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【猛烈】『女友達の斎藤さん6 〜最後の最後まで出し放題の真夏のめちゃシコ学園生活〜』安眠大食猫休亭

『女友達の斎藤さん6 〜最後の最後まで出し放題の真夏のめちゃシコ学園生活〜』

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『女友達の斎藤さん6 〜最後の最後まで出し放題の真夏のめちゃシコ学園生活〜』

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第一章:太陽と図書室と、気安すぎる関係

青空がどこまでも高く広がり、強い日差しがキャンパスの緑を鮮やかに照らし出す八月。専門課程の講義や研究に追われる大学生の主人公・和樹(かずき)は、連日の猛暑と提出課題の山に頭を悩ませていた。そんな彼の日常において、最大の清涼剤であり同時に一番の騒がし手でもあるのが、同じ学部で学ぶ親しい女友達の斎藤(さいとう)さんであった。
斎藤さんは明るくさっぱりとした性格で、誰とでも物怖じせずに接することができる周囲の人気者だ。和樹とは入学当初のグループワークで意気投合して以来、授業のノートを貸し借りしたり、学食で一緒にランチを食べたりする気心の知れた友人関係を続けていた。あまりにも距離感が近く、周囲からは「付き合っているのではないか」と冷やかされることも多かったが、当の二人にとっては互いに何でも話せる気楽な「親友」に過ぎず、そこに甘い恋愛の空気などが挟まる隙間はどこにもないように思われていた。
物語が動き出したのは、定期試験の直前に差し掛かったある真夏の午後のことである。二人はキャンパス内で最も涼しい場所である中央図書館の地下閲覧室にこもり、試験対策の勉強に励んでいた。冷房の効いた静かな室内で、窓から差し込む眩しい夏の光を感じながらペンを動かす時間。いつもは賑やかな斎藤さんも、真剣な表情でノートに向き合っている。
ふと、和樹が集中力を切らして息を吐いたとき、隣に座っていた斎藤さんが小さな欠伸をして、和樹の肩に突如として頭を預けてきた。徹夜で準備をしていた斎藤さんが、涼しさと安心感からついつい微睡(まどろ)んでしまったのだ。
「ちょっと斎藤さん、寝るなら椅子で……」
声をかけようとした和樹だったが、間近で見る彼女の穏やかな寝顔と、耳元で聞こえる規則正しい寝息に息をのんだ。いつもは軽口を叩き合う「気安すぎる女友達」の髪から漂う爽やかな柑橘系の香りと、肩に伝わる確かな体温。その瞬間、和樹の胸の中で今まで感じたことのない激しい鼓動が鳴り響いた。真夏の太陽の熱気とは明らかに異なる、身体の奥から熱くなるような感覚に、和樹は自分が彼女を単なる友人として見られなくなっていることに初めて気づくのだった。

第二章:夕暮れの屋上と、不器用な歩み寄り

図書室での出来事以来、和樹は斎藤さんと顔を合わせるたびにどこか緊張してしまうようになった。普段通りに接しようと努力するものの、会話の途中で目が合うと慌てて視線を逸らしてしまったり、声が上ずってしまったりと、明らかに挙動不審な態度をとってしまう。
勘の鋭い斎藤さんがその変化に気づかないはずがなかった。真夏の厳しい日差しが傾き、キャンパスがオレンジ色の茜雲に包まれる夕方、斎藤さんは和樹を校舎の屋上へと呼び出した。風が吹き抜ける屋上からは、遠くに見える街並みと夏の夕空が一景に広がっていた。
「最近の和樹、なんか変だよ。私、何か失礼なことでもしちゃった?」
斎藤さんは柵に寄りかかりながら、心配そうな、そしてどこか寂しげな瞳で和樹を見つめた。和樹にとって、彼女に隠し事をするのは最も難しいことだった。しかし、長年築き上げてきた心地よい「女友達」という関係性が壊れてしまうことを恐れる気持ちも強く、本当の理由を口にすることができない。
「いや、ただ試験の課題が多くて疲れているだけだよ。斎藤さんに落ち度なんてない」
誤魔化すように答えた和樹だったが、斎藤さんは納得いかない様子で一歩近づいてきた。
「嘘ばっかり。私と和樹の付き合いだと思ってるの? 何でも言い合えるのが私たちの良いところだったじゃない。もし私が原因なら、ちゃんと言ってくれないと悲しいよ」
斎藤さんの真っ直ぐな言葉と真摯な眼差しに触れ、和樹は自分の保身ばかりを考えていた浅はかさを恥じた。この真夏の太陽の下で、自分の胸に芽生えた新しい感情から逃げ続けることはできないと覚悟を決めた。
「……じゃあ、本当のことを言うよ。先週の図書室で、斎藤さんが僕の肩で寝ちゃった時から、ずっと調子が狂ってるんだ。君のことをただの友達だと思えなくなっちゃったんだよ」
沈む夕日を背に、和樹は絞り出すような声で自分の胸の内を明かした。静まり返る屋上に、風の音だけが響き渡る。思いがけない告白を受けた斎藤さんは目を見開き、みるみるうちに頬を夕焼け以上の赤さに染め上げていった。

第三章:夏祭りの夜と、新しい関係の始まり

和樹の告白から数日が過ぎた。気まずい沈黙が続くかと思われた二人だったが、試験期間が終了した開放感とともに、斎藤さんから一つの提案がなされた。それは、学園の有志が主催する夏のキャンパスフェスティバル(夏祭り)に二人で行かないか、という誘いだった。
当日の夜、提灯の明かりが華やかにキャンパスの広場を照らし、たくさんの人々や模擬店の屋台で溢れかえっていた。待ち合わせ場所に現れた斎藤さんは、普段のカジュアルな私服とは異なる清涼感のある涼しげな装いで、和樹の心を再び強く揺さぶった。
賑やかな屋台巡りを楽しみ、冷たいかき氷を分け合いながら食べる時間は、かつての気兼ねない友人同士の楽しさと、お互いを意識し合う甘酸っぱい緊張感が心地よく混ざり合った特別なものだった。
やがて祭りのクライマックスとして、グランドの向こう側の夜空に大きな打ち上げ花火が何発も打ち上げられた。ドンというお腹に響く重低音とともに、赤や緑、金色の光が夜空を鮮やかに彩る。見上げる人々の歓声の中で、斎藤さんがそっと和樹のシャツの袖を引っ張った。
「和樹、屋上で言ってくれたこと……すごく驚いたけど、すごく嬉しかったんだ」
花火の光に照らされた斎藤さんの横顔は、いつになく真剣で、そして美しかった。
「私ね、和樹と一緒にいる時間が一番自分らしくいられるの。それが『友達』だからだと思ってたけど、和樹が遠くに行っちゃいそうに見えた時、私にとっても和樹が特別な存在なんだって気づいたの。私をただの女友達じゃなくて、特別な一人として見てくれますか?」
斎藤さんの言葉は、花火の音を突き抜けて和樹の心にしっかりと届いた。和樹は温かい胸の高鳴りを感じながら、彼女の手を優しく、力強く握り返した。
「もちろんだよ、斎藤さん。これからもずっと、一番近くで隣にいてほしい」
夜空を焦がす大輪の花火の下、二人の距離はついに重なり合った。「女友達」という気やすかった肩書きを脱ぎ捨て、二人は新しい季節への一歩を踏み出したのだった。真夏の熱気と爽やかな風が、二人の門出を祝福するように静かに包み込んでいた。

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