『種付ライセンス〜女上司わからせ編〜』
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政府が少子化を防ぐため優れた遺伝子を持つ者に与えられる通称’種付ライセンス’を僕は手に入れた。
そしてこれを持つ者は誰とでも子作りを行う事が許可される。
ライセンスを持つ僕は特別枠として地元の有力企業へインターンシップに行くことになった。なんでもライセンスを持つ者は優秀な人材だと思われているらしい。
そこで出会ったのは美人女上司。
僕はライセンスを使って上司に種付けを試みるが…。
イラスト 南浜よりこ @minamihamayorik
シナリオ 小西翼
概要:『種付ライセンス〜女上司わからせ編〜』
本作は、徹底した合理主義と成果主義が支配する大手インフラ開発企業を舞台に、一切の妥協を許さない美貌の女性上司と、最難関の特別権限資格(ライセンス)を引っ提げて彼女に挑む若き気鋭の部下による、プライドと情熱が火花を散らす大人のオフィス・恋愛ストーリーである。
タイトルの「種付(たねつけ)」とは、ビジネスにおける「新たなプロジェクトの種を蒔き、独占的に育成する権利」のメタファーであり、「ライセンス」とは社内で圧倒的な発言権を持つ最高位のプロデューサー資格を指す。これまで冷徹に自分をあしらってきた女上司に対し、仕事の成果と男としての器量で「自分の正しさと実力を認めさせる(わからせる)」べく挑む主人公。ビジネスの場での主導権争いが、次第にプライベートな空間での甘やかな主従関係の逆転へと繋がっていく大人のロマンスがドラマチックに描かれる。
主な登場人物
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東雲 蓮(しののめ れん)
都市開発部の若手チーフプランナー。有能だが、上司である冴香からは「まだ独り立ちのレベルに達していない」と厳しく評価されていた。最高位ライセンスを取得し、彼女の心を揺さぶりにかかる。
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氷室 冴香(ひむろ さえか)
都市開発部部長。一切の無駄を省き、結果のみを評価する「鉄の女」として恐れられるエリート。完璧な自分に誇りを持っていたが、蓮の大胆な戦略と大人の魅力によって、徐々に心を奪われていく。
あらすじ
1. 牙城を崩すライセンスと、静かな宣戦布告
国内最大手のデベロッパー「グラン・インフラストラクチャー社」には、役員の推薦と厳しい審査をクリアした者だけに与えられる「グランド・マスター・ライセンス」という制度が存在した。このライセンスの保持者は、社内の如何なるプロジェクトにおいても最高決定権を持ち、直属の上司の命令すら上書きできるという絶大な特権を持っていた。
毎日、上司の氷室冴香から「あなたの提案には具体性が足りないわ。根本からやり直しなさい」と書類を突き返されていた東雲蓮は、密かにこの資格試験に挑み、最年少で合格を果たす。
「氷室部長。これからは、私の戦略に従って動いていただきます」
蓮がライセンスの証明書をデスクに提示した瞬間、冴香の完璧なポーカーフェイスが驚きと屈辱で激しく動揺した。自分を見下していた上司を「わからせる」ための、蓮の壮大なプロジェクトが幕を開けた。
2. オフィスでの逆転劇と、見え隠れする隙
プロジェクトの全権を握った蓮は、冴香に対してこれまでのお返しとばかりに、極めて的確、かつハードなタスクを次々と指示していく。冴香はプライドをかけ、悔しさに唇を噛み締めながらも、完璧に仕事をこなしていく。しかし、蓮の出す鋭い指示や、かつてないほどダイナミックな事業展開を目にするうちに、彼女の心の中に「部下としての蓮」ではなく「一人の男としての蓮」への強い敬意が芽生え始める。
ある日の深夜、二人きりで残業をしていたオフィス。長時間の激務による疲労から、冴香は立ち上がった瞬間に目眩を起こし、倒れそうになってしまう。咄嗟に蓮がその細い腰を力強く抱き留めた。
至近距離で交錯する視線。いつもは冷徹な冴香の瞳が、至近距離で見つめられる緊張と、自分の弱みを見せてしまった恥ずかしさで潤んでいる。衣服越しに伝わる彼女の確かな体温と、張り詰めたオフィスの静寂。蓮は彼女の耳元で静かに囁いた。
「無理をしすぎるのが、あなたの悪い癖です。これからはもっと、僕に身を委ねることを覚えてください、冴香さん」
初めて名前で呼ばれ、部下であるはずの蓮の圧倒的な包容力に気圧された冴香は、反論する言葉を失い、顔を真っ赤にして俯くことしかできなかった。
3. スイートルームでの夜、本音の降伏
プロジェクトは社史に残る大成功を収め、その祝勝会の夜、蓮は次なるステージとして、冴香を最高級ホテルの最上階にあるロイヤルスイートルームへと誘い出した。
夜景の光だけが差し込む静かな部屋。ジャケットを脱ぎ、少し着崩した姿の冴香は、ワインの酔いも手伝って、いつもの「完璧な上司」の仮面を維持できなくなっていた。
「あなたに……私の全てを上書きされているようで、癪に障るわ……」
悔しげに、しかしどこか甘えるような視線を向ける冴香に対し、蓮はゆっくりと距離を詰め、ソファに座る彼女の手をそっと握りしめた。ライセンスという権威ではなく、一人の男としての揺るぎない自信に満ちた態度で彼女を見つめる。
「あなたがどれだけ有能な上司でも、僕の前ではただの愛おしい女性です。それを今夜、本当の意味で『わからせて』あげます」
蓮の力強い腕に抱きすくめられ、拒むことのできない情熱的な口づけを交わした瞬間、冴香の心の中にあった頑ななプライドは完全に甘い幸福感へと溶けていった。彼女は蓮の胸に顔を埋め、これまで誰にも見せなかった従順な態度で、彼の熱い愛を受け入れるのだった。
4. 新たなオフィス・ライフ
翌朝、いつも通りビシッとスーツを着こなした冴香がオフィスに現れる。部下たちには相変わらず厳しい彼女だったが、蓮が書類を持って近づくと、その頬が一瞬だけ桃色に染まり、視線をそっと彷徨わせた。
オフィスでは有能な上司と部下、しかし二人きりになれば立場が完全に逆転する、誰にも言えない秘密の共犯関係。蓮の「わからせ」によって、冴香は仕事へのさらなる情熱だけでなく、一人の女性としての極上の幸福を知ることになった。二人の刺激的で甘やかなオフィスの物語は、これからもさらに深く織り上げられていく。
『種付ライセンス〜女上司わからせ編〜』
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