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「エルフに淫紋を付ける本 LEVEL:9」

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エルフに淫紋を付ける本 LEVEL:9

エルフに淫紋を付けて心身を蕩けさせるオリジナルえろファンタジー第9弾!

【あらすじ】 深い森に抱かれたエルフの里を、闇夜に紛れて襲撃した謎の男――それが主人公だ。

彼は一夜にして数十ものエルフたちに、秘められた力を秘めた淫紋を刻み込んだ。

里の住人たちはその紋様の魔力に抗えず、弓の名手シルファもまた、甘く疼く衝撃に身を震わせながら、族長シエラディーナから新たな使命を告げられる。

『この男と共に、失われた宝玉を探し出せ』――そうして二人は旅に出た。

人間の町で輝く新たな宝玉を手に入れ、町に暮らすエルフ・ミスティを里へと連れ帰った主人公。

シルファと束の間の穏やかな日常を楽しみ、族長のもとで淫紋のレベルを上げるための修行に励む日々。

しかし、平穏は長くは続かない。

里の入り口に、異様な気配を纏った三人のエルフが現れたのだ。(ここまで前巻までのあらすじ)

新たなる来訪者たち――

その中の一人、銀髪を靡かせた女戦士エルフ・レーヴァは、族長シエラディーナと古くからの因縁があるらしい。

彼女の瞳に宿るのは、里全体を焼き払わんとする憎悪の炎。

「シエラディーナ……お前の里は、今日で終わりだ」

レーヴァの宣言とともに、里は戦場と化した。

弓を手に疾風のように駆けるシルファ。

淫紋の力で高まった感覚を頼りに、敵の矢を弾き、木々の間を縫うように跳躍する。

だが、敵は強かった。

レーヴァの傍らに控える双子のエルフ――リリアとルシアは、感覚遮断魔法の使い手。

視界を奪い、聴覚を封じ、触覚さえも麻痺させる闇の魔法。

主人公は一瞬にして世界を失い、膝をついた。

「くっ……これが、感覚遮断……!」

闇の中で、シルファの声だけが頼りだ。

彼女は淫紋の共鳴を頼りに、主人公の位置を正確に捉える。

「ここよ! 私の声に集中して!」

二人は背中合わせに立ち、互いの鼓動を確かめ合う。

淫紋が熱を帯び、肌を這うような甘い痺れが、感覚の空白を埋めていく。

レーヴァが嘲笑う。

「淫紋ごときに頼る里など、滅ぶが当然!」

彼女の剣が閃き、シルファの弓弦を断つ。

だがその瞬間、主人公は淫紋の力を最大限に解放した。

「シルファ、今だ!」

シルファの指先から放たれた光の矢が、リリアの肩を掠める。

双子の一人が悲鳴を上げ、魔法陣が揺らぐ。

感覚遮断の網に、ほんの一瞬の隙が生まれた。

主人公は闇の中で、シルファの手を掴んだ。

熱い。

淫紋の共鳴が、二人の体温を高め合う。

「シルファ……お前の鼓動が、俺の目になる」

彼女の頬が赤く染まる。

「恥ずかしいこと言わないで……でも、任せて」

二人は互いの体温を羅針盤に、闇の中を駆け抜けた。

リリアの魔法が解けた瞬間、主人公はレーヴァの懐に飛び込んだ。

「これで終わりだ!」

彼の指先が、レーヴァの白い喉元に触れる。

淫紋の刻印が、瞬く間に彼女の肌に浮かび上がる。

「なっ……これは……!」

レーヴァの身体が震え、剣が地面に落ちた。

淫紋の甘い衝撃が、彼女の全身を駆け巡る。

「シエラディーナ……私は……」

憎悪の炎が、別の熱に塗り替えられていく。

里は静寂を取り戻した。

族長シエラディーナは、膝をついたレーヴァを見下ろし、静かに告げる。

「昔のことは水に流そう。里に留まるか、それとも――」

レーヴァは、淫紋の余韻に震えながら、初めて微笑んだ。

「……里の風、悪くないわね」

一方、双子のリリアとルシアは、主人公に捕らえられていた。

「感覚遮断魔法の使い手、か……面白い」

主人公は二人を見据え、指先を翳す。

「次は、お前たちだ」

双子は顔を見合わせ、頬を染めた。

「私たち……同時に、刻まれちゃうの?」

淫紋の光が、二人の白い肌に重なり合う。

里は新たな仲間を迎え、淫紋の輪はさらに広がっていく。

シルファは主人公の胸に寄り添い、小さく呟く。

「また、増えちゃった……でも、みんな幸せそう」

主人公は彼女の髪を撫で、微笑んだ。

「これが、俺たちの里だ」

しかし、物語はまだ終わらない。

レーヴァの背後には、さらなる影が――

次巻、LEVEL:10へ続く。