自分のジャケットを母にかけ、肩を抱くようにして雨をしのぐ。濡れた髪から滴る雨粒が美咲の首筋を伝い、悠斗の指先に触れる。

その夜、雷が鳴り、美咲は怖がって悠斗の部屋に駆け込んでくる。ふたりは同じベッドで寄り添う。雷鳴が遠ざかるにつれ、互いの体温が意識される。美咲の吐息が悠斗の首筋にかかり、彼は母の腰に手を回す。暗闇の中で、美咲の手が息子の胸に触れ、ゆっくりと下へ滑る。ふたりの唇が触れ合い、初めての口づけが交わされる。柔らかな感触に、悠斗は母の背中を抱きしめる。

翌朝、ふたりは気まずい空気の中で朝食を取る。美咲は「昨夜のこと、忘れましょう」と言うが、目が合えば頬が赤らむ。大学から帰った悠斗は、美咲が庭で洗濯物を干しているのを見る。風に揺れるシーツの向こうに、母のシルエットが浮かぶ。悠斗は後ろから抱きしめ、美咲は抵抗せずに体を預ける。庭の片隅で、ふたりは再び唇を重ねる。美咲の指が息子の背中を這い、悠斗の手が母の腰を強く引き寄せる。

夜、ふたりはリビングで向き合う。美咲は「これは間違っている」と呟くが、悠斗は「母さんを愛している」と告白する。美咲の涙が頬を伝い、ふたりはソファで抱き合う。服が一枚ずつ脱がされ、肌と肌が触れ合う。美咲の胸が悠斗の胸に押しつけられ、ふたりの吐息が重なる。悠斗の手が母の太腿を撫で、美咲の指が息子の背中を掻く。ふたりは互いの体を確かめるように愛撫を重ね、初めての結びつきを迎える。

事後、ふたりはベッドで寄り添う。美咲は「これからどうなるのかしら」と呟き、悠斗は「ずっと一緒にいる」と答える。翌朝、ふたりはいつも通りの朝食を準備するが、視線が交わるたびに微笑み合う。大学から帰った悠斗は、美咲が新しい下着を試着しているのを見る。レースの布が母の肌を包み、悠斗は再び母を抱きしめる。

第二章の終盤、ふたりは旅行に出かける。温泉旅館の露天風呂で、ふたりは湯に浸かる。湯気が立ち込める中、美咲の肩に湯が流れ、悠斗は母の背中に手を回す。湯の中でふたりは再び結ばれ、湯の音が吐息を包む。旅館の部屋で、ふたりは朝まで愛し合う。窓の外に広がる星空の下、ふたりは未来を誓う。

最終ページ、美咲は悠斗の胸に頭を預け、「あなたがいれば、もう寂しくない」と呟く。悠斗は母の髪を撫で、「ずっと守る」と答える。ふたりの手が絡み合い、第二章は静かに幕を閉じる。