「真面目過ぎる彼女は部族の研究に夢中」
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大学の卒論のテーマを「自給自足2.0」と掲げた僕の彼女は、リアルな自給自足を体現するために僕も含めたゼミ仲間とインドネシアへ向かった。
メディアや研究者も歓迎している部族が多い中、あえて厳格な掟を守っているリクヅコ族の元を訪れた。
当初はある程度の持ち込み食料や衣服の自由さは確保されていたが、直前に来たメディアチームの人間がマナー違反をしたせいで、こちらの要求は全て却下されてしまった。
食料の持ち込みは拒否され、衣服は与えられた物のみ、扱いもリクヅコ族の若者と区別しないという条件に変わった。
同行していた皆はこの条件を受け入れられず、引き返してホテルを探そうと話す中、真面目な彼女は「文化を体験しに来たんだから尊重するのは当然」と言い出し、一人でも行く勢いだった。
慌てて僕も彼女についていこうとしたら、同行メンバーのもう一人・文太も行くと言い出した……

