「参篭 四 -上級国民の妻に種付けする方法-【NTR】」
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由緒正しき仁志宮家は、政界の重鎮たちや財界の有力者たちと深いつながりを持ち、その名は社会の頂点に君臨する象徴として知られている。古くから続くこの家系の荘厳な邸宅で、私は清掃員として日々働いている。埃を払い、床を磨き、静かにその豪奢な空間を整えるのが私の役割だ。しかし、私の心を最も強く捉えて離さないのは、この家の夫人――仁志宮二葉さんである。彼女の優雅な佇まい、穏やかな微笑み、そして上級国民の妻として放つ気品に、私は密かな恋心を抱いていた。叶わぬ想いだとわかっていても、毎日のように彼女の姿を遠くから眺め、胸に秘めた情熱を抑えきれなかった。
すべては前回の出来事から始まった。あの夜の密会――私たちは「参篭」と呼んだ特別な儀式を通じて、二葉さんと長女の一花さんを加え、互いの絆を深めた。あの時、私はついに二葉さんとの想いを成就させ、彼女に新たな命を宿す喜びを味わった。一花さんもまた、奔放な性格ゆえにその場に積極的に参加し、私の計画に協力してくれたのだ。仁志宮家の血筋を、私のものとして受け継がせる――それが私の野望だった。
しかし、物語はそこで終わらない。柴田のじいさん――私の遠縁の知恵者で、仁志宮家乗っ取りの黒幕でもある老紳士――が、次なる一手を提案してきた。「次は三女の三穂を加えるのだ。仁志宮家を完全に掌握するためには、三姉妹すべてを味方につけねばならん」。じいさんの目は鋭く輝き、その言葉に私は一瞬、胸がざわついた。三穂さんはまだ未婚で、純粋な心を持つ女性だ。彼女を手籠めにするなど、少々気が引ける。しかし、じいさんの言う通り、この機会を逃せば仁志宮家の支配は永遠に夢のまた夢となる。私は深呼吸をし、決意を固めた。「わかりました。三姉妹すべてを、私の伴侶として迎え入れます」。こうして、新たな「参篭」の準備が始まった。
じいさんの画策は綿密だった。まず、三穂さんを邸宅の庭園に呼び出す口実を整える。仁志宮家の伝統行事として、家族の絆を深める茶会を開催するのだ。私は清掃員の立場を活かし、裏で茶会の設営を担当。庭の池畔に雅やかな席を設け、桜の花びらが舞う中、三穂さんを自然に誘導する。彼女は姉たちのように華やかな人生を羨み、自分もいつか上級国民の伴侶となり、家族を築きたいと夢見ている。きっと、この茶会が彼女の心を開く鍵となるはずだ。
夜が訪れ、参篭の儀式が始まる。柔らかな灯りが邸宅の奥座敷を照らし、静かな調べが流れる中、二葉さんと一花さんがすでに待っている。二葉さんは穏やかに微笑み、「三穂も家族の一員として、共に歩みましょう」と優しく語りかける。一花さんは気の強い性格そのままに、「姉妹揃っての未来よ! あなたも私たちのように、幸せを手に入れなさい」と励ます。三穂さんは頰を赤らめ、戸惑いつつも姉たちの言葉に心動かされる。彼女の瞳には、憧れの結婚生活への渇望が映っていた。私は静かに近づき、彼女の手を取り、儀式の中心へ導く。初めての経験に緊張する三穂さんを、二葉さんと一花さんが優しく支える。互いの想いが交わり、仁志宮家の血を私の子孫として繋ぐ――その瞬間、三穂さんもまた、私の伴侶となった。
この成功により、仁志宮家の乗っ取り計画は着実に進む。じいさんは満足げに頷き、「これで三姉妹はすべてお前のもの。政界・財界のコネクションを操り、家を我らの手に」と囁く。私は二葉さんへの恋心を胸に、三姉妹の未来を思い描く。彼女たちは皆、私の子を宿し、上級国民の妻として輝き続けるだろう。清掃員の私が、ついに頂点に立つ日が近づいている。