『ぼくの下宿性活について3』
———
従姉のおねえちゃん『ゆきねえ』のやっている下宿でお世話になることになった僕。
だけど待ち受けていたのはただの下宿生活とは到底言えないような、
住民たちとのえっちな’性’活だった……。
下宿の管理人である『ゆきねえ』、下宿の住民である『萩果さん』のふたりと
関係を持つ生活が当たり前になった頃、
住民である『桃実さん』が下宿に帰ってきた。
桃実さんは、派手な見た目だけど料理上手でいつも明るい。
ある日学校にお弁当を届けに来てくれた桃実さんと
人気のない場所で──。
「あたしも千草と仲良くなりたい。お願い、千草…。」
ふたりとの性活はとうぜん桃実さんにもバレていた…。
女の人の…欲の滲んだ瞳。ゆきねえや萩果さんと同じ…。
この目で見られると、抗うことはできなくて…。
ゆる女性上位、リードしてくれるおねえさんが好きな人向け。
本文36p(予定)
シリーズ3作目です。
ゆきねえ、萩果さんとのエロシーンも有ります。
———
大学進学を機に上京した僕は、都心から少し離れた閑静な住宅街にある古い木造の下宿屋「桜荘」に入居した。家賃が安い代わりに、大家のルールは厳しい。夕食は全員で囲むこと、夜遅くの外出は控えること、そして「互いを尊重する生活」を心がけること。僕が割り当てられたのは二階の角部屋。窓からは小さな庭と桜の木が見えた。桜荘には僕を含めて五人の住人がいた。大家の未亡人である美咲さんは四十代半ばだが、若々しく優しい笑顔の持ち主で、まるで母親のように皆の面倒を見てくれる。隣の部屋には同じ大学の文学部に通う三年生の先輩、涼子さんが住んでいた。静かで本好き、時折見せる柔らかな眼差しに僕はすぐに心惹かれた。一階には明るい性格の短大生・あかりちゃんと、謎めいた雰囲気の会社員・遥さんが暮らしていた。下宿生活は新鮮だった。朝は美咲さんが作る味噌汁の香りで目が覚め、夜は皆で食卓を囲んで他愛もない話をした。涼子さんとは帰り道が同じになり、書店に寄ったり公園で文学の話をしたりするうちに、自然と距離が縮まっていった。彼女の穏やかな声と、時折見せる寂しげな横顔に、僕は気づけば毎日のように彼女のことを考えていた。しかし生活は単調ではなかった。あかりちゃんの無邪気な明るさが僕をからかい、遥さんは夜中に庭で一人煙草を吸いながら遠い目をしている姿を偶然見てしまう。美咲さんは亡くなった夫の話をするときだけ、静かに目を伏せた。皆それぞれに抱える想いや過去があった。僕自身も、田舎を離れた寂しさや将来への不安を、誰にも言えずに抱えていた。ある雨の夜、涼子さんが体調を崩した。僕は看病を申し出て、彼女の部屋で初めて長く話をした。彼女は大学で挫折した夢と、家族との確執を静かに語った。僕は自分の未熟さを恥じながらも、ただそばにいたいと思った。美咲さんもまた、僕に「ここは皆の居場所だから」と優しく教えてくれた。季節が巡るにつれ、桜の花が咲き、散り、夏の風鈴が鳴り、秋の落ち葉が庭を染めた。僕の心は少しずつ、特定の誰かではなく、この下宿屋に住む人々全員への深い愛情へと変わっていった。涼子さんとの穏やかな恋心、あかりちゃんの純粋な友情、遥さんの静かな信頼、そして美咲さんの包容力。それぞれが違う形で僕を支え、成長させてくれた。やがて僕は気づく。この下宿生活は、単なる住む場所ではなく、僕が初めて本当の「つながり」を学んだ大切な時間だったことを。誰かを想うことの温かさ、誰かに想われることの優しさ、そして互いの人生にそっと寄り添うことの尊さを。卒業が近づく今、僕は静かに思う。
この桜荘で過ごした日々は、きっと一生の宝物になるだろうと。
この桜荘で過ごした日々は、きっと一生の宝物になるだろうと。
『ぼくの下宿性活について3』
.

