「ヤリサーエロコスハロウィンに男は僕一人」
——————–
ヤリサーシリーズの 3作目です
(順番 1ヤリサー合宿に男は僕一人
→ 2ヤリサー新学期に僕の部屋はみんなのたまり場)
エロコスでエッチします!前回を踏まえた話の展開もあるのでぜひお楽しみに!
——————–
プロローグ:悪夢のパーティ招待状
都内のWEB制作会社で働く水野 悠真(みずの ゆうま・23歳)は、人前に出るのが少し苦手な気弱で真面目な新人デザイナーでした。
10月のある日、悠真はサークルのOGであり、会社でも頼れる先輩の神崎 莉乃(かんざき りの・26歳)から、ハロウィン当日に開かれるプライベートパーティに招待されます。
「悠真くん、今年のハロウィンパーティ、人数が足りないから絶対来てね! ドレスコードはコスプレだよ!」
先輩の頼みを断り切れず、控えめな黒猫の耳と尾をつけただけの簡易衣装で会場の貸し切りレンタルスペースへ向かった悠真。しかし、重い扉を開けた瞬間、彼は己の選択を激しく後悔することになります。
そこにいたのは、華やかでド派手なハロウィン衣装に身を包んだ美女たち――そして男性参加者は、なんと悠真一人だけだったのです。
遭遇:ハーレム状態という名の試練
「えっ……男って、もしかして僕だけですか!?」
狼狽する悠真を囲んだのは、イベントの主催者である莉乃をはじめ、魔女の衣装を着こなすスタイル抜群のモデル・美咲(みさき・24歳)、そしてゴスロリ風の吸血鬼衣装を纏った小悪魔的な雰囲気の大学生・小春(こはる・20歳)たちでした。
実は、元々来るはずだった男性陣が急な仕事で全員キャンセルとなり、結果的に「女性陣の中に男が一人のみ」という絶体絶命の状況が生まれてしまったのです。
「可愛い猫耳だね、悠真くん! 今夜は私たちがたっぷり可愛がってあげる!」
お酒が入ってテンションの上がった女性たちに囲まれ、ゲームの罰ゲームで写真を撮られたり、お菓子を口に運ばれたりと、揉みくちゃにされる悠真。圧倒的な華やかさと甘い香りに包まれ、彼の理性と心臓は破裂寸前でした。
しかし、賑やかな宴が続く中、悠真は主催者である莉乃が、みんなの輪から離れて時折寂しそうな顔でスマホを見つめていることに気づきます。
展開:秘密のベランダと、素顔の先輩
パーティが中盤に差し掛かり、参加者たちがカラオケで盛り上がっている最中、悠真は静かに部屋を抜け出し、夜風が吹き抜けるベランダへと向かいました。
そこには、賑やかな室内を背に、缶チューハイを手に一人佇む莉乃の姿がありました。普段の頼もしい「仕事ができる先輩」の面影はなく、どこか小さく儚げに見えます。
「莉乃先輩……こんなところでどうしたんですか?」
「あ、悠真くん……。ううん、ちょっと風に当たりたくて。……ごめんね、男一人にしちゃって。本当はもっと気楽なパーティにするつもりだったんだけどな」
莉乃は自嘲気味に微笑みました。実は、このパーティは莉乃が長年勤めた部署からの異動を控え、不安と寂しさを紛らわせるために企画したものだったのです。周りに気を使わせまいと明るく振る舞っていたものの、心の中は押し潰されそうになっていました。
「私ね、後輩の前では完璧でいなきゃって、ずっと無理してたのかも」
弱音を吐く莉乃の瞳に、うっすらと涙が浮かびます。
転機:魔法が解ける前の告白
普段自分を温かく指導し、守ってくれていた莉乃の真実の姿を知った悠真の胸に、強い想いが込み上げてきました。
悠真は勇気を振り絞り、莉乃の隣へ一歩踏み出すと、彼女の手をそっと包み込みました。
「莉乃先輩……無理なんてしなくていいんです。完璧じゃなくても、弱虫なところがあっても……僕は、ありのままの先輩が大好きです!」
突然の告白に、莉乃は目を見開いて絶句します。
「今日、男が僕一人で……最初はどうしようかと思いました。でも、莉乃先輩の本当の笑顔が見られるなら、僕はなんだってします。僕に……先輩を支えさせてください!」
黒猫の耳をつけた不器用な後輩の、真っ直ぐで力強い言葉。 莉乃の胸に溜まっていた緊張と不安が雪解けのように溶けていき、彼女の頬が赤く染まりました。
「……ずるいよ、悠真くん。そんな格好でカッコいいこと言われたら、本気にしちゃうじゃん」
莉乃は涙を拭うと、悠真の胸に優しく頭を預けました。甘いかぼちゃの香りが漂う夜風の中、二人の心は確かに重なり合ったのです。
エピローグ:特別なハロウィンの夜
ベランダから部屋に戻ると、察しの良い美咲や小春たちが「あれ〜? 二人とも顔が赤いんじゃない?」と悪戯っぽくニヤニヤしながら二人を迎えてくれました。
気まずそうに照れまくる悠真と、恥ずかしそうに悠真の袖をキュッと掴む莉乃。
「今夜のベストカップル賞は、満場一致でこの二人だね!」
みんなからの温かい拍手と歓声に包まれながら、悠真と莉乃は顔を見合わせて幸せそうに微笑み合いました。
災難から始まった「男一人のコスプレハロウィン」。 しかしそれは、憧れの先輩との距離を縮め、一生忘れられない最高の恋を引き寄せた、最高に甘い魔法の一夜となったのでした。
「ヤリサーエロコスハロウィンに男は僕一人」
.

